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「増税メガネ」はルッキズムの観点からやめようという印象操作?

なんとなく聞くといいことのような響きがありますが、突き詰めるとある意図を持つ言葉が多いのが英語起源のカタカナ語や三文字略語です。最近よく聞くカタカナ語や三文字略語をシン・説の独断と偏見で解説します。今回はカタカナ語編です。
 
【カタカナ語】
 
<グローバリスト>
グローバリスト、国際主義者というと、何か地球全体の環境や世界の保健行政について真剣に考え、問題を解決しようとする人のようなイメージを与えます。逆です。環境や保健のありもしない問題を世界の課題にし、世界全体を市場と考え、圧倒的金融パワーで支配しようとする人たちのことです。
自国の石油資源など国富を自国民のために使いたいイラクのサダム・フセイン元大統領やリビアのカダフィ元大佐(最高指導者)やロシアのプーチン大統領を蛇蝎のごとく嫌う人たちでもありますが、世界中の人たちのために使いたいわけではありません。私物化したいだけです。
近現代の歴史を振り返ってください。彼らが債務の罠にはめたり、紛争の種(例えば民主化運動の煽動)を蒔いたりして、IMF(国際通貨基金)による超緊縮財政の強要や軍事介入するのは、最終的解決法が資源強奪にあるため、愛国的指導者のいる資源国が狙われやすいのです。
 
<ジェンダーアイデンティティ>
岸田首相が今年2月、性的少数者を揶揄するオフレコ発言をした秘書官を即解任してから4か月でLBGT理解増進法を成立させました。唯一発揮した剛腕ぶりでした。同法の問題点は、性自認による差別は許されないという差別禁止法にして、証拠ゼロの性自認を認める風穴を開けたことに尽きます。すでに、女風呂に入り、捕まった警察で「心は女なのになぜいけないんだ」と開き直る女性自認の変態男が出てきています。最高裁で生殖腺除去手術を違憲としたことによって、このような変態男が無罪放免となる可能性は高まりました。
それを助けたのが、性自認か性同一性かをあいまいにした「折衷案の」ジェンダーアイデンティティという誤魔化し言葉です。もともとLGBT法に賛成していた日本維新の会と国民民主党の共同法案であり、ピンと来ないカタカナ語らしくその場しのぎとなりましたが、結局は「性自認」と同義でした。

バイデンに首根っこを掴まれて苦笑している顔を抜粋しました


 
<ルッキズム>
【誤用例】岸田首相は視力障がいがあってやむを得ずメガネをかけておられるのだから、それを揶揄するような、あたかも増税がメガネをかけて歩いているかのような悪印象を与えかねない「増税メガネ」というあだ名は、ルッキズム(外見に対する差別)の観点からやめるべきだ。流行語にノミネートするべきではない。
 
<アウティング>
証拠ゼロの性自認であっても当事者の許可なく公表することはアウティングに当たり、厳に慎まなければならない。性自認を密かに打ち明けられた人が別の人に話したりするだけでなく、性別にかかわらず「オールジェンダートイレを使えばいい」と言うのもアウティングにつながる可能性があるので、女性トイレを使用するのは当然だ、というジェンダー平等推進側の???な主張です。
 
<エコーチェンバー>
エコー:こだま、反響、反響音(ジーニアス英和辞典より)
チェンバーchamber:丸天井のある部屋、(拷問などのための)部屋 動詞:〇〇を部屋に閉じ込める(同上より)
エコーとチェンバーを組み合わせた造語と思いきや、エコーチェンバー:エコー[残響、反響]室(同上より)で、もともとある熟語です。
新聞の用語解説では、「SNSなどを利用する際、自分と似た興味や関心を持つ人々とつながって、常に同じような意見を見聞きするようになり、思考が極端化していく現象。分断を助長しかねない負の側面と見なされることが多い。閉じた部屋で音が反響する物理現象にたとえた」などと印象操作的な付加価値を与えて解説しています。
真実を知ろうとする人を拷問部屋で精神がおかしくなった人扱いして良心的情報の拡散を防ごうとする新たなレッテル張りと言えます。安倍元首相暗殺事件以来、「銃撃事件」として扱う大手紙で頻出するようになりました。
 
<ローンウルフ>
秋葉原事件でも使われましたが、安倍元首相暗殺事件以後は特別な意図をもってエコーチェンバーとも連動して頻繁に使われています。文字通り一匹狼型という意味で、複数犯、つまりは暗殺事件ではない単独犯行と印象操作する狙いがあると思われます。共謀がないとなれば、結局は一個人のうかがい知れない心の闇と片付けられがちです。
 

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