Favorite Music #3

Summary
・今日は星野源だよ
・きっかけはやはり逃げ恥なの
・知らないけど懐かしい
・がんばれ、ニッポン

継続は力なり、されど難(かた)し。早速しばらくサボッちまいました。
言い訳はいろいろあるんですよ、今年は梅雨が長かったし、明けたと思ったら連日の猛暑だし、お盆休みだし、だし。
誰に期待されている訳でもないので、張り切ってまいりましょう。

どうもご無沙汰しております。わたしです。
音楽通っぽいnoteにしたかったんですがミーハーなもんばっかでやるせないですが、好きなものは好きということで最近Gen Hoshino、そう星野源に大ハマりしております

先に気に入った点だけ書いておくと、、、
・J-POPの中で圧倒的に聞きやすい(ように感じる)
・曲の振り幅が広くて聞き飽きない
・バックバンドのメンバーが豪華
・バックダンサーになんか唆られる

以前から「恋」とか「ドラえもん」だとかは認知してたんですが、個人的に俳優業等とのマルチプレーヤーは聞かないようにしちゃってたんです。
というのも小さい頃、劇の習い事をしてて俳優になりたいと思ってて、高校でバンド組んで音楽アーティストになりたいと思ってて、その両方を手に入れている人を素直に評価できる訳ないじゃないですか。笑

どうせ歌うだけで作詞・作曲からプロデュースからなにまで全部他人の操り人形だろ」とか「俳優の方でついたビジュアルファンが追っかけてんだろ」とかとか、ホントひどいことを考えておりましたよ。

だが、しかし、butですよ、私が愛用している某通販企業の動画配信サービスで、最近かのドラマが配信スタートしたのですよ。

最初はほんの出来心だったんです。
4年も前に流行ったものだし、さすがにアラサーとなった私がこんなものにハマるなんてことは、、、、ガッキー可愛い!という感じでみるみるのめりこみました。
在宅期間で本当に良かった。

ドラマの内容については割愛しますが、このドラマでガッキーに勝るとも劣らない、いや、やや劣るものの相当な魅力を放っていたのが星野源さんでございます。
本物の星野源はきっとこんな童貞ではないのだろうな、と思いつつも全く違和感のない、それどころかもしかして童貞なのではないだろうか、と思わせてしまうような演技に少しずつ私は心を許していきます。
もちろん、エンディングは「恋」を毎回聞くことになります。

会社の同僚がカラオケ等で踊れるのを見て不思議に思ってましたが、何回か見てると自然と踊れちゃいますね、あの振り付け・・・。考えた人は天才なのではないでしょうか。(もしあの振り付けも星野源が考案したのであれば・・・。)
ちなみにそんなカラオケで「恋」のMVは何度も見ていましたが、ビデオのダンサーの白と黄色の衣装とキレッキレのダンスに得も言われぬ感情を覚えます、これは恋なのでしょうか。

話がそれましたがそんなこんなで、今まで開かなかったブラックボックス、非タイアップ(ドラマ・CM等への提供曲)も含めた星野源のアルバムに手を出すことになるのです。

最初に聞いたのはこちら、POP VIRUS。一時期話題になってた気もしますが、これもう2年近く前なのか・・・と。
以前にも書いたとおり、私はアルバム全体の流れであるとか、雰囲気を楽しみたいタイプで、売れっ子ミュージシャンにありがちな9割タイアップ的なアルバムは少し苦手です。(仕方のないことですし、良いものは良いので敢えて嫌いとは書きません。)
見たところタイアップ曲が半分弱ですが、正直聞いたことあるのは「恋」と「アイデア」くらい、割とフラットに聞き始めました。

結果から書くと、スーパーでございます。
あの「恋」が(書き方が悪いですが)凡曲にも思えてしまうぐらい、全体の雰囲気が自然でサラッと聞き通せてしまいました。

衝撃は冒頭のアルバムタイトル曲「POP VIRUS」。お見事です。
この曲の為だけにこのアルバムを流したいぐらい素敵です。
裏拍を強調した緩いテンポにストリングスを巻き込んで壮大にしつつ、打ち込みもちゃんと入ってて、てんこ盛りなんだけど、自然と聞こえ方は至ってシンプル。
なにかのインタビューとかで星野源のルーツはいわゆるブラックミュージック系と読みましたが、非常に納得のリズム感です。
そのブラックミュージック感がどこか古い洋楽の雰囲気を醸し出していて、現代的なギラギラした音楽と比べ非常に耳当たりが良くなっている気がします。
そこに乗っかる星野源の低いトーンの声がまた一層リラックス感を与えます。

どこか古めかしくて懐かしい洋楽のようなのだけれど、ちゃんと日本語のJ-POP。
なんなんだ、これはと思い調べてたら詳しく解説してくれてる記事があったので無断ですが、載せてしまいます。言いたいことを言ってくれてるのと、割と理論的になにが起こっているのか解説してくれてます。こういう余白があるのも星野源音楽の魅力。
https://www.cinra.net/interview/201902-ariizumiyanatake

詳しい解説は上の記事に任せつつ、誤解無いように書いておきますが、星野源さんは作詞・作曲だけでなく編曲までも自身で手掛けています。末恐ろしいです。

そんな曲を実現させているメンバーがとても豪華、というか私が好きな人ばかり。
もとからちゃんと知っていた方々としてギターの長岡亮介(ペトロールズとか東京事変とか、今でも椎名林檎とやってるかな)、ベースのハマオカモト(OKAMOTO'Sを筆頭に言わずとしれてますね)、MPCにSTUTS (PUNPEE関連で知りました)とこのメンバーだけでもそもそも私が嫌いなはずがない、ということに気づいておりませんでした。
その他にもいろんな人の後ろで叩いてるカースケさんであったりとか、スポットでコーラスに山下達郎さんであるとかとにかく錚々たるメンツが揃っていて、尋常じゃないクオリティで仕上げられている楽曲陣なんだな、と改めて思いました。

星野源は自身の音楽を「イエローミュージック」とジャンル付けているらしいです、もし上で書いている特徴がイエローミュージックだとするのであれば、今後そんなフォロワーが出てきてくれると嬉しいですね。

最近は国内に限らず80〜90年代回帰の音楽が増えましたよね。
単にビンテージな音を鳴らすのではなく、どんな風に現代的にアップデートされているのか、そんなところに魅力があり続けてくれたらなあ、と思います。

それと同時に、今80〜90年代回帰をしているとしたら、80〜90年代の人は何を基に音楽をしていたのか、逆に2050年頃の音楽は果たしてどうなっているのか、新しい音楽は生まれるのだろうか、と考えてしまいます。
人類史的な音楽の誕生から考えたら、音楽というものはやり尽くされてしまったのでは?とか。
考えたところでどうにもならんのですが、願わくば未来永劫、素敵な音楽が生まれ続けますように。

話が壮大になってしまいましたが、今しばらくは星野源の活躍が楽しみです。
他のアルバムもいろいろ聴いてみましょうかね。

では。

16th, Aug, 2020


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