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箱根駅伝とは…

はじめに

記事の投稿日は2023/1/1ということで、
明けましておめでとうございます。

そして、箱根駅伝の前日となりました。

今回の内容は、箱根駅伝に先駆け、箱根駅伝を説明していきたいと思います。

これを読んで「箱根駅伝とは何か」や「区間の特徴、どのような選手をエントリーしやすいのか」を知って、さらに箱根駅伝を楽しんで頂ければ幸いです!

目次から飛んで見ることをお勧めします!
それでは、早速、始めていきます。

箱根駅伝とは

○箱根駅伝の本名は…
東京箱根間往復大学駅伝競走です。
(漢字が羅列されすぎて読みにくいですね)

往路スタートのところにちゃっかり本名が…

○どれくらいの歴史があるのか…

箱根駅伝が誕生したのは、1920年。なんと大正9年になります。100年以上も前のことです笑

そして、創設する原動力となったのは、この名前を一度は聞いたことあるんじゃないかと思います。
マラソンの父と呼ばれる金栗四三さんらによる「世界に通用するランナーを育成したい」という思いからでした。

東京オリンピック 大迫傑選手

実際に、箱根駅伝で活躍した選手が東京オリンピック2020では、6位入賞を果たしています。
流石に、大迫選手は知っていますよね笑

そして、

初の駅伝となる「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」が京都から東京の516kmを23区間に分け、昼夜問わず三日間を走り継ぐレースが行われました。

第一回 箱根駅伝

それが原型となり、箱根駅伝が生まれました。
「写真古すぎ!!」と思いますが、これくらい昔から伝統のある駅伝なんです。

関東地区の駅伝ではありますが、これだけ有名なのには理由がありますね👍

1区

ちょっと感じるくらいの下り勾配。

距離 21.3km

特徴
レースの流れを大きく左右する区間で、各校による駆け引きが続きます。
牽制してペースが落ちる事もハイペースで削り合いになる事も考えられます。
その上で、唯一1番最初に鶴見中継所に帰ってきた者が区間賞というわかりやすくも難しい区間です。

・勝負のポイント
平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋。

区間記録
1時間00分40秒 吉居大和

第98回大会時の記録

2区

距離 23.1km

特徴
距離が長く、中盤からは、権太坂などの上り下りの繰り返しが待ち受けています。そのため、体力、精神力、勝負勘の全てが求められます。
そして、各校のエースが集まる「花の2区」として、有名な区間です。
この区間は、ごぼう抜きもあり得ます。

勝負ポイント
すみません。勝負ポイントを作っていますが、この区間は最初から最後まで目が離せません。

区間記録
1時間05分49秒 イェゴン・ヴィンセント

第97回大会時の記録

1時間05分57秒 相澤晃(日本人記録)

第96回大会時の記録

3区

基本的に下り勾配だが、時々、意地悪な登りも

距離 21.4km

特徴
前半は意地悪な登り坂が何回かあるが、基本的に下り坂が続き、街を抜け134号線に出ると、正面に富士山で、左には相模湾がある箱根駅伝で1番の景勝地。
強い風が選手を邪魔することもある。
前半からハイペースで入れるスピードランナーをエントリーしたりします。

勝負ポイント
最後の最後で競り合いが見られることが多いです。区間の受け渡し前の競り合いにご期待ください。

区間記録
59分25秒 イェゴン・ヴィンセント

第96回大会時の記録

1時間00分55秒 丹所健

第98回大会時の記録

4区

細かいアップダウンと最後の登り

距離 20.9km

特徴
平地の区間では1番短いが、往路終盤に向けての流れを築く重要な区間。
集団から離れていてもペースを刻み、追い付かれても喰らいつくような走りが要求される。
エース格の投入もあり、各校の戦術が見える区間。

勝負ポイント
5区にどのような位置で襷の受け渡しをしたのかが往路で戦う上で必要不可欠。
ここで、勝負が決まる事も。

区間記録
1時間00分30秒 吉田祐也

第96回大会時の記録

5区

なんと言っても最大の難所

距離 20.8km

特徴
国道一号線最高点の標高874mまで一気に駆け上がる。平地でも走れる登りの適性がある者が走るか、主力級を投入するか、それくらい山を重要視する大学もある。
16.2kmの最高点を過ぎると一転して下り坂になり、そこの切り替えがゴールタイムを左右する大きなポイントとなる。

勝負ポイント
下り坂からの順位変動は少ない。つまり、登りでどれだけ差を付けられるか。そこに限る。

区間記録
1時間10分25秒 宮下隼人

第96回時の記録

そして、何よりも…
コースが違うため、記録にはなっていないが

山の神

山の神の登場はあるか。

6区

最初の数キロを登り、一気に駆け下る

距離 20.8km

特徴
最初の数キロを登り坂でそこから一気に下り坂になります。登りと同じく下りの適性を必要とする。
下り坂でスピードが速い、それなのにカーブが急であるため、足への負担が大きく、残り数キロの傾斜が落ち着いた際に、どれだけ耐えの走りをするかが重要。
朝の箱根山中は寒さもあり、ダメージとしてはどの区間よりも残り、数日走れなくなるレベルの体の状態になるくらい。

勝負ポイント
登りきったところでの区間順位はひっくり返ることはあるが、登りきった際のタイムは貯金となり、ハンデを持つ事もある。登りきった地点のタイム差を確認したいところ。

区間記録
57分17秒 館澤亨次

第96回大会時の記録

7区

距離 21.3km

特徴
9kmからは小さなアップダウンが続き、ペースが掴みにくい走りにくいコース。
山おろしの風で冷え込み、前からの日差しで気温変化が激しく、油断すると失速がある。
復路において、6区はどれだけポテンシャルを出せるかになるが、流れを作るのはこの区間だろう。

勝負ポイント
この区間では単独走となる傾向がある。
8区に渡った際に、総合順位をどこまで狙えるかが定まってくるので、見える位置で襷渡しを出来るかがポイント。

区間記録
1時間01分40秒 阿部弘輝

第96回大会時の記録

8区

ずっと登ってる感覚で、下りがあったとしても
そんなに長くもスピードに乗れる訳でもないコース

距離 21.4km

特徴
前半は平坦気味で、起伏があっても傾斜が大きくはないため、それほど難しいとは言えない。
しかし、後半の遊行寺坂の登りが選手を苦しめる。さらには、権太坂だけではなく、そこから続く絶妙な登り坂や権太坂までの絶妙な登りがボディブローのように突き刺さる。

勝負ポイント
権太坂をどのように攻略して、攻略した後も続く絶妙な登りをどのように耐えるか。前半に頑張ると後半まで続かない事もあるので、体力等の兼ね合いと1秒でも早く襷を渡せるかがポイント。

区間記録
1時間03分49秒 小松陽平

第95回大会時の記録

9区

前半が下り、後半は平坦。
というより、力量が試される事、間違いなし。

距離 23.1km

特徴
「裏の2区」と評される。
2区では、エースを入れなければならないのに対し、復路のエースを9区にエントリーすることが多い。
戦術によっては、攻めるか抑えるかは変わるが、最後の襷渡しの場になる。
幾つものドラマが生まれ、襷渡しが叶わない繰り上げスタート(先頭との差が20分遅れた場合、繰り上げスタート)から逃れようとする姿も。

勝負ポイント
10区にどれだけ余裕を持たせてスタートさせられるか。1秒でも早く鶴見中継所に入る必要がある。

区間記録
1時間07分15秒 中村唯翔

第98回大会時の記録

10区

少し感じるくらいの登り坂が続く

距離 23.0km

特徴
大歓声を受けながら中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ。最終区間という事もあり、気負いすぎや気温上昇により、アクシデントもあり、逆転劇が起こる事も多い。総合優勝やシード権などにゴールした順位がそのまま反映される区間。年々、争いの激しさが増す中でどのようにコースと勝負を攻略するか。

勝負ポイント
ラストスパート合戦になる事があり、そこで勝ち切れるか。また、後ろから追ってくる選手を突き離せる、突き離せなくとも追いつかれないことができるか。

区間記録
1時間07分50秒 中倉啓敦

第98回大会時の記録

終わりに

箱根駅伝について、綴りましたが、明日は第99回箱根駅伝となります。

第99回大会ということは、来年は第100回大会になり、関東地区以外の大学も予選会に参加する機会が得られます。

知らない人は「えー!そうなの!」ですよね。
関東圏の大学だけだったことも知らない人が多いかもしれませんね。

↑この記事です👍

関東圏だけでなく、全国で本戦出場を狙う大学も増えるでしょう。
特に、全日本大学駅伝に出場してる大学に在学中の方は、思っているかもしれません。

箱根駅伝を走るという事は、箱根駅伝の面白さや厳しさも全てを知り、適切な目標設定と無駄のない努力の上に、やっとの事で達成されると思っています。

この記事からやらなければならない事を明確にして、箱根路で競い合えるように僕も頑張ります。

そして、競い合えることが楽しみです。

誰かの努力の糧になる事をこの記事に期待して終わりにします。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。

あと、どうでもいい事を一つ。2区、3区らへん。
イェゴン・ヴィンセントめちゃいるやん。

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