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【本】心がざわついたら、一生読み返したい心得リスト②

引き続き「PRESIDENT」2024.3.1号の特集「なぜ、あなたは悩むのか? 気にしない練習」より「心がざわついたら、一生読み返したい心得リスト」をご紹介させていただきたいと思います。

「『悪口を言うのは、私のことが気になるからなのね』と気楽に構える」
「その時々で集中するものを決めて、その他のものについてはデキない自分も許す」

川上麻衣子さん(俳優)「PRESIDENT」2024.3.1号より

このくらい「広い心」が持てたらな・・・と、気にしすぎな自分としては川上さんの考えに大賛成しつつも、実際にはできないだろうな・・・と諦めてしまう自分がいます(涙)。でも、確かに全くの「赤の他人」のことは全く気になりませんよね。ですから、悪口であれ、なんであれ、相手にとって「注目を浴びている」ということなんですよね。「放っておく勇気」が当時も欲しかったな・・・と過去を若干後悔しつつも、思い切ってその場から離れて良かったな、という安堵感もあるように思います。これは難しいですよね、現実問題。私は頑張りすぎず、限界寸前で方向転換を決意して良かったと思っています。

「『ちょっと無理かな。いや、自分ならできる』と最後に前向きな言葉を言う」
「最悪の事態を想定して備えておく」
「寝る前に一日の良かったことを振り返る」

飯山晄朗さん(メンタルコーチ)「PRESIDENT」2024.3.1号より

「寝る間に良かったことを振り返る」は、かつて実践していました。やっぱりいろいろあれこれ考えてしまい、なかなか寝付けず・・・という負の状態だった時期がありました。が、何かの本で知ったこの手法を取り入れてから、徐々にそうした負の感情から解放されたことを覚えています。と、同時に日々の「良いこと」を思い出すことを習慣にすると、そうした「良いこと」を鮮明に覚えておこうという気持ちにも成るんですよね。ですから心の持ちようが変わってきたことでポジティブマインドを手に入れたように思います。やっぱり「終わりよけれれば全てよし」ですかね。

「嫌な体験を思い出したら、『いまの自分はそのときの自分とは違う』と切り離す」
「夜に悩まず、昼に考える習慣をつける」

加藤俊徳さん(医師)「PRESIDENT」2024.3.1号より

これらは先ほどからの流れになりますが、「過去を引きずりすぎない」ということと「終わりよけれれば全てよし」ということですね。心が弱くなっているときは、何かちょっとしたことがあると「こないだもこれで失敗したから、今回もダメだろう」とか「似たようなことをしたけど、うまくいかなかったからな、やっぱりやめておこう」というようにネガティブマインドになってしまうんですよね、これは実際に経験したので本当によく分かります。私は「当時にこの言葉と出会っていたら!!と本当に思いましたね。

私は長いこと、このことで悩み、ウジウジと考え続けていたのですが、あるときにスパッと気持ちを切り替え、それこそ動き始めたことで、新しい世界が開けたように思っています。ですから、もし現在、いろいろなことで悩み、新しい挑戦を尻込みしてしまう方がいたら、ぜひこの言葉「今の自分は、当時とは違う!」と思い込んで、トライしてみて下さい。上手くいけば大成功ですし、もし思うような結果ではなくても、すべてが前回同様ということでもないと思います。どこかは優れていて、どこかは改善の余地あり、と感じではないでしょうか。

「気疲れする相手からは、今すぐ遠ざかる」

養老孟司さん(解剖学者)「PRESIDENT」2024.3.1号より

人間の悩みの大部分は「人間関係」だと思います。ま、当たり前ですよね、十人十色、同じ人間は一人としていない訳なので、どうしても好き嫌いは生まれます。職場だったり、学校、その他様々な場所での人間関係において、養老先生のようにスパッと遠ざかることは難しい場合も多いと思いますが、それでも距離を置くことで、自分が楽になれるというのは本当だと思います。自分が苦手だと、だいたいにおいて相手も同じだったりしますからね、実際。そして、一度「苦手」と思ったら、なかなかそこからリカバリーして仲良くなるってのは・・・難しいような気がします(私の場合ですが)。


以下は過去の自分への反省を込めて、相当な理想論なので、異論反論も多いかと思いますが、今思うことを書きますので、ご容赦下さい。距離を取りたいのであれば、より一層細心の注意を払って行動に移すべきだったな、と思います。これは相手のためであり、自分のために、です。恐らく自分が苦手であれば、どことなく態度に出ているでしょうし、それを相手はなんとなく感じ取っていると思います。ですから、そんな「ぎこちない状態」で、さらに距離感をおおっぴらに取り始めたら、あからさますぎますよね。かといって、互いに演技で共に過ごすのも、わざとらしいですし、何より心の精神上良くない。

ですので、距離を取るときほど、上手に「演じる」必要があったな、と。ここで「過去形」になっていることで分かるように、私はこうした芝居が下手だったので、体全面で好き嫌いを出してしまっていました。ですから、いろいろな軋轢も生じましたし、何より自分自身が一番疲れました。これは「我慢する」ということとは異なり、自分の心を守るためにも、上手く演じながら「距離を取る」という高度なテクニックを身につけておくべきだったな・・・という過去の自分への反省です。でも実際は・・・なかなか難しいんですけどね(涙)。

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