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多文化共生?と畑作農家事情

岸田内閣は、国民の意向とは別の方向に疾走りだしている。
所得制限を設けた10万円給付は、コウメイの公約だし、人権担当補佐官に任命した中谷補佐官は、早速、CCPには逆らわない宣言をしてしまった。
極めつけは、昨日公表された技能労働者なる出稼ぎ労働者のいわば、移民への道を拓く政策。我が村周辺は、キャベツ、白菜の大規模栽培(といっても小さな畑を転々と栽培している)農家が点在している。
結果、残念なことに、うまいこと、業態転換を出来なかった我が村の農地は、大規模野菜農家の虫食い場と化してしまった。

昭和40年代前半まで、当地は、養蚕、葉たばこ、梨、畜産が全盛でした。

知りうる範囲で大規模畑作農家は、自身では栽培はしていない。
長年日本に住み着いた外国人労働者をTOPにした栽培労働組織に、播種から出荷までを委託している。
まぁ賢いと云えば、賢いやりかたではある。ある意味で製造業のやり口を令和になって、実践していることになる。

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固定費と変動費
農家が常雇いすれば、定額の経費はかかる。
野菜は、価格が乱高下する。高値の折は良いが、安値になると経費が出ない。もちっと収入を増やしたい他国からの出稼ぎ労働者と、経営農家の思惑が一致した結果。政経分離と云うか、経営と現場作業の分離に至った。
双方にとって、とても都合の良い仕組みになってるようだ。とある農家曰く。常雇い時代と比べると作業効率は明らかに150%だね。
時間給でなく、出来高払い! それが双方にとって、好都合であったのは事実と仰せ。
嘲笑ってはいけないが、そのしわ寄せが、ネギ価格に現れているらしい。
キャベツ、白菜は季節モノゆえ、その作業がない時期は、受託した組織に収入が無い。そこで編み出されたネギ栽培。ネギは収穫期間が長いため、キャベツ、白菜の合間に収穫作業を委託することで、栽培面積が急激に増加したそうな。
ネギは価格の優等生と云われてきたが、栽培面積の増加と共に、価格が低落傾向に陥ったようだ。かくして、個人が多かったネギ栽培農家を白菜大規模農家が追い詰める構図。
ここでは役所もJAも無力。誰の所為でもない。

無期限&家族も呼び寄せることが可能な新政策と移民政策
近所に、昔から存在する製造工場がある。朝夕になると自転車で作業衣を着たベトナム人が昼勤から帰宅する者&夜勤に出かける者の姿を多く見かける。帰郷してびっくりしたことのひとつだが自転車に乗ってるのは多くは、出稼ぎ外国人労働者の皆さん。昔は、自転車と云えば、中学生と高校生くらいしか見かけなかったもんだが。
裏の道を小学生数名が集団登校で通り過ぎる。少子化の影響なんだろうね?
暮らしていた頃は、10~15名の集団だが、いまは5名。その中に、背の高い女の子がひとり混じっている。スリランカ?人だろうか?
この村にも多文化共生の波がジワジワと押し寄せている。
時代の趨勢なんであろうが、昭和の時代は、この工場労働者は日本人だった。バブル崩壊に合わせたように地方から製造業が撤退し、職を追われた皆さんが多数存在する。
同時に、Fランと呼ばれる大学が乱立し、日本の大学進学率は、5割も増加した。昔から氣になっていたが、大学に向かう=ホワイトカラー化とされてきた。が肝腎なその世界は、ほぼ消滅しつつある。
ブルーカラーと呼ばれた中の技術者群の多数はIT系の企業で技術者として働いている。単純作業は不用な時代に、低賃金労働者にとって変わられた。
Fラン大学卒業者は何処へ向かったんだろう?とても、氣になるが・・・。
面白いことを聞いてなるほど・・・・と得心したことがある。
とあるアパート・マンション経営の大手に息子を就職させた親御さんからの話。地方出身者が優先的に採用されている!と聞いてたが、その理由は、地方に戻って営業させることが目的だったと。ある時期の生保の営業と同様ですね。親類縁者から営業させて、優秀な人物は、そこから営業幅を広げていく! だめな輩はそこで篩にかける。
そこに氣づいて、知人の知り合いの子息は、退職したそうな。
理由は、このままこの会社に居ると、親戚無くす!だったとか。
田舎暮しもなかなか大変です。


で、新たな無期限かつ家族呼び寄せも可能な外国人労働者向けの政策。
これは紛れもなく、移民政策ですね。単なる労働力確保では済みませんね。なにを考えてるのかさっぱりわかりません。
今だけ、カネだけ、自分だけ!なのかね? 岸田内閣???

どんなことになるのか? 英國やドイツの現状をみれば明らか。

九州のとある町では、土葬にこだわるイスラム教徒の要望に答え、専用の墓地を設置するんだとか?

おいおいおい! 大丈夫なのか?


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