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自動販売機が、もはや商品を売る道具ではない件

今の自動販売機は売れ筋商品や販売時間帯、
さらに代金を入れてからボタンを押すまでの
時間といったデータを収集するIoTデバイスに
なってきています。

すっかりオンライン化された自販機は、
消費者が購入した商品の情報を即時データ
ベースに蓄積していきます。

こうやって蓄積されたデータを商品開発や
在庫・補充など製品のラインナップに活か
されているようです。

人間が見落としても、機械は決して見逃さない

ここがポイントです。

たとえば、コカコーラ社でこんなことがあった
ようです。

とある、スポーツ施設で売れているものが
実はホット系飲料だったという事実。

人の先入観でいうと、キンキンに冷えた
「スポーツ系飲料」。

しかし、実際に自動販売機からの収集データー
をみてみると意外に売れているのが、コーヒー
などホット系飲料。
とても、運動しながら好んで飲むような商品
ではない。

そこで現場で調査したところ、保護者が待ち時間
に頻繁に利用している
ということが判明したよう
です。

もし、仮にデータが蓄積されていなかったら、
調査もしなかったでしょうし、相当な機会損失に
つながっていると予想されます。

このように、街にある身近なものが、インターネット
につながった情報収集の道具になりつつあります。

企業も、このデーター収集を目的にあらゆる
ものを自動化あるいは無人化にしていくことでしょう。

このように「情報資産」の価値は、「お金」より
重くなってきている傾向がある中、それができない
企業は、市場に残っていくことが難しくなってくる
時代がくるかもしれません。




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