日々辛いことからの出口
7月下旬くらいからメンタル的に弱っていました。コロナ鬱とよく聞きますがたぶんそれです。
フリーでデザインを仕事をしている私は、打ち合せや買い物以外でほぼ外に出ることはなく必要最低限の外出で済んでいましたが、頭の中はコロナのことばかり。
高齢の親にもしものことがあってはいけないという思い。
マスクをつけてない人を見ると気持ち悪い(つけてても鼻とか出ちゃってる人とかもムリ)。
電車に乗っても座るのも人と触れるのも怖い、要件が済んだら真っ直ぐ家に帰る。
常にだるい。
更年期の症状でもあるホットフラッシュもつらい。
肌荒れもひどい。
化粧めんどくさい。
自分のことなんてどうでもいい。
とにかく外に出ること人と接するのがめんどう。
常に情報過多。
テレビをつければコロナばかり。
人を攻め合い、責任のなすり付け合い。
スマホを見れば、毎日盛り上がってるグループLINE、SNSを開けば楽しそうにしてる人、頑張ってる人がいっぱい。眩しすぎてクラクラ。
仕事もぼちぼちで思うほど収入も伸びてない。
ダメな私。自分なりに頑張ってるけど、頑張りが足りないんだよね…もう中年だしコロナだし。変な言い訳だよ…。ダメな私でごめんなさい。
負のループです。
コロナコロナコロナ…。
とにかく、疲れちゃったんです。
しばらくの間、テレビをつけない。LINEの通知をオフ。SNSを見るのもやめましました。仕事もデザインすることが怖くなり、中々手をつけられずにいたり、完全なる引きこもり。ダメなのわかってるけど…。
良さげなBGMをYouTubeから探し、音楽を流し、ボンヤリと過ごす。そんなダメダメな日々を過ごしていました。
ある日YouTubeを検索していたとき、お笑い芸人「EXIT」の兼近さんが誕生日に届いた大量のプレゼントのひたすら開封している動画をみつけました。
飾ることなく生活感溢れる自宅の部屋からスマホを固定して1人で何時間もかけて撮影し1つ1つリアクションしながらプレゼントを紹介していたのです。そこにはおもしろくて飾り気のないテンション高めな普通の青年がいました。毎日のようにテレビに出てる有名人なのに・・・
以前、ボランティアで某エンタメの私設ファンフラブのスタッフをしていた私は、この動画を見て、こんな有名人なのにファンに対しての優しさがすごいなぁ! どんな人なんだろ? と軽い気持ちで興味が湧き、そこからEXITの過去の出演番組、ネタやYouTube動画を見たり、インタビュー記事を読んだりしました。兼近さんの生い立ち、経験、人生観、芸人としての面白さ。相方のりんたろー。さんのこと。知れば知るほど発見ばかりで、それが私の中でエネルギーに変わっていったんです。
「俺たちより面白い芸人はたくさんいる。俺たちの漫才は電車の中でチャラ男が会話してるのを聞いて思わず笑ってしまうくらいに思ってもらえればいい」
「人を笑わせて生きられるなんて幸せ」
「高い壁は登る必要ない、横を歩いてればそのうち出口あるから」
「お金は人生においてそんなに重要なものではない」
「大人は意外と頼りないもの」
「人は生きてるだけで頑張ってる」
「テキトーに楽しく」
彼の言葉が「難しく考え込まなくたっていいじゃん!笑ってテキトーに行こうよ!」と私に語りかけて落ち込んでいた気持ちが晴れて行ったんです。
そこから
コロナを意識しすぎるのをやめよう!(感染予防はしっかりして)
テンションを少し高めに過ごしてみよう!
軽ーい感じで人に接してみよう!
年齢気にしちゃダメ!
やってみたかったことやってみよう!
1日1回以上、爆笑しよう!
これを意識して過ごしてみました。
そうすると、外に連れ出してくれるお誘いの連絡が来たり、久し振りに参加したグループLINEでは「心配してたけど、なんか楽しそうだね!」と言ってもらったり。
おみくじ引いたら「大吉」だったり。
SNSに呟いたら「いいね!」やコメントしてくれる人がいて。
なんだ私幸せじゃん!!!
そして、止まっていた仕事が動き出したり、仕事の相談が舞い込んできたり、提出していたコンペで採用されたり。
止まっていた歯車が動き出したんです。
改めて「笑う」ということの大切さを知り、人を笑わせる職業「お笑い芸人」をリスペクトするようになりました。
有名人、お笑い芸人でありながら「普通の人以上に、確固たる意志を持った普通の人」これこそが兼近さんが人を惹きつける最大の魅力なのだと思います。
また落ち込むことがあるかもしれません。でも、いくつになっても人から刺激を受け、心軽やかに笑って楽しく過ごしていれば、それだけで幸せなんじゃないかな。
どこにキッカケが落っこちてるかわかりません。私が兼近さんにエネルギーをもらったように…。何かに気なったことを「知りたい」「わかりたい」と思う気持ちが心を動かすことは間違えないです。何でもいいんですキッカケは。
ふとしたキッカケで笑顔が増える世の中でありますように。
今日も楽しく生きてて私エライ!
みんなエライ!!