【本】「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より④
ビジネス本再読シリーズ。続けていきます。今回もドン・エシッグさんの「1分間でやる気が出る146のヒント」の続きになります。146のいずれも心に響くものばかりでチョイスに困るくらいですが、厳選してお届けしたいと思います!
いっしょにいて楽しい人になる
最初に読んだときも、その通りだと思いましたし、今回こうして振り返ってみても本当にコレだな、と思います。今も昔も、世の中に足りないのってコレだと思いませんか?とにかくあちこち、いつでもどこでも汲々として目の前のタスクに必死に生きていて、目標未達となれば、血相を変えて怒鳴り散らされて・・・となれば、結末は・・・ですよね。
私も前職時代は責任者だったので、毎月胃がキリキリして、ストレスも半端なかったです。それでも頑張れたのは、教室のスタッフ陣、生徒さんや保護者さんといい関係だったからです。上からあれやこれやと言われても、ここに帰ってくればみんながいるし、自分も肩の荷を下ろして安心できるような場所だったからです。(ま、そんないい時間は永遠には続かないもので、どうにもギクシャクしてきて今に至っているわけですが・・・涙)
でも、自分自身もそうありたいと思っていますし、いい職場、いい空気感の時には決まってみんながそうしたプラスの空気、プラスのオーラを発していたように思います。そんなわけで、時々お声を掛けてもらって、懐かしいメンバーとの旧交を温めたりできるんだと思います。これは本当に一生の宝物です、私にとっては。
成功するまであきらめない
ネイティブ・アメリカンをモチーフにした寓話があります。「あるネイティブ・アメリカンたちが雨乞いの儀式を行うと、必ず雨が降るという、なぜか?」「それは『雨が降るまで続けるから』だ」。なんてことない話なのですが、私はこの話が大好きで、まさにその通りだよな、と思っています。
そりゃもちろん、どんなにやり続けても出来ないことはあるわけですが、まあたいていのものは途中、改善・改良を入れながら続けていけば、ある程度はゴールが見えてくるものではないでしょうか?もし仮に完璧でなくても、及第点くらいのラインにはたどり着くと思います。または、「このやり方ではダメなんだ」ということが分かる、ということも。とにかくやり続ける。しかしそれが目的になってはダメ、ということですね。
新しいアイデアを受け入れる
前職時代、いろいろなことを考え、実行していたんですが、時にスタッフに相談してみると、今まで自分では考えつかなかったような「名案」をもらえることが多々ありました。私にとってはこういうタイミングがものすごく嬉しく、感謝のひとときでした。自分のやり方に固執して、他者を否定するのは非常に勿体ない。特に旧態依然とした世界だったので、私みたいな考えは少数だったのですが、そんなことは全く関係ありませんよね。やり方云々はどうあれ、できあがる結果に向けて、それがベターだと思えばトライしてみるだけだからです。とはいえ、これを多用しすぎると「丸投げ」と思われてしまう危険もあるので、いい按配が大事になりますが・・・笑。
みんなにポジティブな言葉をかける
これは常にそうあるべきだと思って行動しています。しかし、もちろん苦手な人もいる(いた?)ので、顔に出やすいタイプとしては、どこまで実践できていたかは微妙ですが・・・涙。とはいえ、心がけとしてはそうありたいと思っています。とにかく「来た時と帰る時にポジティブな声がけをする」ことに気を配ってきました。とくに帰り際。カラオケなどでは一番最後の曲って頭に残りませんか?それと同じで(同じかな?笑)、最後の接遇は非常に大事だと思っています。「終わり良ければ全てよし」ではありませんが、最後にポジティブな声がけと気持ちを伝える。きっとその気持ちは伝播するのではないでしょうか?
自分で自分を苦しめない
これは最初に読んだときは、まさにその通りだ!後ろ向きではなく、前向きな言葉を語りかけよう、と思っていたのですが、自分自身がマイナスモードの時は、どうにもプラスな気持ちになれないものなんですよね。ですから、当時よりは(ちょっとは)成長した今、読み直しながら、自分なりにまとめるとすれば、「心の中のコミュニケーションの質を向上させよう」という点から派生し、「自分が今、ネガティブモードに入っている、ということを認めよう」ということ。
当時は、「後ろ向きに考えちゃダメだ、前向きにならなきゃ」と、無理矢理見ないようにして、症状を悪化させていたように思います。これだと単なる現実逃避ですよね。それだったら、自分の中でしっかりと認めてあげて、その中で出来ることからリスタートすれば良かったな・・・と思っています。あと、こうしたネガティブモードの時には、中長期的なプランニングは一旦放っておいて、目の前のことに集中する。または短期的な目標(これは仕事面だけでなく、プライベートも含め)を決め、それを確実にやりきることに集中する、なんてこともできたな、と今だったら、そう思いますね。
ま、このように、当時を思い出しつつ、年を経た分、考え方も変わってきている点を再認識できるのが、この『再読シリーズ』の面白い点でもあります。もし、ここまでお読み下さった方にとっても、何かしら得るものがあったとすれば幸いです。
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