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ハンバーガー屋さんのラーメンの話 東長崎 KaneKitchen Noodles

オス、ラーメンですか?(挨拶)

人並みにラーメンが大好きな僕ですので、たまにはラーメンの話を人としたくなるんですよ。

で、ちょこちょこラーメンの紹介をしようと思ったんで、その最初の投稿をいたしまする。

KaneKitchen Noodles/塩ラーメン

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西武池袋線 東長崎駅から徒歩1分の「KaneKitchen Noodles」
ラーメン界隈では超有名店と言われる店で、ミシュランガイドにも載ってます。

僕は家が近所なので、休みのときはかなり頻繁に足を運ぶ場所です。

このお店の話をするのに一番大事になるのは、まずはお肉。

僕はラーメン屋さんに行くと基本的に特製トッピング(トッピング全盛り)にしてしまうパーソンなので、全盛り前提の話になっちゃうんですが、KaneKitchen Noodlesの特製トッピングは以下の4種類ズギャん。

・低温調理鶏むね
・鴨のロースト
・吊し焼きチャーシュー
・低温調理チャーシュー

KaneKitchen Noodlesの恐ろしいところは、この肉の火入れの巧みさです。
個人的には肉を食いにきている店といっても過言でないレベルの肉の良さで、抜群なのは鶏むね肉。

自分でも多少料理をしますから、それゆえに分かる鶏肉の扱いずらさ。
火入れの時間が数秒〜10秒違うだけで口当たりが一変してしまうあいつを、ここはいつも最高の状態で提供してくれます。

口に入れれば柔らかく、噛めば繊維がぷっつり切れて上品に解けてゆく様をなんども口腔で感じたいがゆえに足しげく通っているまであります。

鴨もまた、口に入れて咀嚼するなり溢れ出る肉汁に胸が高鳴りますし、吊し焼きチャーシューはブロックのような厚さにも関わらず、確かな弾力と確実に嚙み切れる柔らかさを兼ね揃えており優勝。
低温調理チャーシューは、豚の甘みが舌で余韻を残し続けるほどの雑味のなさに感涙するほどです。

更に空恐ろしいのは、これら肉類がスープの塩味によって高次元の物体に昇華される点でしょう。

丹波黒鷄の醤油ラーメン、塩ラーメン、煮干し醤油、つけ麺、いずれも無化調で作るという縛りを設けているここのお店。
無化調系だと味の輪郭を立たせるために塩が強くなりがち問題があるのですが、ここでそれはナンセンス話です。

麺が、肉が、卵が、薬味が、ラーメンを構成する全ての要素がスープを媒介に連結して味蕾を総攻撃してくるわけですが、それぞれが調和するために必要以上の塩が使われていないわけです。
それぞれの素材の味が感じられる上で、しかし噛めば噛むほど渾然一体としてゆくあの感覚は、丁寧な仕事をするラーメン屋だけが使えるマジックなんですかね?

僕はいわゆるラーメンブロガーでもラーメン屋さんでもないので、麺に関しては複雑な話は言えないのですが、スープのタイプによって平細麺、細麺、全粒粉細麺と分けているのも本当にニクい。

寒くなってきてから出している限定の味噌ラーメンは僕の記憶が正しければ全粒粉なんですが、赤味噌だからこそ全粒粉の麦感を強めたりするという他の味噌ラーメン屋ではやらない組み合わせがやはり楽しい。

定休日を水曜に設定しているものの、ここ数ヶ月は、月に何回か限定麺の販売日に設定していたりして頭が下がります。

なお、限定麺営業の際に提供されているTKM(卵かけ麺)は卵かけ界の王。
わざわざ朝どれ卵を麺に使うという執念が尊い。
卵と、鰹節、おなじみのお肉たちが丼を彩っているわけですが、カエシと卵だけでここまでの味になるのか!?という衝撃を味わえるためぜひ実食してみてください。

よく行くわりに飯の写真を取らないので、載せられた写真が塩ラーメンだけなんですが、要チェックやでー。

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