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主流派療法0.1%・ビタミン療法15%―末期癌の長期延命率の差は歴然~「B17 癌なき世界 11章 統計上の比較」まとめ㊦

「B17 第1巻 癌なき世界」(1979年初版発行 著者:G・エドワード・グリフィン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)の11章を上下2回に分けて紹介します。
 

 主流派療法28%・ビタミン療法80%――中間癌でも差は明らか



1972年5月5日、フランク・J・ローシア博士は国立癌研究所の部長として、ホワイトハウスで記者会見したとき、現行の外科療法、放射線療法および化学療法の成功率について語っている――
<たとえば、癌患者の百人中、15%はきわめていい結果を得ていて、そのうちの最低50%は5年間は生存し続けている。>
この発言を分析すると、最高の延命率はわずか7.5%(15%×50%)、しかも、この中には現代主流派の治療を受けずに延命している人も含まれている。しかし、ここでは額面通り受け止めることにしよう。
アメリカ癌協会発表の数字はもっと楽観的なもので、癌患者の三人中一人は助かるといっている。約33%の治癒率になるが、前にも書いた通り▽皮膚癌のように致命的でないものが含まれ▽学会が規定した治療過程を完全に終わらず、途中で死亡した人びとは統計から除外―という実態。
B17療法と比較するために、二つの統計を平均してみると、延命率は約20%となろう。疑わしい点も有利にみることにして、さらに5%を加え、「25%の数字」にしよう。この数字を基礎にして、癌患者を三つの型に分けてみると――
▽病状進行あるいは末期の場合 宣告を受けてから5年以上生存する人は少ないので、統計には表しにくい。多くの医師は一万人に一人もないといい、一部の医師は千人に一人は助かるといっている。これは長期延命率として0.1%。
中間の症状の場合 私(筆者)が1972年非公式に調査した結果は約15%。国立癌研究所は、28%は期待できるといっている。あまりに高すぎる延命率だが、仕方ない。
▽現在健康な場合 現在は癌にかかっていない健康人に対しては、アメリカ癌協会の声明を引用すると「4人に1人は癌にかかる」(25%の罹病率)。さきに書いたアメリカ癌協会と国立癌研究所の治療統計を合成した「25%の癌患者は5年以上の延命率がある」という資料を当てはめてみる。「健康人の癌死亡率」は25%×75%で約19%であり、差し引いた延命率は81%となる。以上のことから長期延命の結論は次のようになる。
主流派療法の長期延命率
末期の癌患者    0.1%
中間期の癌患者  28.0%
現在の健康人   81.0%
B17療法を求めてくる患者の大部分は、末期癌の患者。そのときからB17療法を受けはじめるので、5年以上の延命率はそう高くないのはやむを得ないし、驚くこともない。ただ驚嘆すべきことは、こんな末期癌患者でも助かる者が出てくることである。
 
メキシコのコントレラス博士は、B17を長く治療に使ってきた数少ない医師の一人であり、5年以上の延命について語る資格をそなえているが、「末期癌でも実に約15%の患者が5年あるいはそれ以上延命し得る」と報告している。
わずか15%というのは決して満足できないが、主流派の延命率0.1%にくらべれば驚異的な比率である。とくに勇気づけられるのは、B17を3年あるいは4年と使った医師たちが、5年以上の延命率を15%よりずっと高率に約束していると博士が付言している点である。しかし、ここでは比較のために控え目に、かたく押さえた、低いほうの15%を採用してみよう。
癌が遠くには転移しておらず、ゆっくりと広がっている場合は、B17療法によると約80%の長期延命率が期待される。医師によっては、85%の延命率になると述べている。
現在健康で癌が臨床的に見当たらない人は、平素からB17食を適量にとっておれば、ほとんど100%癌には無縁となろう。
幸いにして、フンザ人、アブハシア人、エスキモー人、ホピ族、ナバホ・インディアン、さらに、世界中のあちこちのグループが、比較統計の「生きた証拠」になっている。だから、いままで論じてきたことを整理すると――
※行き過ぎたグローバリズムは大資本による食料の大量生産を基本としています。種を支配し、その種が耐える除草剤をセットに販売します。着色料、保存料がたっぷり入った画一化された欧米型食生活をなんとかしないと、こうした個性的な健康食がどんどん侵食されていきます。わたしたちのかけがえのない食生活を取り戻さないといけません。※
長期生存率
      正統派療法    ビタミン療法
末期癌   0.1%      15%
中期癌    28%      80%
健康人    81%(放置) 100%(予防)
この数字に含まれる資料は、年齢、性別、癌の発生場所、悪性の度合いなどによっても大きく変わる。ことに中間癌と末期癌の区別はつけにくく、中間に灰色の領域が必要かも知れない。正統派の療法にあらゆる有利性を織りこんでみても、無視できない二つの治療法の差は強い印象を与えるのであろう。
 

一般医師が気づかないよう政府機関に働く医師たちが監視


癌の治療にビタミン療法を試みはじめている医師たちは、「前もって合意された薬」の犠牲者であると気がついてきている。
「合意の薬」とは医師を管理して、患者を傷つけたり、だましたりしていないのだと信じこませることであり、一般の医師の監視には専門機関、病院のスタッフ、政府機関に働く医師たちが最適の人として担当している。
まったく役立たずで有害でさえあっても、この「合意薬」をどの医師でも使うように要求されている。どれほど多くの患者が生命を失っても、そんなことには関係なく、同じ療法を行い、同じ悲劇的結果を招きながら、仲間意識のもとに医者の職業的立場は支持される。
一方、もし医師が違った考えに走れば、たとえば、あえてビタミン療法を実施して、たとえ、いい治療結果を得ても、インチキ屋と非難されてしまう。一カ月遅れても、患者の生存にはあまり影響ないと内心は思っているが、なにぶん、自分の評判には大きな差が出ることを知っている。
現在のように、癌の真の性質にまったく無知な環境のもとでは、どの医師でも、手術、放射線、医薬の恩恵があろうとなかろうと、患者はどのみち死亡したであろうことを説明し、判事や陪審員たちを納得させることは不可能に近いだろう。

正統派治療なら何もしないほうがまし


クレブス博士は、中国の祈祷師の道具のほうが、正統医学派の治療法と同等かあるいは、もっとましだとまで述べている。しかも、これは単に冗談でいっているのではない。
すなわち、何もしないほうが、放射線や薬物毒の副作用を患者たちが受けなくてすむからである。腫瘍は、癌という病気が起こした結果であって、その腫瘍を取り除いても、癌という病気を除去したことにはならない。すなわち、誰もが患部を焼き切ったり、手術で除去したからといって、慢性的な栄養欠乏病を完治することはできないのである。
また、クレブス博士は、現在すぐれた個性と知識をもつ科学者たちはいても、既得権という大きな障壁が、とくに権力支配のもとで立ちふさがって、本当の癌の姿を正しく論評したり、過去の誤りを謙虚に認めたり、新しい治療法を開拓したい方向に前進させることができないと論及している。
なぜ、もう少し自然の秩序に従って、長い人類の歴史の中から、正しい解答を求めようとしないのであろうか。
次の時代のわれわれの子孫が現代をどう回顧するだろうか。いまは医学界に正統派治療法として、まかり通っているが、役立たずの手術とか、放射線とか、有毒制癌剤のことを、ずいぶんと野蛮なことをしたものだと、驚きいることだろう。
※しかし、これは楽観的な未来かもしれません。ことに40年間死因の第一であるにもかかわらず癌”専門医”(専門とは利権と同義なのかもしれません)がふんぞり返っている日本においては、次の時代も手術や放射線や制癌剤が依然としてまかり通っているのではないでしょうか。
「癌はビタミンB17欠乏症である」とコペルニクス的に知らしめる本書が、古本の販売ルートでも見つからず、公立図書館の蔵書もかなり大きなところにしかなく、あっても新品のようにまっさらです。ここまで知られていないことは日本人にとって大きな損失です。※

★以上で「B17 癌なき世界」1章~11章までのご紹介を終わります。本書には付録として、チャールズ・ガーゴットによる「B17の作用とメカニズムに関する考察」、ロバート・G・ヒューストンによる「鎌状赤血球貧血症とB17の代謝物」があります。本書の学術的な側面を示すものですが、専門的すぎるかもしれませんので、割愛しました。
あとがきによると、著者G・エドワード・グリフィン氏の原著は上下巻で約550ページあります。下巻は癌とその治療法を巡っての政治、経済、社会問題が中心で、日本人には直接の関わりが少ないので、著者との話し合いで省略したとのことです。今となっては、それは日本人にも直接関わる話ですので、機会をみて紹介したいと考えています。
次回以降は、B17療法の第一人者ジョン・A・リチャードソン博士著の「B17 癌クリニックの体験」を紹介します。この奇跡的な臨床例の数々を知ってください。同時並行でコロナワクチンマイナス情報を蔵出ししていきます。

 

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