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第2回 勉強会&ワークショップを行いました。

10 月24日(木) ハピネス大広間にて、2回目となる教育の勉強会&ワークショップを行いました。参加者は24名、前回よりも先生方が多く参加してくださり、より具体的な課題、実現したい想いが見えてきました。

第2回目のゲストは、㈱ノースプロダクション近江正隆さん。「学校×地域で実現する子どもの学びとまちづくり」をテーマにお話しいただきました。
1.様々な未来予測からの考察
2.「社会を生き抜く力」「生き延びる力」
3.民泊体験とうらほろスタイル
4.持続可能な地域づくりに向けて


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・近江さんは、東京生まれ。北海道に単身移住し、漁業に従事。転覆事故をきっかけに、船を降り、㈱ノースプロダクションを設立。子どもを軸にしたまちづくりに取り組んでいます。

・「まちづくり」として大切にしていること
 次の世代が引き受けてよかった!と思えるような地域を創っていこう。
 「人づくり」として大切にしていること
 次の世代に「未来」を生き抜く力を身につけてもらうサポートをしよう。

・地方消滅という、今そこにある危機!
過疎が進む農山漁村は、その持続が危ぶまれている。解決が難しい困難な問題がいっぱい。だからこそ、実践的な問題発見・解決が「生き抜く力」の育成と農山漁村の持続につながる

・OECDが定義する「生き延びる力」は、「新しい価値を創造する力」「緊張とジレンマの調整力」「責任を取る力」生き抜く力に加えて、生き延びる力が必要な時代。

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■浦幌町のふるさと教育
・小学1~4年   自然体験・農業体験
・小学5年   農林漁家庭への民泊体験
・小学6年   修学旅行、まちのPR
・中学1年   職業調べ
・中学2年   職業体験
・中学3年   地域活性化案発表

地域(社会)とは、他人の集合体。「他人との絆が育まれる機会があるかどうか?」他人の集合体である「地域」への愛着が育まれるヒントがある。

・子どもたちの「生きる力」は、信頼できる大人たちの関わり、様々な経験を重ねていく中で育まれるものであり、学校・家庭のみで育まれるものではない。社会とのつながりの中で、子どもたちは豊かでたくましく成長する。

・子どもを「軸」とした地域づくりは、大人たちをからませ、地域をひとつにする力がある。「持続可能な地域づくり」とは、子どもを軸に、次世代に引き継ぐことを前提に考えた地域づくり。


後半はワークショップを行いました。
テーマは前回に引き続き、「2030年に実現したい地域の教育環境~ふえてほしいもの、減ってほしいもの、変わらずにあってほしいもの~」です。

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参加者の感想
・民泊を教育として実施していることに驚いた。いままでモヤモヤしてきたシビックプライドがどのようにして育まれるかが分かった。下川にあった形も考えながら実行していきたい!
・人づくりと地域づくりの相互補完で未来づくり!今までばらばらに一つ一つ考えていたことが、三角形につながってすっきりしました。
・中学生が地域でできることを自身で考え形にしていることが素敵だと思いました。ただ、町と子どもをつなぎ合わせるのではなく、子どもたちが自ら町に興味を抱く過程が大事だと感じました。
・子どもたちが自らこの地域に住みたいと思うこと=サスティナブルな地域
地域産業、大人の生き方、生きる力、地域課題解決、すべてにつながると思いました。
・子どもを軸にして大人たちが変わっていく、壁を越えていくこと

3回目を予定していますが、日程・ゲストはまだ未定です。
決まり次第、ご案内いたします!


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