その1主役は子どもたちと知恵の伝承者
老後なる言葉が昔から好きでは無かった。
明治生まれのジイちゃん子だったこともあるかも知れない。
脳裏に残るのは、幼児期にジイちゃんに諭されたことと背中で語っていた父親の姿。
ジイちゃんは、農地の境界争いを修める名人だったようだ。
穏やかな人柄だった所為か? 無欲の人物だった所為か今となっては真偽はわからない!
幼児期ゆえ、たぶん、4~5歳の頃。
何度もその場に連れていかれた。
境界のクヌギを一夜にして植え替えて、自分の敷地を増やそうとする不心得者も居た時代。誰が観ても、植え