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末期がんの医師がだめもとのB17で仕事復帰まで回復~「B17 癌なき世界 8章 実証されていないといわれる癌療法」まとめ

「B17 第1巻 癌なき世界」(1979年初版発行 著者:G・エドワード・グリフィン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)の8章を紹介します。

8章 実証されていないといわれる癌療法

7章の「シアン化合物騒動」で官僚界が使った武器は、おどし戦術からまったくの”うそ”まで広い範囲にわたっている。しかし、多くの場合、官僚たちは社会福祉という見せかけの関心を示し、「ビタミン療法は理論として聞こえはいいが、実際にはまったく効果がない」と発表している。
米食品医薬品(FDA)は「B17は癌治療に有効であるという証拠を入手していない」と発表し声明を出している。アメリカがん協会も「B17は有効であるとの確証を入手していない」と言明。
これに対して、国立癌研究所ディーン・バーク博士(※生化学者)は「実際の癌治療法について、学会は大規模な実験を行っているが、実証的なものはほとんどない。だから、アメリカ癌協会が一方的に相手側を『実証されていない』と決めたことはきわめて不合理である」
※正統派治療法で大規模な実験を行っているのに証拠を入手していないことを患者は知らないから、いけしゃあしゃあとこうした物言いをするのでしょう。「おまゆう(お前が言うな)」は今も使われる古典的プロパガンダ手法です。

ネズミで青酸ガスの吸入実験…多くが癌から回復


1935年、B17が開発されるよりずっと前に、イザベル・ペリー博士(※カリフォルニア大学医学部病理学教室)は、癌のネズミに「青酸化合物のガス」を長時間吸入させる実験をした。
その論文によれば、「多くのネズミが完全に癌から回復した。進行中や回復中の癌ネズミを解剖して観察した結果、両方とも癌の転移は見られなかった。青酸化合物を与えられなかった対照群にくらべて、平均寿命が三倍以上も伸びた」
※もちろん人間に青酸ガスを与えるわけにはいきません。B17のようにうまく癌細胞にだけ青酸をぶつけることはできないからです。しかし、なぜネズミは青酸ガスを浴びても大丈夫なのでしょうか?

青酸とベンツアルデヒド併用で100%癌細胞を全滅


B17の癌細胞への作用実験について
前出のディーン・バーク博士は「B17は正常細胞には少しも有害な作用を与えないが、B17が癌細胞に接触すると、多量の青酸化合物とベンツアルデヒドを放出して、癌細胞を全滅させる。人工培養した癌細胞にベータ・グルコシダーゼ(酵素)とB17を作用させると、癌細胞がまるで殺虫剤をかけられた『はえ』のように死んでいくのが顕微鏡で観察できる」
また、1971年プラハで開かれた第7回化学療法国際会議でバーク博士は「試験管テストの結果、青酸だけでは癌細胞を1%しか殺せないし、ベンツアルデヒド単独では20%。ところが、『両方を組み合わせると100%癌細胞を全滅させる』ことがわかった」
こんな発見をした学者こそ、世界最高の癌専門家であろう。

バーク博士は生化学者であり、人間には直接投与していない。しかし、これまで検討してきたように、フンザ国民やエスキモー人など世界の多くの人種を統計的に研究してみると、「B17は癌の制御に100%近い効力をもっている」という結論が生まれる。
しかし、「予防」はできるとしても、「治療」はどうなるのであろうか。ところが、すでに「人」でもB17療法は癌患者を救うことが実証されているのである。
X線(レントゲン)や毒性の強い医薬品でその人の身体が、めちゃくちゃにやられてさえいなければ、うまく行くのである。ただ、不幸なことに、ほとんどの癌患者は、現代医学主流派の癌治療を受け続けた末に、つまり病状がひどく進行して希望のない宣告を受けてから、やっとB17療法にたどりつく。
※第2巻リチャードソン癌クリニックの体験で癌患者の詳細を見ていきますが、大半が正統派癌治療を受けて心身を痛めつけられた末のB17療法であるケースが大半です。

B17療法で末期癌患者すら治ったケースも


やっとB17療法をはじめるときには、すでに死に直面しており、悲惨な状態にある。このような患者はB17療法を行っても死亡することが多い。こうした死亡例も統計的には、すべてB17療法の制御率に組み込まれる。だが、このような末期重症の患者でさえ、何人かは奇跡的に治った例がある。これこそ、B17の大きな勝利を現実に示すものであろう。

アメリカ癌協会は「B17で助かったとしている人は、ただ癌に対して”心気症”であっただけで、実際には初めから癌ではなかったのだ」との印象をでっち上げようとしてきた。しかし、過去の記録はまったく違った経過を物語っている。

実例


▽カリフォルニア州のデービッド・エドマンズ氏は結腸癌手術と人工肛門をつくったが、5か月後容態が悪化。2、3か月の命と言われた。正看護婦のエドマンズ婦人がB17の話を聞いていたのでやってみると、その6か月後にほぼ正常に戻り、転移の癌が完全に消失。人工肛門をやめて腸を元通りに結ぶ普通とは反対の再手術は病院開設以来、初めてのことだった。

▽アメリカの有名な喜劇役者レッド・バドンズ氏の妻アリシアさんもB17のおかげで生き残った。ロサンゼルスの癌会議でレッド・バトンズ氏は「B17は私の妻、アリシアの生命を救った。ここにいるアメリカの医師たちは、昨年11月、私の妻の命はあと2、3か月といっていた。しかし、どうであろう。妻は現に生きており、美しく活力に満ちた妻であり、母親なのだ」と述べている。
バトンズ夫人は咽頭癌が悪化し、医師から「もう末期癌で手がつけられない」と告げられた。しかし、九死に一生を願って、西ドイツ・ハノーバーのジルバーシー病院のハンス・ニーパー博士(※注釈 7章B17はインチキか参照)のB17療法を受けた。末期がんは2、3か月で完治した。

▽カリフォルニア州の”手足治療医”デール・ダナー博士はインチキと思っていたが、両肺と脚のがんによる痛み、咳、三日三晩の不眠により、母親のすすめでメキシコから入手していたB17を「眠るために」標準の10~20日分を動脈に直接注射すると、36時間も眠り続け、目が覚めて驚いた。B17が不本意ながら効くことを認め、前回より少量で治療を続けた結果、3か月後には仕事に復帰した。

B17が癌治療に使われた19世紀半ばの記録より


癌治療にB17を使うことは、別に目新しいことではない。1845年、パリの医学官報に発表されたのが最も古い記録である。
<若いある癌患者はすでに、1842年の数か月間に、アミグダリン(B17)を46グラム投薬されたが、3年後の同官報には「依然としてその患者は生きている」と報告された。また、ある婦人は身体の各所に癌が広がったが、1834年にアミグダリンの投薬後、回復しはじめ、官報が出てから11年後になっても、なお生きていると報告された。>

一部の医師たちは栄養(代謝)医学への職業的な偏見をもっている。
「放射線や抗がん剤が後に効いた」
「最初からがんではなかった」
「自然治癒した」

 ※B17の成功例を決して認めない。これは統計にも反映されます。B17の成功例を正統派医療に組み込んだり、末期でのB17の死亡例(苦しみを軽減させたとしても)はB17に組み込んだり、偏見は幾重にも重なってインチキのイメージをつくり上げています。B17にたどり着けたのは、デール・ダナー博士(本書では写真も掲載されています)のように、これ以上悪くならないならだめもとでという特殊な事情が必要になってきます。B17に汚名を着せて得をしてきたのは誰か、よく考えてみてください。

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