魯と孔子13ー三桓氏の変質ー 「牛人」をめぐる国際情勢(5), 叔孫豹の葬儀
前566年、魯は、対斉戦の要衝である費を城塞化した。費は、季孫氏の領地である。
この費の城塞化に功績をあげたのが、季孫氏の家臣である南遺(なんい)と、叔仲帯(しゅくちゅうたい)なる人物である。
叔仲帯は、人足は自分が何とかすると言って、費の城塞化を南遺に提案した人物であった。
功績をあげた2人は、前538年までに、季孫氏の家中で大きな発言力を持つようになっていた。
豎牛(じゅぎゅう)はこの2人に接触を図った。
この年、叔孫豹の葬儀が行われた。
激動の国際情勢の中で魯国の立