介護事業所の経営ノウハウ!1年で+2100万円、2年で+5000万円にした秘訣とは?
真一です。
今回は、ケアマネージャーであり、結構な実績を出している介護施設の経営者でもある原川さんに、どうやって実績を出したかというお話を、お聞きしたいと思います。
それではこちらをご覧ください。
動画と文字起こしを用意しました。
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文字起こし
片山 「片山 真一です。
今回は、ケアマネージャーであり、結構な実績を出している介護施設の経営者でもある原川さんに、どうやって実績を出したかというお話を、お聞きしたいと思います。」
原川 「僕の実績というか、当時の仲間と共に上げた実績です。
例えば、12人規模のちっちゃなデイサービスで、僕が行く前は200万円の赤字だったのですが、これを仲間と共に年間1500万円の黒字にしました。
他には、年商が2億ぐらいのもう少し大きな施設だったのですが、営業利益が100万足らずでした。
1年で2200万円の黒字になったのと、これからの1年だと4800万円が見込まれています。」
片山 「凄い実績ですね。
それは、経営者の方にも参考になる話だと思うので、どういうことをやったのかを伝えて欲しいと思います。」
原川 「介護保険の経営というのは、他の商品サービスなどと比べて強みがあるのです。
1番の強みは、例えば、いくら壺を売ってもいくらソーラーパネルを売ったとしても、全員が必ず幸せになるとは限りません。
売った方は儲かるかもしれませんが、お客様が必ずしも満足するとは限らないのです。
一方、介護サービスに関して言えば、誠実なサービスを売りさえすれば、絶対に誰かの幸せに繋がるのです。
もう1つの強みは、価格競争がないという事です。
介護保険で決まっているので、全国展開をしている大手だろうとちっちゃなところだろうと価格は一緒なのです。」
片山 「価格が同じだと、差別化はサービスの質なのですね。」
原川 「そうですね。サービスの質と窓口になる人が重要になるでしょう。
僕がどんなことをしたかと言うと、びっくりするほど普通のことしかしていません。
まず、第1に、会社としての目標を具体的に定める事です。
例えば、10人定員のサービスならば、毎月何人の方に来てもらいましょうと決めれば、結果的に年間でいくらの売り上げになって、純利益はこのぐらいになりますという目標を具体的な数値に落として定めます。
2番目には、この目標を果たす意義を社員と共有します。
それこそ今まで売り上げが低かったのが上がるということは、それだけお客様が増えるという事です。
見方によっては、社員の負担がそれだけ負担が増すのです。
負担が増すのは、今まで以上に多くの人の人生を支えているということです。
この多くの人を支えているという客観的事実を、お客様の生の声やエピソードを添えながら繰り返し社員に伝えます。
介護の仕事をしている方の多くは、お年寄りやご家族を支えたいという介護が好きな方が多いので、その意義があれば頑張ってくれます。
3番目は目標達成のための具体的TODOリストとルールを定めることです。」
片山 「TODOは分かるような気がしますが、ルールとは何ですか。」
原川 「ルールは、うちは絶対にどんな方でも断らない。というようなルールです。
大変だからといって断ってしまいがちですが、大変だからこそ断ってはいけないのが介護サービスです。
当たり前すぎるそのルールを徹底させます。
ただ、もしも社員の方が傷つくようなことになれば、その時は僕も一緒に考えると言ってあげます。
4番目は、1番目から3番目のことを毎日、毎月チェックする仕組みを作り実行することです。
チェックの仕組みは、全然難しいことではなく、エクセルで2分で出来ます。
例えば、目標が毎日10人の方に来てもらいたいということだったら、今日は何人来たというのを入力するだけで、月の平均なども分かります。
それを、担当者が自分でやって、それを入力するだけで意識します。
これが数字が低いということは、本来支えられるはずの人を支えていないのだというところは2番目の目標を果たす意義を社員と共有しています。
だから、担当者自身がもっと多く支えなくては!もっとお客様を獲得しなくては!と思って、自分で頑張ります。」
片山 「これだけで良いのですか?
僕が営業会社にいた時と比べると、ゆるいと感じるのですが。」
原川 「普通のことを普通にやれば、抜きんでる事が出来るのが介護業界です。」
片山 「そうですね。わかりました。
今日はありがとうございました。」
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