見出し画像

真の謀殺者は誰か?~「B17 癌なき世界 10章 新しい謀殺者の出現」まとめ㊦

「B17 第1巻 癌なき世界」(1979年初版発行 著者:G・エドワード・グリフィン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)の10章を上下2回にわけて紹介します。
 
10章 新しい謀殺者の出現㊦
※アメリカは謀殺、故殺と使い分けています。謀殺は計画性があり、故殺は計画的ではない突発的なものです。両者には計画性の有無を線引きに量刑の重さに決定的な差があります。
しかし、癌医療の中に計画を持った謀殺者がいるとは穏やかではありません。
この章では濡れ衣の謀殺者と謀殺の真犯人が明らかになります。
 
※本章では「実証されている」三療法と「実証されていない」ビタミン療法が要約されていますが、三療法については9章㊤㊦、10章でたっぷりお伝えしていますので、ビタミン療法の要約のみお伝えします。

患者の望みにかなうのは一目瞭然


ビタミン療法(B17・B15を含む代謝療法) 毒性なく副作用なし。食欲がすすみ、体重が増加する。高血圧は下がり、血色素、赤血球が増加する。麻酔剤を使わずに苦痛をなくしたり、軽くさせる。身体に大きな抵抗力をつけて余病を防ぐ。食物中の自然の成分であり、人間の生理的機能に調和する。その上、癌細胞を破壊し、正常細胞には栄養を与える。多くの患者は、手術や放射線や化学療法を受けたりして、もう駄目だと宣告されてから、やっとビタミン療法に変える。だから、統計的には最悪の条件なのに、長期生存率が10~20%と高い。この結果には勇気づけられるものがある。

五里霧中なのに「成功近い」と強弁し分け前をいただく癌研究


ほとんど全部の癌研究プロジェクトは「癌とは何であるのか」よりも「どうして癌を治すか」に向けられている。研究陣は癌の原因として空気中のスモッグ、果物や野菜の残留農薬、さてはいっこうに要領を得ないウイルスまで追いかけている。これらは、真の原因(酵素とビタミンの欠乏)に対して、単なる引き金にすぎないが、それを認めないで、千種にものぼるばらばらの解決策にあちこちと走り回り、研究が進むほど、次つぎに原因が続出し、仕事はいよいよ絶望的になる。
実情はこんなところなのに、毎日の新聞記事などでは、癌征服は成功の一歩手前であるかのように大衆は勇気づけられている。
また、アメリカで最も権威ある研究所の信望の厚い研究者たちを、テレビの前に集めて「最近、わが国の癌研究陣の努力により、癌問題はほとんど解決に向かい、成功も間近い」と述べさせている。この人たちは連邦政府や免税財団やアメリカ癌協会から多額の研究費を受けている研究者たちであり、「希望にあふれた進歩が遂げられた」と宣言しなければ、続けて研究費がもらえなくなるのだ。
このような癌研究関係者のありついた分け前は現在、年間に何十億ドルにもなっている。癌の治療がほとんど完成に近いといえば、資金をけずられるおそれがあるので、分け前を最高に取るためには、「私たちは成功の一歩手前まで進んでいる」と微妙な発言をする。

ネズミの毒素、ジェット燃料、蝶の羽、海洋動物などの研究が進行中であるが、いずれも人間の自然食品ではない。大切なことは、現代医学主流派がちょっとでも癌問題を「栄養芽層学説」に基づいて考えれば、そこから有効な手がかりを得るはずだということである。
たとえば現在、制癌剤としてB・C・Gが有効だと、再び騒がれているが、約一世紀も前に、すでにジョン・ベアード博士が鮮やかに説明しているように、癌に対する自然免疫は、白血球が最前線で防御するメカニズムであるということは周知の事実である。
※新型コロナでも結核予防のB・C・G接種歴が予防や軽症で済む要因として注目されました。日本人の感染率や死亡率の低さにかかわるファクターXのひとつです。B・C・Gは牛型結核菌を弱毒化したまさに生ワクチンであり、ウイルスの一部を使う新型コロナウイルスの"ワクチン"とは異なります。
厚生労働省のHPによると、日本の結核患者の発生率は米国の4倍程あるにも関わらず、小児に限ると米国の小児の患者の発生率を下回っており、その一因は米国で広く接種されていないBCG接種の効果ではないかと言われています。

見当違いのテストは研究者自ら実験せよ


摩訶不思議で複雑怪奇な合成化学薬品だけの創造に専念して、自然の偉大さを無視し、国民の大切な税金を無駄遣いし、癌患者はそのテストの実験動物に供されている。こんなテストこそ、元気な研究者が自分の身体を使って実験してみればいい。この考えがひどすぎるというなら、ある研究プロジェクトを検討しよう。
 
◇末期癌の五十前男性に高単位のLSDを注射し、いろいろな音楽を聴かせるプロジェクトは、LSDの専門家スタスニフ・グロフ博士(※メリーランド精神病院研究センター)によって行われ、ワシントン・ポストの特派員がビデオテープに収めた。患者に「新しい自己の発見」を期待し、残された期間を充実して過ごす手助けをしたという。4日後患者は癌で死んだ。
患者たちは試験薬の実験をされるだけでなく、限られた「まったく見当違いの薬剤」を与えられて、助からない状態に拘束される事実が問題である。
 

この連中こそ謀殺者


癌治療の分野では、1970年現在でも、知らされもしないし、同意もしていないのに実験に使われている癌患者の数は十万人を超えている。
一般の市民たちは科学の名のもとに疑いもせず、犠牲にされているし、一種の拷問や殺人を受けている現代の法律の深い奥底がのぞけよう。
B17は少なくともその毒性は”千分の一”と少ないのに、FDAはB17の安全な証拠がまだ実証されていないといって、医師の自由な投薬さえ禁止している。FDA自身が公認した制癌剤こそ安全であると証明されたものはないし、逆に大部分が安全でないと立証されてきている。
ところが、アメリカ癌協会はB17を”謀殺者の出現”と断じ、”使用しても無効だ”とキメつけているのである。事実は逆に、この連中こそ謀殺者で、価値なき非実証的なことを進めていると断ずべきであろう。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?