このタイミングしかない・・・そう思った1度きりの染毛。

現在37歳。
当時25歳の自分は一度も染毛をした事がなく、
ずっと憧れていた。

理由としてはいろんな理由があるかと思います。
例えば・・
・家庭で染毛禁止だから
・職場が染毛禁止だから
・髪へのダメージが・・・
・周囲のイメージが・・etc
等々あるかと思います。
私は『職場が染毛禁止だから。』
これに尽きます。

サービス業をしていた私にとって
髪の毛を染める事は一生ないと思っていました。

しかしある時、音楽が好きだった私は、地元でバンドを結成する事になる。
※現在は解散済み
音楽好きだった為、一通りの楽器は触れてました。
ドラム以外は・・・ドラムはゲームセンターに昔あった音ゲー。
ドラムマニアというシリーズをプレイした事しかなかった。

メンバーで集まり各々のやりたい楽器を選んでいく中、やはり余ったのは・・・
『ドラム』
試しに叩いてみると意外と叩けていた様で、メンバーからも頷きが見え、
『ドラム』に決定となる。

バンドメンバーは
・ボーカル
・ギター1
・ギター2
・ベース
・ドラム
の5名体制。
ドラム以外のメンバーは基本的に動きを見せることができ、音楽以外の見せ方、表情や仕草等もしっかりとアピールすることができる。

しかしドラムとなると音楽を音楽にする為の作業でいっぱいいっぱい。
もちろん慣れていないとう言う自分の原因でもあるが、
なかなか仕草などを見てもらうことができなかった。
※もちろんデキる人にはそんな悩みは無いかと思います。

ある日ライブを実施することが決まり、日々時間が流れていく中、
会社から長期休暇を貰えることとなり1週間休みをもらうことができた。

そして・・・そうなんです。
そのライブ開催日が長期休暇の2日目だったのです。

ライブをするなら少しでも悪あがきしたい、
目立ちたい。
たまたまではあるが、他のメンバーはみんな黒髪。
少しでもドラムに目を向けてほしい一新で、
『金髪』
にすることを決意。
とは言え色も戻りやすいように、色を抜いただけなので。

迎えた当日、メンバーからは
『誰?笑 まさかそう来るとは思ってなかった!』
それはそうですよね、そのメンバーの中には幼なじみもいて、
今まで一度も染毛をしてなかった人間がいるのですから。

ライブも終わり、フロアに戻ると、観客からはハイタッチを求められる。

名前もあまり覚えてくれてはなかったので、一人だけ金髪だったからという理由で声を掛けられ、たくさんの人とコミニュケーションを図ることができた。

金髪=ヤンキー
と言われていた時代に、金髪にすることでコミニュケーションを図る事ができた。この時間。
泣く泣く翌日には黒に染め直し、また黒髪の日々が始まり、、、


そして今、約12年たった今でもまだ髪の毛を染めることは無いのです。

#髪を染めた日


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