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ハリ日記 10日目

 ハリ日記10日目。10分の1である。
しかし、週末ワタワタしてアップできなかったので、大慌てで書いていくことにしている。慌てて書いても自分の書きたいことを丁寧に。と思っている。

 名古屋で営業している私のサロンは婦人科疾患を得意としている鍼灸サロンです。
・子宮のトラブル(子宮筋腫・子宮内膜症)
・生理痛・生理不順
・更年期
・耳鳴り
・めまい
・PMS
これらの不調と同様にうつやパニック症などの症状でお困りの方もいらっしゃる。
脱毛症や膠原病、リウマチなども入れると
患者さんには先生はなんでも見れるんですね!と驚かれることがある。
医学的にどういう状態かという学びも鍼灸師にはとても必要だけどそれだけでなく、大切なのは病院で「様子を見ましょう」と言われ何もできることはない。と感じている人に
何かできることはあるかも
ということを指し示すことが出来るのが鍼灸の魅力だと思っている。

もちろん人に鍼灸が合う、合わないというのもある。と思っているが
その人の体のポテンシャルを信じられる。という前提があり、鍼灸やカウンセリングはその人の治る力をサポートするものだと思っている。
出来ないことや病気になった理由を見つけるところが鍼灸院ではないと思っているが、同業者を見ていてもその人の価値観や生活習慣を無視したアドバイスをしている人がいる。そして、それを出来ないから悪くなるのだ。という態度の人を見かけると少し残念な気持ちになる。
私が患者で、薄々感じていた自分の生活の間違いを指摘されても「そんなことわかっとるわい!」と毒づくのが関の山なのである。分かっていて、実践出来ていたら今頃こんなところには来ていない。のである。
健康的な生活が送りたいの先にはきっとその人の求めている理想の未来がある。
私たち鍼灸師がやることは
・理想の姿を把握すること
・理想と現実のギャップを測る
・ギャップを埋めるステップを考える。

会社員で忙しく外食がちの人に家で自炊しましょう。といってもできるわけない。
まずは仕事で疲れても、家に帰ってから余力が残る体づくりをしましょう。を大切にした方がいい。
体を整えると少しずつ、疲れにくくなったり、薬を飲む量が減ったり、朝起きるのが辛くなくなる。などいい状態になっていく。
まずは鍼灸でそれをしていきなから、元気になったら何をしたいのかそういうことを聞きながら二人三脚で未来の理想の姿を描いていく。

それって鍼灸の仕事なの?と思う人もいるのかもしれない。
少なくとも私は体が元気になると心も少しずつ元気になってくる。と信じている。
まずは体が元気になったら、ようやく頭は働きやすくなるのだ。
前回の日記でも書いたけど、やはり私たちは治しているわけではない、クライアントの体が治っていくのをお手伝いするだけ。
サポートがあるとクライアントは孤独と闘いながら良くなろうとしなくていい。
まずはそれから。
そうやって心と体を整えられるのが、鍼灸の良さだと思っている。

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