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【言葉】「勝てば官軍」と言いますが・・・

WBCから「にわか野球ファン」生活が続いています。ほぼ毎日試合結果、内容などを確認しています。侍チームのファンでしたので、それこそ各球団に選手がいるので、毎回せわしなくチェックしては一喜一憂しています。これはこれで楽しいですが・・・(笑)。根っからの野球ファンの方には非常に申し訳ないのですが、「にわか」仕込みの浅知恵で書き込んでおりますので、いろいろ細かいところで訂正もあるかと思いますが、そこはお手柔らかにお願いします!


頑張れ、新庄監督!

日本人特有の判官びいきといいますか、球団としては日本ハム新庄監督の活躍が気になっています。やっぱり現役時代から数々の伝説を遺していましたよね、しかも監督になる直前も、もう一度現役復帰するんだということでトレーニングをされたりと、とにかく突飛で予測不能な動きをするところがあり、スポーツ紙を賑わせていました。新庄監督自体「華」がありますよね、何かやってくれそう、という期待をさせてくれるというか。しかし監督になった昨年はなかなか勝てず・・・と大変な一年だったようです。

今年の日ハム・・・頑張ってます!!

しかし今年は若手も少しずつ伸びてきており、さらにシーズン途中にもトレードで他球団の選手を獲得し、野村再生工場ならぬ「新庄再生工場」として話題に。さらには球場を札幌ドームからエスコンフィールドに移し、ボールパークとして話題に。きつねダンスやジンギスカンダンスなど、様々な工夫で「楽しむ野球」を魅せてくれています。

しかし、形勢が逆転してくると・・・

が、ここから本題。先月途中までは勝ちが先行しており、今年の日ハムはいいのでは?ということで評判が高まっていましたが、ここ最近は惜しくも1点差負けの日々。そうなると一気に「やっぱりダメだ」というネガティブ評価の嵐。それでも新庄監督は前を向いていくためにチームを鼓舞するコメントを残してくれていますが、当然内心では本当に悔しい気持ちでいっぱいでしょう(これは選手や球団職員もそうですし、ファンの方々も同じ気持ちですよね)。

でたー!マスコミ得意の「手のひら返し」!

で、こうして負けが先行してくると、お得意の「手のひら返し」が始まるわけで・・・。マスコミ報道もそうですし、ヤフー等のコメントでも出るわ出るわネガティブなコメントの嵐。球団の方々がこうした記事やコメントを読み過ぎていないことを願いますが、どうしてこう、「持ち上げてからすぐ落とす」が好きなんでしょうね?これはヤクルトの村上選手への揶揄も同じですね。WBCでの大不振はこちらも気の毒になるほどの絶不調で、4番から打順を変更されてしまう。しかし準決勝で起死回生の一発で、やはり「村神様」!と一気にそれまでのアンチコメントを一掃したのは記憶に新しいですね。

これは野球だけの問題ではない

今回は野球をテーマにしてこの「勝てば官軍、負ければ賊軍」問題を取り上げていますが、これって本当にどこでも起こるし、何なら自分(たち)も当事者になったり、規模は異なりますが、被害者になったり・・・ということってありますよね?昨日はフィジーカー久野さんのコメントを取り上げましたが、SNS時代に入り、こうしたトラブルが一気に加速+増幅しているように思います。誰もが簡単に発信することができ、しかもそれが世界規模で伝播してしまう。これって本当に恐ろしいことですよね?

周りが勝手に期待して、唆すとまでは言いませんが、その気にさせて、いざ失敗したら、一気に形勢逆転。「やっぱりね・・・」と今度は期待の言葉の倍くらい傷つく言葉や態度をとる・・・こんなことって経験ありませんか?しかも、もっと陰湿なものになると、言葉では期待しているようなそぶりを見せておいて、実は「失敗」を望んでいる・・・などという妬み事例も(私は被害に遭ったことがあります・・・悲しいですが)。

どうやってリテラシーを高める?

言葉の「言った、言わない」という問題、「そういう意味ではなかったんですが・・・」という弁明、こうした「舌禍」は私自身も当事者になったことがあるので、偉そうに語る分際ではないのですが、こうしたケースで悲しい思いをすることを減らしたいですよね。では、どうすればいいのでしょうか?学校で学ぶとか?でもこうした個人的事情は扱いにくいですよね・・・。とはいえ「SNSリテラシー」という意味で、メールやツイート等のマナーを学ぶのはアリかもしれませんね。

noteのコメント欄は参考になるのでは?

たしかnoteにはコメントを書いて送る際に、必ず「確認」が入りますよね。あの「間」ってとても大事だと思います。少しだけ我に返って落ち着くことができるので。どうしても感情が高まった状態で、書き込んだり、それこそ口喧嘩ではないですが、言い合いになると、負の相乗効果+文字の恐怖が相まって、言葉以上に大炎上したりしますよね。こうしたことは今や日常茶飯事。そういう意味ではこうした「間」を設けるのはいいアイデアの一つですね。さすが、noteさん!(笑)。

簡単ではないですが・・・SNSとの距離ですかね

あとはSNSとの距離感を保つこと。これは「言うは易く行うは難し」ですが・・・。ついつい手元にあるとなんだかんだで時間を潰してしまいますよね。そしてあとから「あなたは先週○時間使っていました」という表示を見て焦る・・・みたいな。1日24時間なのに、よくもまぁ、そんなにスマホ見てたなーと怖くなります。それはさておき、ネガティブなコメントを見ないように自分をセーブするというのも大事かもしれませんね。これが難しいわけですが。

リンカーン大統領のエピソード

ここで思い出すのがリンカーン大統領のエピソード。彼が若い頃、弁護士だったそうで、しかも血気盛んに相手をコテンパンに論破していたとか。その分、敵も多かったようで、論戦(というか口論?)も多かったとか。そして彼はその相手に対していつも長い手紙を書いていたそうです。もちろん中身は罵詈雑言。しかし書き終えると気持ちがすっきりするのか、奥さんに託して就寝していたそうです。暫くたち相手からの返事もないので、自分の手紙の効果だと思っていたら、実は奥さんはその手紙を出していなかったそうです。すごくないですか?ナイス、奥様!!本人は紙に書いてスッキリ。相手も手紙に書いてスッキリ。それでおしまい(たしかこのような話だったはず、違っていたらスミマセン)。

カーっとなって言い返したところで、不毛な戦いが待っているだけ。しかも相手は炎上させるのが目的だったりすると、なおのこと、挑発して楽しむなんていう邪悪な心を持った人間がいるのも悲しいけど事実です。そうした心無い人たちと関わらないよう、自分で自分を防御する。さらにはアンガーマネジメントではないですが、言い返したくなるところで「間」を作る。古今東西、いろいろな本の中でこうした人間との付き合いに関しては書かれているところを見ると、人間ってそもそも変わっていないんだなー、ということと同時に、みんな同じことで悩んでいたんだなーと、どこか共感してしまいますね。

終わりに・・・とは言ってもね・・・というオチのないオチ

ま、今はこうして穏やかに書けていますが、当事者だったり、渦中だったりすると、こんなにのんびりはしていられませんよね。こうしている最中にもネガティブコメントで心を痛めている人がいるかもしれません。どうにか少しでも軽減できるようにならないものか・・・。今回はなんだか深いテーマにどんどん嵌っていってしまいました・・・。



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