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手術不可能な末期消化器癌からB17療法で生還

手術不可能な末期消化器癌①からB17療法で生還~「B17 第2巻 癌クリニックの体験」(1979年初版発行 著者:ジョン・A・リチャードソン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)を紹介します。
※で囲んだ文章はシン・説が僭越ながら解説している部分です。
 
※本書では消化器癌の病歴例が多いため3回に分け、かつ抜粋して紹介します。今回はその1回目です。※
 
【S111E】肺転移を伴う手術不可能な直腸癌の64歳女性
直腸癌と診断されて1975年5月ニューヨーク州の病院に入院。胸部X線で両肺にも転移巣を認めた。手術後確認されたのは両肺の転移と大きく癒着した手術不可能な直腸癌だった。人工肛門をつくって便通を可能にしただけで、今後は化学療法を行うことを話し合って決めた。「あと1か月くらいしか生きられない」と宣告された。
しかし、彼女はB17に最後の望みをかけ、化学療法は拒むことにした。最初の入院から3か月後B17を始めた。7か月後のX線検査では肺の所見が著しく改善、さらに9か月後肺にはまったく癌を認めなかった。地元の医師は「自然治癒だろう」と述べた。
手術不可能の癌と診断されて以来、すでに2年も元気一杯な生活を送っている。B17療法以来、放射線も化学療法も一切受けなかった。
 
【R159RX】リンパ腺と肝臓に転移を伴った結腸癌の50歳男性
1975年4月結腸のつなぎ目にかたまりが見つかり、カリフォルニア州の病院で腫瘍と健全な結腸を含めて18センチにわたって切除。腺癌が腸壁に完全に拡がりリンパ腺の転移も認めた。肝臓にも無数の転移があった。
彼は術後1週間たたないうちにリチャードソン診療所に来た。
B17療法を始めてから約2年間、彼はまったく癌の症状から解放された生活をつづけている。手術後の処置は、B17中心の代謝療法だけである。
「医学生および医師用の臨床腫瘍学」によれば、<肝臓癌患者はその患部を切除できなければ、一般に診断されてから6か月以内に死亡するのが普通である。>
 
【R168MS】リンパ腺転移と腸間膜脂肪層に拡がったS字状結腸癌の66歳女性
便通不調のため1975年6月に医師の診察を受けた。彼女の家族は癌にかかりやすい一族だった。結腸部病巣の生検、バリウム浣腸、S字状結腸鏡検査のいずれもで癌の診断が確認された。S字状結腸の12.5センチが切除されたが、癌は腸の周辺の脂肪層まで拡がっており、周辺にリンパ腺転移も見つかったため、翌月化学療法を始めたが、吐き気が激しく中断。
5-Fuの注射3回で制癌剤を中止し、話を聞いていたB17療法を3か月間受けた。保険会社は制癌剤の支払いは認めたが、代謝療法への支払いは拒否された。
手術後1年半、苦痛もないし、何一つ病状もないし、癌病巣の成長もない
※5-Fuはフルオロウラシル抗癌剤。私の亡母が「できるだけマイルドな抗癌剤にしてください」と医師に頼んで出されたものもこの類です。本書で上記の女性の総合記録には、<制癌剤5-Fuは特別に選んだ患者に限って投薬した場合は、手術とかその他の手段が適用できない例で、治療はしないが症状の緩和に有効な場合もあるといわれている。5-Fuは安全性の範囲の狭い、すなわち効用に対して毒性値の高い医薬である。>
知の巨人・立花隆氏が大手新聞社主催の市民癌セミナーの幕間で、癌治療の大御所から聞いた本音「効く抗癌剤なんかありゃせんのですよ」や「B17 癌なき世界 第10章」で明らかにされた癌専門家の意見「制癌剤は宿命的に発癌剤」「治療よりも『実験』」を知っていれば、「マイルドな抗癌剤などありませんよ」と言わない医者から母を引き離したのにと後悔するばかりです。今もこの医者や大勢のその類が、「マイルドな抗癌剤」を使ってがん治療死を増やしているのです。※

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