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語られる「多様性」などクソである。

多様性とは、神の視点に立つことではない。世の中をみて「ここがおかしい」「あれが足りない」と批判することではなく、他者に受け入れを期待したり要求したりすることでもなく、純粋にそれぞれが自分の信じることを全うすることで、結果的に創られていくものだと思う。

なぜなら信じていることを本気で全うしている人は、その大変さや価値を痛感しているので、世界に既にあるものや他人の行為に対してリスペクトがある。他人や社会がどうこうという議論になりがちだけど、意外と自分に真剣に動くことが先なんじゃないかと思う。

世界的な展示会を見て思うのは、だれもグローバルなことをしているわけではないということ。それは結果的にはそう見えるかもしれないが、やっていることは各々の文化を背景にした独自提案。スーパーローカルの集合体が、世界の輪郭をつくっている。グローバルだからといって、欧米などに合わせようとした時点で、文化的背景からハンデがあり、背伸びした二級品しか提案できず、世界の多様性にも貢献できない。

世界を語るのは誰でもできるけど、世界を創る一端を担うことは、とてもとても難しい。。自分のコンプレックスやローカルに向き合い、まだ誰もしてないことを一つずつ形にしていくのみだな改めて思った。泥臭くがんばろう。