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偉大な日本の大地!と異次元の米国農業

これはGoogleでみた米国中西部(北部)の穀倉地帯。

緑の点はすべてセンターピボットよ呼ばれる灌漑農地

上図を拡大したのがこちら↓

小さな円で50ha。大きな円は250ha^^;

灌水用の深井戸を堀り、水やりをしています↓

収穫後の小麦畑?でしょうか?

日本農業の凄まじさ

米国は軍事大国、経済大国の影に隠れてますが、トウモロコシと小麦、大豆が中心の穀物大国であり、輸出大国です。
農地面積は、採草放牧地を含め、3億6000万ha。栽培しているのは農地面積の20%程度。穀物が最強の戦略物資であることを米国は認識していることの証左ですね。中国は穀物の最大輸入国になってますから、最後の生命線は穀物なのかも知れません。
日本の耕地面積は436万haとされてますから、100倍ですね。人口は三倍弱ですからね。
中国は、耕地面積は世界一ですが、農業人口が多すぎて、世帯あたり耕作面積は日本より少ないと推測されます。(統計上は、戸あたり耕作面積は1ha未満)

日本の国土は山塊が多く、農地率が極めて低いとされてます。
が、その山塊の御蔭で豊富な水資源があり、雪国を除き、年間を通じて栽培出来ますね。それが自給出来てた要因のひとつ。
もう、一つは、緻密な耕地管理技術と土作り技術の御蔭でしょうか?
数値だけ冷静に見れば、良くま~国民全員が飢餓に苦しむ!とか半数が餓死するとかが無く済みましたね~
いろんな意味で日本の農地と先人に💮💮💮💮💮ですね!

農地面積は米国に次いで広いが、人口の相違が目に留まります!

こちらは世界の穀物生産量と中国の輸入量推移です。↓
米国の生産量は、(水次第ですが)余力がまだまだあるのが解るかと思います。20年間で世界の穀物生産量は50%増加してます。
過半は、米国の生産量増加。
増加した生産量の過半は、中国大陸が受け入れている。
穀物の移動は、水の移動と云われます。
建国300年の米国から建国70年の中華人民共和国へと水が移動したことになります。
経済成長は、同時に、穀物消費量の増加になります。
肉食が増加するゆえです。豚、鶏、牛・・・の食糧は穀物です。
巷間伝わるごとく、米中が軍事力で闘うことは無かろう!
最後は、食糧で決着することになる!と、この数値は示唆しています。
どんなに共産党政権が監視能力を高めようと、「食」の供給を絶たれたら、歴代、中華政権と同様に、政府統治者を信頼してない漢民族は政権を倒すことになろうかと・・・。
そんな事は、一国二制度から30年で経済も軍事力も米国に対抗する唯一の国家にのし上がった共産党のテクノクラート群は先刻承知であろうかと。

肉食が増えれば穀物輸入が増加します!

統計数値を調べていて氣づいたんですが、日本の農業生産高って、凄まじいことがわかります。
先進国とよばれる諸国の国民ひとりあたりの耕地面積の統計が下図です。
農業はある時期、経済界界隈から農産物なんぞ、すべて輸入してしまえ!と云われてた時代がありましたね!
3Kと蔑まれていた、国鉄、国保、米価格(食糧庁=国家買い上げの時代)
が国家財政の赤字の元凶と云われてた時代です。
当時、何の根拠もなくドアホ!と叫んだ記憶がありますが。
国家・国民のとっての最大の安全保障って、食糧確保ですよね?
食料安保こそが最大の関心事!と感じているのは極々少数派であることも最近、知りました。
そりゃ、小売店の店頭に出向けば、米も含めた食糧は溢れてますから・・。
飢餓やら飢饉を知ってる世代は、大正世代までかと。
世界の穀物市場が、ロシアのウクライナ侵略に併せて高騰しています。
あたかも、これが原因とされてるようですが、これは米国を含めた五大穀物商社の戦略でしか無いやに感じてなりません。
米(こめ)を除いて、トウモロコシも小麦も大豆も輸入頼みの日本は、唯々諾々と従うしかありません。

それにつけても、国民一人あたりの耕地面積を眺めて、日本の食料生産能力の凄まじさ、高さを感じます。
260年もの長きにわたり戦乱の途絶えた江戸時代に構築されたんでしょうね?似非明治維新以降は、戦乱続きでしたからね。

わずか100坪の農地面積でしかありません!


米(こめ)農家は、産直やら直売やらの言葉を捨てて!

「米の食料安保契約」

にでも変えたら良いのかも知れません!
米あまりとかの現代だからこそ、TRYする価値がありますね!




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