村田 慎

大学生です。

村田 慎

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マガジン

  • とりとめのない独り言

    私のとりとめのない思考のかけらを集めた、ほぼ雑記帳です。

最近の記事

【小説】光を求めて #2

昨日閉め忘れていたのだろう。開きっぱなしのカーテンから朝日が差し込んでいる。 今が冬ならばっちり二度寝をかますところだが、気温もほどほどに高い春の朝なので、とりあえず体を起こした。 壁一面に貼られた写真たちも朝日を浴びてきらきらと輝いている。 さて、今日はどんな写真を撮ろうか。 邂逅 その日は春というには、いささか穏やかでなく、とにかく風が強かった。 「気分転換のつもりで出てきたのに…」 強風のせいで白衣の裾があおられうまく進めない。 仕方ないので、右手で左右

    • 【小説】光を求めて#1

       注意深く歩いていると、そばのシロツメクサに紋白蝶がとまった。 僕の今いる場所からは5歩ほど先だが、そろりと近づけば、飛んで行かれることもないだろう。芝をこすって音が鳴らないよう少しだけ足を浮かせつつ、前に歩を進める。 ちょうどよいところまで近づいたが、紋白蝶は羽をゆるやかに開いたり閉じたりしながらその場にとどまってくれていた。 カメラをかまえ、レンズのダイヤルを回し、ファインダーの中の露出計のバーを+とーのちょうど真ん中に収める。あとは、ピントを合わせるのみ。 ぼやけ

      • 香りも「慣れ」

        普段から割と何事も慣れだとは思っている。 急に忙しくなると、忙しいことを自覚できる。 しかし、その忙しさが1週間続き、1ヶ月続き、3ヶ月続いたとしたら? もうその生活は自分にとって日常となるだろう。 部屋が段々と散らかっていくのも、散らかっている状態に慣れてしまうからだと思う。 先日、前から興味はあったが手を出す勇気を持てずにいた香水を購入した。 私にとっての初めての香水。 どんな香りにするか迷ったが、散々調べたあと私の好きなラノベのキャラクターが使っている 菫

        • スケジューリングとメンタル

          これから毎日note投稿するぞ! と思っていた矢先に、いつのまにか日付が変わってしまっていた… その原因は何か? ズバリ「課題に追われていた」のである。 正確には過去形で書くのは間違っている。(現在も追われている) 前置きはこんな感じで、今日はスケジューリングとメンタルについて少し考えていきたい。 みなさんは何かやることがある時、それをいつするかどんな風に計画しますか? 私は「余裕をもって終わらせる」と頭の中で毎日唱えつつ、毎度締切ギリギリにならないとやる気が出ない

        【小説】光を求めて #2

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        • とりとめのない独り言
          4本

        記事

          とりとめのない独り言♯2

          「カミングアウト」すると心がスッキリする。 「カミングアウト」されると心がザワザワする。 どちらも誰しも感じたことはあるのではないだろうか。 カミングアウトする直前は少しドキドキするが、 してしまえば残るのは解放感。いつもより深く息が吸える。 しかし突然カミングアウトされたものなら、心は一気に落ち着かなくなる。 誰もが人には言えない、言いたくない、あるいは言うタイミングを考えている「秘密」がある。 小さなことから大きなものまで。 みんな内心そのことを分かってはいる。

          とりとめのない独り言♯2

          とりとめのないひとりごと♯1

          私はよく、ひとりごとが大きいと注意される。別に誰かの注意をひきたいわけでもないが、気づいたら口に出てしまっている。 誰かに感情をぶちまけてしまうよりは、こういうところで自分の思考を整理しつつ穏やかに吐き出す方がいいと思うので、今日から時々ひとりごとを書きつらねていこうと思う。

          とりとめのないひとりごと♯1