見出し画像

『私の財産告白』(著 本多静六)からエッセンス抜き出してみた

どうも大関(@nobooknolifeso)です。

本多静六の著書である『私の財産告白』



からエッセンスを抜き出してみたということで書いていきます。

そもそも本多静六って誰?

という人がいると思うので、Wikipediaを貼っておきます。

本多静六 - Wikipedia

本多静六は日比谷公園の設計や明治神宮の造林に関わった人物であり、自身の定年にあたって全財産を公共事業に寄付した人物でもあります。
そんな彼は資産家の生まれだったとか、勤め先が一流企業で高給取りであった訳ではなく、25歳で東京大学農学部助教授になった年から、「四分の一貯金法」と本の執筆をはじめ財産を築き上げました。
本多静六がいかにして財産を築いたのかを知れる本が『私の財産告白』です。
当時とは銀行の預金に伴う金利や財政状況は違うため、この本の通りにすれば何年後かには大金持ちに! とはなれませんが、貯金の基礎となる部分は勉強になるのでシェアしたいと思います。

※印がついたところは本を読んだ際に僕がメモとして書き入れたものです。

1、本多式「四分の一」貯金

収入の四分の一を貯金する(臨時収入は全額)。

※生活費から余ったお金を貯金するのではなく、貯金するお金をまず決めることが大事。

2、貯金生活で障害となるのは虚栄心である

「財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ」(P.25)
※お金が足りない。生活費が足りなくなるから節約・節制をするのではない。
普段の生活で見栄を張ったりしないことが大切。

3、貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい(P.25)

投資の第一条件は安全確実である。(P.92)
卵は一度に同じ入れ物に入れて運んではいけない。
※GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のホームページにも同じことが書かれている。
(参考 https://www.gpif.go.jp/gpif/diversification3.html
危険の分散を行っておくのがよい。

まとめ

この本のエッセンスとしては3点。
目新しいことや、何ら難しいことは書かれていません。とてもシンプルです。
1、収入から天引きして貯金をしなさい。
2、苦しい生活を覚悟して過ごしなさい。
3、貯金が貯まったらそのお金を投資に回しなさい。
とてもシンプルですが、これをやり遂げるのは難しいことでもあります。

僕は、この本をきっかけに生活費の見直しをしてみることにしました。
投資はこの本を読んではじめた訳ではないですが、リスクを分散するという考え方はここから学ぶことができました。

莫大な財産を築いた本多静六でありますが、

人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。(P.65)

とも書いています。
お金自体が人を幸せにすることはないが、お金で苦しむことのないように注意をする。その意識は怠らずにこれからも過ごしていこうと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?