宝塚記念

第64回 宝塚記念[GⅠ]  

6月25日 阪神11R GⅠ  芝2200㍍ (右・内)17頭 予報:晴れ

  1. コース形態とラップ

  2. 出走馬

  3. データ要素

  4. 展開予想

  5. 予想


    現時点での中間発表

 

1.コース形態とラップ

~宝塚記念上り割合~
瞬発力戦 3  平坦戦 5  持続力 2
ペース次第で変わるので先行争いなどが肝心になるか

 スタートは4コーナーのポケット地点からとなり、1コーナーまで非常に長い直線があり、坂を2度超えるコースとなります。ジョッキーたちは最初の坂までに隊列をある程度決めたいところで、あまり激しい先行争いはしたくない。

続いてラップ分析であります!
素人ですのでそこそこの分析ですが…。(笑)

スタートして800mぐらいまでは同じようなペース形態ですが、それ以降は若干ペースが違うためその点で変化があれば。。。

宝塚記念の10年間平均ラップ

この10年間の平均をご覧ください^^
なんてことでしょう800m過ぎから残り400mぐらいまではずっとペースが上がり続けています。瞬発力勝負というより、長くいい脚を使える馬が有利なコース形態だということでしょう。このレース質が影響してか、サンデーサイレンス系の瞬発力勝負に向いている牡馬の成績は悪いわけです。ただサンデーサイレンス系牡馬を切るという事はするのか…?

 

2.出走馬


1枠1番 ライラック 牝4 Mデムーロ 美浦:相沢厩舎
脚質:追い込み 父オルフェーヴル 母エヴィーヴァブーケ

瞬発力勝負だと分が悪く、前走の目黒記念ではスローペースからの瞬発力勝負で、適正が合わなかったか。持久力が問われる今回の宝塚記念は適正的には良い。どうしても後ろからしか行けないタイプ。展開の助けは必要だが、昨年のエリザベス女王杯で2着に来ているため無視はできないが。
外有利になり過ぎて、各馬が外を意識した時のイン突きが出来れば面白そう。

今回のメンバーで一番名前が大好きな馬であります。
その一 宝塚歌劇団で現在公演中「ライラックの夢路」
    宝塚記念×宝塚歌劇団のサインか?
その二 北海道の特急で一度は乗ってみたい「特急ライラック」
※レースとは関係ない個人的な雑談です。

1枠2番 カラテ 牡7 菅原明 栗東:辻野厩舎
脚質:追い込み 父トゥザグローリー 母レディーノパンチ

阪神競馬場よりも東京コースで大きくスライドして速度に乗るコースの方が合う。前走は鳴尾記念9着だが、直線も短い阪神内回りで直線詰まり撃沈。マリオカートで言うクッパ。速度に乗るまでに時間がかかる。年を取りズブくなってきたので距離延長は良いが、延長しすぎか。2000mまでで買いたい。

2枠3番 ダノンザキッド 牡5 北村友一 栗東:安田厩舎
脚質:差し 父ジャスタウェイ 母エピックラブ

前走は海外G1のクイーンエリザベス2世カップ。思ったほどだったが、距離ロスが多く仕方なしか。前々走のG1大阪杯では有利なコースを走っていたが、距離は違えど同じ阪神競馬場で結果を残している為評価出来ます。
初の2200mの距離がどうか?まあ馬は走る距離しらんのであんまり関係ないとおもうがどうでしょうか。

2枠4番 ボッケリーニ 牡7 浜中俊 栗東:池添厩舎
脚質:差し 父デクラレーションオブウォー 母ビーウインド

前走はG3鳴尾記念でお世話になりました。まくり気味で勝ち、不利を受けた印象はなかったため、今回の強敵相手に「まくり」もしくは「馬郡を捌ける」かに。上りがかかる持久力戦は得意なためレース適正はありそう。メンバーレベルが高くなる分どうか。

3枠5番 イクイノックス 牡4 ルメール 美浦:木村厩舎
脚質:差し 父キタサンブラック 母シャトーブランシュ

圧倒的1番人気間違いないでしょう。何回レースを見ても強い。ただそれだけで十分な気がします(笑)3歳じは差す競馬をしてきましたが、段々先行して競馬が出来るようになって来ました。前走はG1ドバイシーマクラシックで逃げて1着。展開向いたが、輸送面もクリアしているため今回の輸送にも繋がるレース。ただ元ジョッキーで調教師の福永祐一氏によると、「逃げた馬は次走以降がかかりやすくなり操縦が難しくなる」と言っていたがそれを差し引いても強い。有馬記念も強く、4コーナー辺りから動いて直線向くころには先頭を捉えれる位置に。機動性もあるため隙が無い。内枠に入ったことで他馬が包囲網を作ってプレッシャーを与えれば。

3枠6番 スルーセブンシーズ 牝5 池添謙一 美浦:尾関厩舎
脚質:差し 父ドリームジャーニー 母マイティースルー

すみません。力が足りないか。スローペースから瞬発力勝負で勝った前走とは求められる適性が異なるため、今回はごめんなさい。

4枠7番 プラダリア 牡4 菱田裕二 栗東:池添厩舎
脚質:先行 父ディープインパクト 母シャッセロール

前走はG2を5着。不利も無くスムーズに加速できたが5着の為、メンバーレベルが上がりごちゃつく可能性が高い阪神内回りはマイナス。

4枠8番 ヴェラアズール 牡6 松山弘平 栗東:渡辺
脚質:差し 父エイシンフラッシュ 母ヴェラブランカ

ジャパンカップの時はお世話になりました。あれは痺れましたねぇ。あんな馬郡を割ってこれるのか?というレースでした。まるでワイスピを見ているかのような…。加速性能ではかなり上位なのでしょう。ただ直線が長く、瞬発力勝負の時の方が強い競馬をするため、今回の持久力勝負になればどうかなと。馬は好きですよ?ダートから芝で覚醒するなんてロマンあるじゃないですか!こういう馬を応援したくなります。現状内回りよりも外回りの直線が長いコースで瞬発力勝負で力を発揮するであろう馬だと評価。

5枠9番 ジャスティンパレス 牡4 鮫島克駿 栗東:杉山厩舎
脚質:先行 父ディープインパクト 母パレスルーマー

今回の宝塚記念で一番取捨選択が難しいと感じる1頭です。前走はG1天皇賞・春を勝っており、スタミナはかなりある。直線はスムーズに抜け出した印象。鞍上も長距離得意なルメールさん。衝撃を受けるとい感じではなかった。が前々走の阪神大賞典では見事なレースを披露。直線では前が開かない中、空いた瞬間に抜け出して勝利。3000mのレースの最後にあれだけの加速が出来るとは驚いた。父がディープインパクトで血統的にはマイナス。「前走京都競馬場で開催された天皇賞・春連対馬」も成績が悪くデータ的にはマイナス要素多めだが、希望の光は大いにあるとみて。

5枠10番 ディープボンド 牡6 和田竜二 栗東:大久保厩舎
脚質:先行 父キズナ 母ゼフィランサス

こちらもマリオカートでいうクッパ。とにかくズブイ。ガシガシ手綱を追わないと前に進んで行かないが、鞍上が和田さんなんでそこは今回クリア。前走は下り坂で上手く加速出来、あわや勝つんじゃないか?の見どころも見せた。瞬発力勝負では分が悪いが、持久力勝負になると本領発揮。持久力勝負・スムーズな加速・不利を受けない、といったように注文が付くタイプだが、オーダーが通れば面白い1頭。

6枠11番 ジェラルディーナ 牝5 武豊 栗東:斉藤厩舎
脚質:差し 父モーリス 母ジェンティルドンナ

今回のレース質ではもってこいのジェラルディーナ。持久力勝負ではかなり強い競馬をしますし、宝塚記念に出てくるような牝馬は牝馬の中でも最強クラス。昨年の鳴尾記念辺りから成績が安定して来まして、モーリス産駒の本領発揮といったところでしょうか。前走はG1クイーンエリザベス2世カップで6着とあまりよろしくありませんが、瞬発力勝負だったレース展開を考えるとやむを得ないか。前々走のG1大阪杯では負けてしまいましたが、ロスもあり、こちらもやむを得ないか。エリザベス女王杯の時みたいなレースが出来れば強い競馬を出来そうではあるがどうか?


6枠12番 アスクビクターモア 牡4 横山武史 美浦:田村厩舎
脚質:逃げ 父ディープインパクト 母カルティカ

昨年の菊花賞馬でスタミナ・持久力は申し訳ないです。あのHペース菊花賞を先団で運び、直線では向け出しての勝利。着差以上に強かった。今年の「天皇賞・春」「日経賞」この二つに関しては、天皇賞・春はHペースで前が崩れ、日経賞では出遅れ終了と恵まれないレースが続いております。まだ見限ることはしなくてもよく、内回りの持久力・先行意識を求められる今回の舞台で、再度評価を見直してもいいのでは。

7枠13番 ジオグリフ 牡4 岩田望来 美浦:木村厩舎
脚質:差し 父ドレフォン 母アロマティコ

オッズ的にもかなり美味しい感じはするが果たして?
昨年の皐月賞ではイクイノックスやドウドュースに勝利しており、持久力を求められる展開が合うのだろう。近走海外レースでは惨敗が続いているが、ダート適正が足りなった近2走。前が壁になりスムーズではなかった3走前。改めて実力を発揮できそうな今回の舞台設定で巻き返しなるか。

7枠14番 ブレークアップ 牡5 川田将雅 栗東:吉岡厩舎
脚質:先行 父ノヴェリスト 母リトルジュン

相手なりに走るタイプなのか、実力が上がってきているがそれよりも先に強い馬たちと戦っているのか。どうなのかは分かりませんが、人気よりも走るイメージ。前走は展開も向いたが4着。実績面では少し物足りないが、先行力もあり、粘れるため、レース適正事態はありそうで。距離はもう少し欲しく、メンバーレベルも高いため3列目までの評価。

7枠15番 ユニコーンライオン 牡7 坂井瑠星 栗東:矢作厩舎
脚質:逃げ 父No Nay Never 母Muravka 

一昨年の宝塚記念では2着と好走しましたが、前に付けた馬で上位を独占したため、馬場の恩恵や展開の恩恵があってのものか。土曜日の馬場を見ないとわからないが現状は厳しいと見ている。

8枠16番 モズベッロ 牡7 角田大河 栗東:森田厩舎
脚質:差し 父ディープブリランテ 母ハーランズルビー

皆さんのイメージ通り、馬場が渋ればめっぽう強いんですが、雨があまり降らずで、この馬には向かないであろう馬場状態でしょう。年齢も重ね現状は買う要素はあまり見当たらない。

8枠17番 ドュラエレーデ 牡3 幸英明 栗東:池添厩舎
脚質:逃げ 父ドュラメンテ 母マルケッサ

海外のUAEダービーで2着。僕はまだ海外いった事ないのにズルい。レース自体は展開向いた感ありの2着なので素直に評価しない方が賢明か。ホープフルS1着だがSペースの前残りの展開を2番手で先行した同馬は展開向いた。外枠で評価を下げたい。宝塚記念は8枠有利だが、人気馬が多く、穴馬は意外と内枠から。
馬場は綺麗な開幕週よりも今回のような馬場は歓迎。




3.データ予想


枠別

1枠【0-2-2-10】 連対率14%
2枠【1-1-2-11】 連対率13%
3枠【1-1-1-12】 連対率13%
4枠【0-1-1-14】 連対率6%
5枠【1-3-0-14】 連対率22%
6枠【0-0-1-19】 連対率0%
7枠【0-2-1-19】 連対率9%
8枠【7-0-2-14】 連対率30%

8枠が有利と見るが、フルゲートでは無い時もあるので鵜呑みには。


人気別

1人気【2-2-1-5】 連対率40%
2人気【3-0-2-5】 連対率30%
3人気【2-0-0-8】 連対率20%
4人気【0-0-2-8】 連対率0%
5人気【0-3-0-7】 連対率30%
6~9人気【3-3-2-32】 連対率15%
10人気~【0-2-3-48】 連対率4%

上位3頭が安定しており、穴馬が1頭絡めるか?


ローテーション別

・天皇賞・春 【4-3-2-32】 
・大阪杯   【2-2-1-18】 
・鳴尾記念  【1-3-0-13】 
・ドバイSC  【1-1-2-6】  

これらのレースからがいい感じの成績で。

ただ京都開催の天皇賞・春連対馬は【0-0-1-8】
ジャスティンパレスが...


年齢別

4歳 【3-1-5-28】
5歳 【7-4-5-37】
6歳 【0-4-0-25】
7歳~【0-1-0-23】

4歳5歳が成績が良く、特に5歳が優勢

前走G1の5歳馬なら信用アップ
・ジェラルディーナ
・ダノンザキッド
・ブレークアップ

高好走率データ

前走2000m以上で重賞逃げ切り勝ち 【1-1-2-0】

該当馬
・イクイノックス



4.展開予想

 

近年の競馬はトラックバイアスなどとても重要になってきてます。展開が向かなければ着外なんてことも良くあります。展開はやはり逃げ馬がカギを握っていますが今回はどうでしょうか。

恐らくユニコーンライオンがハナ。番手辺りにドュラエレーデやアスクビクターモアが続きディープボンドやヴェラアズールはここら辺に来るのか。あまり激しい先行争いにはならず3コーナー辺りまでは隊列的にはこのままで行くと予想。ユニコーンライオンが少しペースを上げて他馬を引き離す逃げに出ることもあるので、ペースは緩まずにそのまま直線に向かうと、ヴェラアズールあたりは少し危険か。4コーナーでアスクやディープボンドあたりは前との間隔を詰めにかかり、ユニコーンライオンのすぐ外を追走する。このためラチ沿いからは2~3頭は壁になり、この2頭の外に出そうとすると最後垂れる。イクイノックスは行けそうだが。なので理想はアスクとディープの後ろを着いていけそうなジャスティンパレス辺りはスムーズにレースを行えるか。最後の直線はこの3頭にイクイノックスやジェラルディーナあたりが外から脚を伸ばし、馬群を割ってダノンザキッド・ブレークアップ・ライラックでゴール前に。

最近予想はするが本命馬が来ないので見解などで判断して頂きたい。

5.予想


土曜日のトラックバイアスを見て判断。

◎アスクビクターモア
○ダノンザキッド
▲イクイノックス
△ライラック
   ボッケリーニ
  ジェラルディーナ


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