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【読書】流星の絆 東野圭吾

東野圭吾さんの流星の絆を読みました。
ずっと前に買って読んでなかったのですが、「分身」を読んだ勢いでこの本も読みました。
内容については一部ネタバレあります。

あらすじは以下のような感じです。

洋食屋アリアケの子供である3人きょうだいが、ペルセウス座流星群を見るために夜内緒で家を抜け出している間に両親が何者かに殺されていた。

両親の死後、3人は施設に預けられ育ち大人になったが詐欺師として生計をたてるようになる。
そんな中、偶然にもターゲットのお店「とがみ亭」で食べたハヤシライスの味が昔父親が作ってくれたものと全く同じ味だった。

とがみ亭のオーナーがハヤシライスのレシピを盗むために家に忍び込んで両親を殺したのではないかと疑い、独自に調査をするようになる。

3人きょうだいの末っ子である静奈は類いまれなる美貌の持ち主で、その美貌を武器にお金を持ってそうな男をだましていた。
とがみ亭の息子にも同じ手を使おうとするが、静奈は次第にとがみ亭の息子に惚れ込んでしまう。
果たして3人の計画は成功するのか、、、


感想としては、3人きょうだいは詐欺師として偽名を使って活動していたのだが、特に物語の後半は正体がばれるんじゃないかというハラハラドキドキの展開でした。

さらに、最初からとがみ亭のオーナー戸神政行を犯人だと決め打ちし警察を動かすためにありもしない証拠をでっち上げていたのですが、そこまでしなくてもいいのに!と思う場面や行動があり、それがまた本書に読者をのめり込ませるポイントになっていたと思います。

殺人ミステリーと言う感じですが、奇妙なトリックと言うのはそれほどなく、嘘で固められつつも3人きょうだいの結束や愛が感じられました。

戸神が犯人だと最後まで決めつけていましたが、犯人が実は◯◯だったとは、、、意外な結末でした。
最近見た話題の映画(あな番)と同じような結末だったなと少し思いました。


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