【神社の世界】#54 浅草寺
2021年
令和3年6月24日
浅草 浅草寺
日本を代表する観光地"浅草"の核となる寺院です。
ご本尊は観音様です。
とても古いお寺ですが、本堂、五重塔、仁王門などは、昭和20年の東京大空襲で焼失していますので、現在の建物は、戦後、たくさんの方々の寄進により再建されたものです。
雷門
浅草寺の入口は、風神・雷神と巨大提灯のある超有名な観光スポット"雷門"です。
いつもは人が多くて素通りしていましたが、こんなに立派な龍の彫刻が大提灯の底にあるとは知りませんでした。そして雷門再建に寄進した松下幸之助の名前が刻まれています。
仲見世
雷門から先は、仲見世と呼ばれる表参道です。観光客向けのお店がずらりと並ぶ商店街で、一年中お祭りのようです。
いつもは人が溢れている仲見世ですが、コロナ禍のなか閑散としていました。観光客が多過ぎるのも問題ですが、これは流石に寂しすぎます。早く日常が戻りますように。
仁王門
仲見世が終わると仁王門が登場します。
どしっと重量感たっぷりの門です。
五重塔
仁王門の左奥には、五重塔が聳え立っています。やはり五重塔は美しいです。
本堂
浅草寺のご本尊は、観世音菩薩(観音さま)です。浅草寺のことを"浅草の観音さま"と呼ぶのはこのためです。
ところで、仏様には階層があります。
高い方から菩薩、如来、明王、天部の四つです。
・菩薩
悟りを開いた者
観世音、弥勒、地蔵、文殊
・如来
菩薩になろうと努力している者
大日、釈迦、阿弥陀、薬師
・明王
如来の憤怒の化身
不動、金剛夜叉、朱雀、馬頭
・天部
より身近な守護・福徳の仏様
梵天、帝釈天、弁財天、鬼子母神
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