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5年前の俺に

◇今回の記事、知財系 Advent Calendar 2021の参加記事として書きました。


5年前の俺よ。
色々あって、かなり擦れてしまっただろう。

弁理士試験の勉強もなかなか先が見えない
今の先行技術文献調査の仕事ばかりだと
将来のビジョンが全く見えないのがつらいだろう。
いつまでこのような状態が続くかもわからない
後は明細書作成している人や企業知財で活躍している
人たちに対して引け目を感じている日々を過ごしているのも無理はない…
フットサル汗を流すのとそのあとのビールだけが
生きる楽しみという苦しい日々だったな。

そんな中
特許文献やらこれを探すこと、読むことを通じて
技術常識を蓄積していくことは割と重要なことではあると思うんだ。
明細書書いている人や、企業知財をやっている人が
この業務に集中できる時間もないので
割と重宝されたりするもんだ。

え?
企業知財の仕事ができるかどうかって?
それに必要な素養ってなんだって?

まあ
今の特許文献を読むこと、文献を調査、分析する力は
そのままつけておくといい。
あんまり特許分類なんかマニアックなことに走るなよww
それから弁理士の勉強、内容自体は嫌いでないなら
そのまま続けるといい。
うすうす感じてきてはいるけど、
弁理士試験の勉強、条文と事案のあてはめ方と
先行技術文献調査の、対象特許と引用文献のあてはめは
そのまま同じ頭の働かせ方になる。
ちゃんと身に着けておくことよ。

よく考えると特許文献の読み方なんて
書いてある本はあまりなかった我流で築き上げたんだから
その部分突き詰めて発信していくための材料にもなる。

企業知財をやっていくにあたって何を準備しておくかってことだけど
文書でのやり取りより、事業と発明者と特許事務所の間の
コミュニケーションを円滑運用していくことが大事。
そのことに関してはこれまで培ってきた
工場の現場の人とやってきたことが活きると思うよ。
俺としてはこの仕事向いてないと思ったけどな。
ただコミュニケーションを円滑にするだけじゃないよ
調査と法規の内容が助けてくれるさ。

あと、特許事務所と企業知財の大きな違いは
やっぱり事業に対してどれだけ”提案”ができるか
事業に対してどれだけ”安心感”を与えられるか。
そうゆう意味では必要となる技能は
”しゃべる力”だと思う。

ただ一つ注意しておきたい。
あまりしゃべりすぎてはいけない。
相手がしゃべりたいことを質問にのせてしゃべらせること。
特に発明者に対してな。

大丈夫、できるさ。

今の周りの環境はかなり特殊で息苦しいのはわかる。
おかげで、5年後の環境がとてもありがたく感じるwww
まあ楽しみにしておきな。

五年後の俺より。


わりと知財ってカチッとした文調で展開されるものが多いので
ふわっとした感じで書きました。
そしてなんだかポジショントーク調になっています。

そして
5年後の自分は今の自分にどんな言葉をかけるのでしょうか?
それを楽しみにしながら、日々励みたいと思います。
ひょっとして
”五年前の俺よ、もう俺、知財辞めちゃったよ”だったりして。


明日15日は【が】さんです。
自分のようなふわっとしたものとは対照的に
しっかりした内容に仕上げてくるのだろうなあ…


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