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お金の減らし方読書(自分調べ)

お金減ってますか?減らすのと減るのは違います。ということで、わざわざお金を減らすことがみんなの興味、というフェーズに突入した日本ですが、いかがお過ごしでしょうか。

お金に関する書籍は沢山ありますが、ここに来て、死ぬまでにお金を使い切ろうという謎本が影響を及ぼし、昔の、「お金は墓場まで持って行けない」格言がアップデートされて注目を集めております。

ということで、本日ご紹介したいのは、「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」です。

これ、叙述トリックが用いられていて、90歳まで、というところがミソだったりします。90歳まで生きられない人が大半だったり、90歳になったら、生きてたとしてもそもそもお金を気にするほどまともな頭じゃないかもしれない、とか、著者が71歳らしいので、読んでる人が90歳になる頃には、この本が正しかったかの検証なんぞそもそも無理だったりしますが、そういったトリックはミステリーマニアにまかせるとして、本質をコメントしてみたいと思います。

あ、その前にあらすじなのですが、まずは、お金の増やし方、お金の目的、お金にまつわるエトセトラが6割ぐらい続いて、さらに、お金って大事だっけが2割ぐらい前置きされたあとに、残り、2割ぐらいで、タイトル回収するという、いわゆる一発本、ワンイシュー本なわけですので、新書としては、出オチパターンですが、読みやすいので、なんとなくタイトルに惹かれた人、これまでのお金増やそうぜ本に辟易してる人は興味深いかもしれません。

ちょっと前置きが続きましたが、結局、お金の使い道、特に、年取ってから後悔しないためのお金の使い道を筆者が71歳になって気付いた回顧録だったりします。

なので、いまお金が無い人、物欲にまみれカード請求がコワイ人、月々3万円の積み立てNISAで投資してる気分になってる人、そもそもお金を減らしてる人にはまったく向いてない本となりますので、ご注意ください。

結局、いつ、お金の使い方、お金の貯め方、お金の増やし方に気付くか、なんですよね。

なので、若い方(社会人なりたて)とかには、あまり響かない内容ですし、日本の平均年齢である40代後半に向けての煽り本で、この世代には、ちょうどお金が貯まってたりする層が多いだろうから、なんとなく気になるタイトルだったりするんでしょう。

ちなみに、もう、結論なのですが、お金の使い道として、経験に使う用途の旅行、自尊心を満たすための寄付、などなど、ちょっと考えれば思いつく、”正しい”お金の使い道を教えてくれる、確認本だったりします。

ということで、気になってる方は、下記も手を出してみましょう。

・こっちが元祖(お金の減らし方)
そもそも森さんがスーパーお金持ちなので参考にならん参考までに。

・こっちがネタ元(DIE WITH ZERO)
この本に影響されて派生本が多いこと多いこと。。。

と、まあ、まずは、減らす前に増やし方の本、紹介しようぜ。。。

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