メディアの構造的矛盾を解決する究極の比較サイトを作る方法
いくつかの本を読んで、表題のアイデアが浮かんだのでメモ
1.多数のメディアは構造的矛盾を抱えている
2.解決策は、ユーザ課金のみのメディア
3.究極の比較サイトをつくればいい
1.多数のメディアは構造的矛盾を抱えている
基本的にメディアは、企業からの広告収入で成り立っている。例えば、検索エンジンは、リスティング広告、無料でつかえるブログでさえ、ディスプレイ広告などが表示されている
サービスを維持し運営するためには、収益が必要だから仕方がないのだけど、ここで、構造的な矛盾が出てきてしまう。それは、広告をクリックさせる記事を掲載するほうが儲かるということ。
ユーザは、自分に価値がある情報が欲しいわけで、広告をクリックするための記事が欲しいわけではない。
2.解決策は、ユーザ課金のみのメディア
では、本当にユーザが欲しい情報を提供するメディアを作るにはどうしたらいいか?それは、ユーザ側からお金をもらう形で、情報提供する仕組みを作ればよい。
そういう意味で「note」は、非常に良いプラットホームだと思う。ただ、ユーザに役に立つ情報に特化しているわけではないので、そういうメディアを作り、ユーザがお金を払うほどの価値ある情報を提供できれば、非常に大きな価値をもつ。
3.究極の比較サイトをつくればいい
通常比較サイトは非常に有益な情報を提供している。しかし、アフィリエイトなど、企業からの広告費で運営されているケースが多い。
この場合は、どうしても上位企業をクリックさせる力学が働いていしまい、たとえは、公的機関や企業がからまない選択肢などの情報は、なかなか広がらない。
そこで、ユーザ課金に特化した比較サイトであれば、企業以外の有益な情報との比較が可能なサイトが登場し、さらに、有益なコンテンツ提供者には、高額な収益が還元される比較サイトのマーケットプレイス的なものがあれば、究極の比較サイトになるのではないかと思う。