2歳の息子がCreepy Nutsにハマった。そして私はCreepy Nutsに飽きた。
今回はCreepy Nutsについて書くのですが、まずはCreepy Nutsに詳しくない方に向けて軽く説明からしたいと思います。
Creepy Nuts
日本の三連覇のラッパー「R-指定」と、世界一のDJ「DJ 松永」による、HIP HOPユニット。
2017年Sony Musicよりメジャーデビュー。
「のびしろ」がTikTokで1億回再生を越えるなど、その他SNSでも注目を集めている。
ニッポン放送「Creepy Nuts のオールナイトニッポン」、CMやドラマなど多方面で活躍を見せる。
日本一のラッパーと世界一のDJによる超実力派HIPHOPユニットで、どの曲もめちゃくちゃかっこいいです！
ちなみにユニット名の「Creepy Nuts」は日本語訳しちゃダメ。
もともとHIPHOPを聴かない人でもCreepy Nutsをきっかけに聴き始めたとか、Creepy Nutsだけは聴いてるという人も多いのではないでしょうか。
DJ松永さんは東京オリンピックの閉会式にも出演して、真っ白な王子様みたいな服(本人談)でDJプレイを披露していました。
DJ松永さんの事を知らなくても、オリンピック閉会式に出てたDJだと聞けば「あー！あの人か！」ってなる人も多いかも。
菅田将暉さんとコラボして一緒に曲を作ったりもしていますし、本業の音楽でも、それ以外のテレビやラジオでも引っ張りだこの超人気ユニットです。
私は腰痛持ちで整骨院に通っているのですが、2歳の長男も一緒に連れて行っています。
車内でよくCreepy Nutsの曲を流していたのですが、長男はぜんぜん興味なし。
そこで指パッチンしながら踊ったり、音楽に合わせてツンツンつついてちょっかいを出したりして遊んでいました。
そのうち長男もCreepy Nutsの曲が流れると指パッチンのまねをして踊るようになり、自分からCreepy Nutsを聴きたがるまでに。
ちなみに長男はまだ上手に話せないので
指パッチン＝Creepy Nuts
という感じで、Creepy Nutsの曲が聴きたい時は指パッチンをしてきます。
かわいい。
しかも指パッチンできてない。
ただ指こすってるだけ。
かわいい。
それから整骨院への行き帰りの車内は、2人でCreepy Nutsを聴きながら踊るのが定番に。
長男の下に双子の次男と三男がいるので、長男と2人だけの時間は本当に楽しくて、普段我慢させてしまっている分、この車内の時間を大切にしていました。
こうして長男はCreepy Nutsが大好きになったのです。
そしてある日、長男が気付きます。
車の中だけじゃなくて、家でもCreepy Nuts聴けるじゃん。
何ならYouTubeでCreepy Nuts観れる(MV)じゃん。
これが、地獄の始まりでした。
我が家はAlexaを導入しています。
朝起きてAlexaでラジオを聴いたり、コーヒーを飲みながらBGMでジャズを流したりと楽しんでいます。
このAlexaでCreepy Nutsを聴けると知った長男。
まず朝起きて「ママーー！！！」と叫びながらAlexaを指差して指パッチン。
(AlexaでCreepy Nuts流して)
朝起きた時点でテレビが付いていたら、「ママーー！！」テレビを指差しながら指パッチン。
(テレビのYouTubeでCreepy NutsのMVを見せろ)
やることが多くてパタパタしてる時、下の双子がママの後追いをしないようにテレビで子供番組や、YouTubeで赤ちゃん向けの動画を流していたら超怒りながら「ママーー！！」と言って指パッチン。
(なんでテレビついてるのにCreepy Nutsじゃないの！？の怒り)
YouTubeでMV見終わったかと思えば、Alexaを指差して指パッチン。
(YouTubeはもういいから次はAlexaで聴きたい)
ちなみにこのパターンは逆もあります。
(Alexa消してYouTubeでMV見せろ)
家でも車でも、長男がいる場所は必ずCreepy Nutsが流れるようになってしまいました。
先ほども触れましたが、長男はまだ2歳。
2歳といえばイヤイヤ期真っ盛り。
自らを万能の王と信じ、暴虐の限りを尽くすお年頃。
通らない要求は全て「力」でねじ伏せる。
それがイヤイヤ期です。
そんな彼に
「今日はCreepy Nutsじゃなくて別の音楽聴こうよ！」
なんて言おうもんなら…
阿鼻叫喚
特に朝の保育園の登校前にYouTubeでCreepy Nuts観たいなんて言われたら、終わりです。
長男を保育園に連れて行くパパは暴君の犠牲となります。
そしてこの頃の年齢の子は、一度ハマったら何度も何度も同じ事を飽きずに繰り返し続けます。
例えば、同じ曲をリピートし続け踊り続けるとか。
そしてひとりで踊るのではないのです。
その場にいる大人全員が踊りに強制参加させるのです。
家事をしてても、手を引いて自分の隣に連れてきます。
そして私の目を見て真顔で踊るのです。
「お前も踊れよ。」
そう目で訴えてきます。
そして私は踊り続けるのです。
同じ曲を何度も。
地獄のダンスです。
ちなみに今長男がハマっているのは「助演男優賞」という曲。
この曲、サビ部分で指を上下にツンツンする通称「助男ダンス」があるのですが、長男はこの曲のこと「ツンツン！」と言います。(かわいい)
そして長男のCreepy Nuts好きは歌って踊るに留まりません。
長男とiPadでお絵描きをしていた時のこと。
(BGMはもちろんCreepy Nuts)
アンパンマンや車など、自分の好きな絵を描いてもらって長男はご満悦。
自分でも描いたり、私にもっと描いてとせがんだり、とても楽しそうにしていました。
でも何度も絵をせがまれると、私の方がだんだんネタ切れになってきます。
そして禁断の提案をしてしまったのです。
「Creepy Nuts描いてあげようか？」
漫画のようにパァアア！っと笑顔になる長男。
描けるのーーー！？と言っているかのよう。
そしてその時私が描いた絵がこちらです。
我ながらなかなか上手く描けたと思います。
長男もとても喜んでくれて、
このあと5枚ほどCreepy Nutsの絵を描かされ続けました。
ほんと、私バカですね〜。
自分で自分の首締めました。
なーにが「Creepy Nuts描いてあげようか？」やねん。
過去の自分を引っ叩きたい。
長男がいる時は強制的にCreepy Nutsを聴かされ、Creepy Nutsが流れない日がない。
そして長男が踊りたい時は一緒に踊らされる。
お絵描きをするとCreepy Nutsを描かされ続ける。
拒否するとイヤイヤ期発動。
飽きた。
Creepy Nuts飽きました。
そうです。
私は一生分のCreepy Nutsを聴き終えたのです。
もう宇多田ヒカルとか聴きたい。
助男ダンスじゃなくて、天井の低いソファーのある部屋でクネクネしたい。
King GnuとかONE OK ROCKとか聴きながら
ウェーイってやりたい。
これを描いている今もCreepy Nutsが流れています。
こっちを見ながら「ツンツン！」言い始めました。
今は1人で踊ってますが、そろそろ強制参加させられそうです。