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【保存版】テンプレ付き|登録率最高27.8%に達したLPの作り方

「リストが獲れない…」
「セミナーに集まらない…」
「何がダメなのかわからない」

そんなあなたの悩みをこのページだけで解決します。

1章|概要

内容に入る前にまずは概要を。ここで言うLPの定義ですが、無料から5千円くらいまでのオファーをするモノとします。

具体的には、
・メール(動画・音声含む)講座
・対面セミナーやお茶会
・ウェビナーやzoom・Skypeコンサル
・LINEコンサル
などへの申込みがゴールというものです。

次にLPにも種類がありますが、見込客のリスト化目的のLPを指します。

商品的には
・コンテンツビジネス
・コーチング
・コンサル
・カウンセリング
・セラピー
といった形の無いサービスに特化します。

物販系や店舗誘致といったリアルビジネス系はまた別の機会にしたいと思います。もしご希望の方はDMでリクエストしてください。

それではスタートします。

ステップは次の4つになります。

1.コンセプトを作る
2.テンプレートに当てはめてLPを作る
3.Web化する
4.テストして最強LPに仕上げる

2章|コンセプトを作る

テンプレートでLPを書いていく前にコンセプトを作ります。

実は、売れるかどうかや登録されるかどうかは、コンセプトで大きく変わります。同じ商品でもコンセプトや見せ方(ネーミング)次第で大ヒット商品になったりします。

具体例を挙げると、

レナウンの『通勤快足』

「フレッシュライフ」という誰がターゲットかもわからない名前で販売していたビジネスマン用靴下を、満員電車で通勤するオジサンたちに絞り込んだことでオジサン(とその奥さま)の心を鷲掴み

カゴメの『野菜一日これ一本』

これで1日分の野菜を摂取したと“勝手に錯覚させ”、食生活が改善したかのように思えて安心し、毎日の習慣にしてしまった

伊藤園の『お~いお茶』

元々の名前は「缶入り煎茶」。名称を変更し、それまでの「お茶は暖かいもの」「お茶は自宅や会社で飲むもの」というイメージから、冷たい緑茶というポジションを確立して全国に広まる

・・・

いずれもコンセプトを変えただけで爆発的にヒットした商品です。

わかりやすくお伝えするために有名な商品を例に出しましたが、コンセプトの重要性はどのジャンルでも同じです。

他にも、紳士服店でYシャツとネクタイを“ただそのまま”セット割引きで販売していたのを『丸の内のOLが選んだ彼氏に着てほしい2点セット』とコンセプトを変えた所、定価でも飛ぶように売れたという話もあります。

それぐらい切り口、見せ方といったコンセプトは威力があるのです。

●コンセプト作成マインドセット

・お客様は商品ではなくコンセプトを買う
・商品内容が見合っていなければ大炎上
・中身を予想させるな、サプライズを入れろ
・インパクト重視
・見込客の持っている恐怖、願望、ファンタジーを意識しろ
・ターゲットを変えることを恐れるな
・方法論を変えてみる
・(可能なら)ブームに乗る

続いて具体的なコンセプトの作り方を解説します。

コンセプトの重要なポイントは、『一言で説明できること』です。一言で説明して売れない物は、いくら説明しても売れません。

ネットワークビジネスに多いのですが、2~3時間も掛けて説明されてもなかなか理解できませんし、人に伝えられるようになりません。

「説明している人が下手だからだ」「聞いている方の理解力が無いからでは」といった意見もあるかと思いますが、私に言わせれば「そもそもコンセプトが失敗しているから売れる訳がない」となります。

説明する側の能力や聞く側の能力などにフォーカスしている時点でおこがましいですし、敗者の言い訳でしかありません。

聞き手であるお客様に能力などを求めてはビジネスマン失格です。

一言伝えただけで、

「えっ、なんかそれ凄いね!」
「えっ、もうちょっと詳しく教えて!」

といった反応が得られるようなコンセプトが最強です。

それでは強烈なコンセプトの作り方を解説します。

●ステップ1.見込客の感情が一番揺れる部分を書き出す

まず見込客の悩み、痛み、恐怖、フラストレーション、欲望の最も強いものを書き出します。

そのことを考えると夜眠れなくなること、胸が締め付けられて呼吸が苦しくなってしまうようなことを“具体的に”“大量に”リストアップします。

最低でも20~30個。

50~100個位書き出してみると分かりますが、似たようなもしくはまったく同じ内容が出てきます。気にせず出し切ってください。

なお、想像はNGです。

これは絶対にやめてください。

なぜかというと、当たらないから。

はい、私自身想像で商品を作ったりLPやセールスレターを書いて、ことごとく失敗してきました。どんなに空想を巡らせても、見込客の深層心理には入れないのです。

見込客の現実を知るにはアンケートがベストです。

・見込客を丸裸にするアンケート術

知りたい事は4つです。

1.フラストレーション、不満、怒り、失望、恨み、悔しさ

これによって見込客の敵を知ることができます。

・成功できないのは誰のせいか?
・衝動買いした物は何か?
・成功したら誰を見返したいか?

といった感じで、聞き方を変えながら探ります。

2.恐怖、将来への不安

恐怖というのは妄想です。考えても解決しない事で、非論理的です。

例えば世界大恐慌が起こる、地球が滅亡する、国家が破綻するといった事への恐怖です。

これらは大げさかもしれませんが、考え始めたら眠れなくなってしまう事や動悸が激しくなってしまうような事を探ります。

3.今現在、抱えている悩み

今すぐ解決したい苦しんでいる事、心・身体の痛みは何かを探ります。

4.欲望、理想、夢

どんな変身願望を持っているのか?解消したいコンプレックスや清算したい過去、取り戻したい事などを探ります。

質問項目としては次のような感じです。

・悩んでいることはなんですか?
・今年中にどうしても解決したいことはなんですか?
・生きている間に叶えたい夢はなんですか?
・他人には言えない密かな目標はなんですか?
・他人には言えない密かな悩みはなんですか?
・最近、一番怒ったのはどんな時ですか?
・衝動買してしまったものベスト3を教えてください
・今一番恐れていることはなんですか?
・それを考えると怖くて眠れなくなることを1つだけ教えてください
・3年以上継続している習慣があれば教えてください
・よく見るメルマガ、雑誌、テレビなどはなんですか?
・一番好きな書籍はなんですか?
・尊敬している人を3人教えてください
・スマホのトップページに入っているアプリを全て教えてください
・ビジネスに一番よく使うSNSを教えてください
・お名前、年齢、性別、住んでいる場所
・なぜ私の○○に参加したのですか?その一番深い理由を教えてください
・なぜ似たような商品ではなく、私の○○を買ったのですか?その理由を教えてください

かなり多いですね。

ここまで聞ければ最高ですが、ここまで項目が多いとなかなか答えてくれません。なので5~7個程度に厳選し、さらにプレゼントを用意すると答えてくれやすいです。

もちろんプレゼントは価値のあるものでなければ無視されます。

セミナーに招待するとか、動画や音声コンテンツをプレゼントするなど、工夫を凝らしましょう。クオカード500円分など、直接的ですが金目のものも効果が有ります。

なお、チェック式の予め回答を用意したアンケートは無意味です。選択式は答えを“予想”して用意してしまっているので、見込客の本音は聞き出せません。

もしどうしてもアンケートが獲れない場合にはこちらをお試しください。

こちらでもかなり核心に迫れます。

↓ ↓ ↓

・売上げが倍増する見込み客リサーチ法

何をリサーチするか?

それは、見込み客の頭の中です。見込み客が持つ不安、怒り、欲望、痛み、フラストレーションをリサーチするのです。

これがわからないと何もできません。リサーチ=買うであろう人を特定する事とも言えます。

詳しく説明します。

例えば、ターゲットを起業したい人と定めます。

ここで、多くの“売れない人”は、起業したい人というだけでターゲット選定を終わりにしてしまいます。これがNGポイントで、売れない理由なのです。

ターゲットが漠然としすぎていて、何を求めているのか全く明確になっていません。売る為にはもっと深掘りする必要があります。

理想のお客様=『ペルソナ+α』を固める必要があるのです。“何を望んでいるのか?”をリサーチするのです。

※『ペルソナ+α』を固め方の詳細は後ほど出てきます。

続いて、具体的なリサーチ方法をシェアします。

まず、注意しなくてはならないのは、身近にいる周りの人には絶対に聞いてはならないということです。実際にペルソナに合致していればいいですが、そうでない場合、聞くだけ無駄どころか、とんでもない方向にずっこけてしまいます。

理想は直接聞くことですが、実際に悩んでいる人に聞かなければ意味がありません。

そこで、『まだお客様のいない場合や直接的には聞けない場合のリサーチ法』をお伝えします。はっきり言って、これさえやれば十分ですし、1~2日位あれば終わります。

これはステップでお伝えします。

●ステップ1.Yahoo!知恵袋や教えてgooで、ペルソナを固める時に使ったキーワードで検索する。

●ステップ2.エクセルにコピペして、300個位集める

参考画像↓

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●ステップ3.分類し、項目ごとにマスを色分けする

分類項目はあなたの解りやすい分け方で大丈夫です。

●ステップ4.分析する

プリントしてみるとどの色が多いのか、一目で分かります。

つまり、

どんな不安が多い
どんな悩みが多い
どんな願望が多い

というのが、一目で分かります。

それを解消できるというセールスレターにすれば、必ず売れるレターの出来上がりです。

ここで一つ重大なマインドセットをお伝えします。

上記のやり方でやると、「私のサービス内容と異なる場合はどうするんですか?」という疑問を持たれる方もいると思います。

率直に言ってしまうと、あなたのサービスをお客様のニーズに合わせるべきです。

ニーズの無い商品は何をどう頑張っても売れません。商品をお客様のニーズに合わせて変化成長させられるようでないと成功しません。

ちなみに、私が絶対に受けないクライアントとは商品がガッチリ決まっていて、さらに商品を1ミリも変えるつもりがない方です。

こういう方は、売れない理由をセールスレターのせいにされます。つまりは、レターを書いた私のせいにされます。

お客様が求めていない商品はどんなセールスレターを書いても売れません。需要のあるモノしか売れないのです。

最後に必ず売れるマインドセットを紹介します。

それは、自分の頭の中だけで、想像や空想でリサーチを終えない事です。

理由は、当たらないから。

お客様とあなたとでは持っている不安、怒り、欲望、フラストレーションは異なるのです。お客様の求めるものと100%合致することは出来ないのです。

考えることをやめて“客観的事実”に基づけばビジネスは成功します。

●ステップ2.それを解決するテクニックを出す

ここはあなたのノウハウが当てはまるわけですが、2つ注意すべき点があります。

それは、

・だれでも想像できてしまうような使い古された感がないか
・(本当は違うモノでも)ライバルの類似商品を想像されてしまわないか

という2点です。

もしそうであれば、

・何かしら斬新さを出せないか?
・ツールなどと組み合わせて新しさを出せないか?

考えてみて下さい。

●ステップ3.テクニックをステップバイステップにまとめてみる

あなたの商品・サービスを限界まで削ぎ落として、“シンプルに行動ベース”で3ステップにまとめます。

ここは慣れもありますが、正直難しいです。ですが、必ずやらなければなりません。

どうやってどうやってと突き詰めていくと、徐々に伝えるべきポイントが見えてきます。

●ステップ4.整理してまとめて1分で話せるようにする

ここでは、最近私が作ったものを事例としてご紹介します。

案件内容は、チャットアプリで副業できるノウハウ販売です。現在はサービスが終了してしまったので名称は伏せます。

○○とは、LINEと似たような無料ソフトで、紹介してユーザーを増やしたり、ゲームをすると広告費の一部が還元される仕組みになっています。

ステップ1の悩みとして、副収入を得たい
ステップ2の解決策として○○で稼ぐ

という前提で、ステップ3を考えてみます。

ステップ1:○○をインストールする
ステップ2:友達と笑いながらゲームをやる
ステップ3:友達にコピペ文を送る

これらをベースに以下のようにまとめました。

『ルーマニア発、日本に上陸したばかりのスマホアプリ「○○」でゲームをしながら毎月25万円を稼ぐ、通勤地獄を天国に変える方法!』

これでコンセプトの完成です。

重要なポイントは、シンプルであればあるほど価値が上がるという事です。コンセプトではたくさんの情報を与える必要はありません。ステップを3つくらいでまとめるのがベストです。

コンセプトに行き詰ったら、以下のようなアイデアの盗み方もお勧めです。

・異業種のヒット商品からパクる
・アマゾンや雑誌から真似る

類似業界よりも異業種がお勧めです。

特に雑誌は流行や世相も分かりますし、雑誌に広告を出すのは1千万円以上かかります。ですので、マーケティングにしっかりとお金を掛けている証拠で、非常に参考になります。

3章|テンプレートに当てはめてLPを作る

具体的なLP作成に入る前に最も重要なポイントをお伝えします。

●無料オファー設計マインドセット

人間は信用できると判断した人からでないと購入しませんよね。その信用を無料の段階で得ることが、無料オファーの目的です。

無料オファー作成時のポイントとしては、

・見込客が一番悩んでいそうなものにする
・結果の出しやすい内容にする
・小さい成功体験を与えることが目標

という3つになります。

そして、“タダ”だからといって出し惜しみはNG。

全てを与えるつもりで提供しなければ、出すだけ無駄になります。お客様はケチ渋っているとニオイを感じて察知します。

「ケチ臭い販売者だな。ということは商品も金額に見合う価値はなさそうだな」

と判断し、お金を払って購入したいと思ってもらえません。

「これでどうだっ!」

ぐらいの勢いで出してみましょう。

嬉しい反応が必ず返ってきます。

なお、無料オファーは
・メール(動画・音声含む)講座
・対面セミナーやお茶会
・ウェビナーやzoom・Skypeコンサル
・LINEコンサル
などへの申込みが該当します。

それではテンプレートの解説に入ります。

テンプレートは以下の通りです。

1.キャッチコピー
2.申込みボタン
3.お客さまの声
4.申込みボタン
5.得られる内容
6.申込みボタン
7.特典
8.申込みボタン
9.プロフィール
10.申込みボタン
11.プライバシーポリシー(リンク)

それぞれを詳しく説明します。

●1.キャッチコピー

キャッチコピーと言うと「商品を一言で説明する言葉」だと思っている方が多くいます。

ですが、実はその必要はないですし、それだけではありません。ズバリ言うと商品を一言で説明するだけでは売れません。

キャッチコピーとは、『全く知らない人を一瞬で振り向かせるための言葉』なんです。

街中で初めて出会った人にいきなり「この商品はこれが優れています!」と説明しても売れませんよね。

でも、そんな失敗をしてしまう人が非常に多いです。

売れるコピーを作るにはまずは視点を変えること。自分視点ではなくお客様視点で商品を伝えるのです。自分が言いたいことを言うのではなく、お客様が言って欲しい事を言う。

これがキャッチコピーの原則です。

・自分が伝えたいことではなく、相手が知りたいこと
・自分が伝えたい言葉ではなく、相手にとってわかりやすい言葉

お客様のニーズを把握して、言葉にするのがキャッチコピーです。

・お客様は読まない

キャッチコピーを考えていると、ついみんながそのコピーを選んでくれるのが当たり前だと思いがちです。

しかし人はそもそもチラシもブログも広告も真剣に読んでいません。あなた自身、普段はキャッチコピーなんて意識していないはずです。

思い返してみて下さい。

折込チラシ、新聞・雑誌広告、電車の中刷り広告、Yahoo!トップ画面のバナー、ツイッター、フェイスブック、その他ブログやWebサイト...

もの凄い量の広告が毎日、洪水のように目に飛び込んできますが、意識してじっくり読んだ広告がありますか?

ほぼゼロではないでしょうか?

そしてもし、見たとしても大半の人はボケーっと読み流しています。

つまり、どんなに時間をかけて考えたコピーも、悲しいことに一瞬見て興味がなければスルーされて終わりなのです。

人は読まない。

だからこそキャッチコピーは、お客様の心を掴むものであるべきなんです。

そしてコピーは

・100%信用されません。

広告やチラシ、ネットショップ、メルマガなどを見る時、人は本当だろうかと疑っています。お客様はバカではありません。

特にインターネット上の情報は信憑性に欠ける怪しいものもたくさんあります。誇大、詐欺表現が溢れています。だからみんな疑いながら情報を見ています。

そんな中でキャッチコピーを相手の心に届けるには、どうしたらよいのでしょうか?

大切なことは100円のものを1000円に見せようとしないという意識です。

商品を現実よりも良く見せるのではなく、商品の中にある価値を見つけてターゲットに刺さる言葉で表現すること。嘘を書かないこと。

これが売れるキャッチコピーの基本です。

そして、その為には商品を知り尽くすことが必要です。

キャッチコピーは商品ありきですので、商品を知り尽くすことでしか良いコピーは生まれません。

商品を深く理解しないまま、いきなりコピーを書くと他者とのライバルとの違いがない、ありきたりなコピーになってしまいます。

それでは結局あまり売れないので、誇大表現を使ったり、嘘で売るようになってしまいます。

商品の特徴をつかむためには、以下のチェックポイントをこなしてみましょう。

1. What(何を)…
商品の特徴

2. why(なぜ)…
なぜその商品を作ろうと思ったのか、
既存客はなぜその商品を選んだのか

3. who(誰が)…
作っている人、サービスを
する人はどんな人?

4. whom(誰に)…
対象となるお客様はどんな人か?

5. when(いつ)…
時間、季節、頻度

6. where(どこで)…
場所

7. how(どのように)…
手段、方法

8. howmuch(いくら)…
価格

これらについて細かいことまで全て書き出してみましょう。

自分の商品の場合、当たり前だと思っていて見過ごしていることも多くあります。そこにお客様を惹きつけるポイントがあることも多いです。

・1人に刺されば1万人を動かす

キャッチコピーは、読み手に「これ私のこと!」と思ってもらうことが大切です。そのためには、書き手がターゲットをしっかりと搾っておくことが必要です。

商品のターゲットというのは、キャッチコピーを書く場合には究極まで絞ります。たった一人のターゲット像を作り、その人に向けて書くのです。

「ターゲットを絞ると見込み客が減るのでは?」

という質問は、コピーライターは週に8回は聞かれる質問です。どうぞ安心してください。たった一人に向けて書いた言葉は、その周りにいる100人、千人、1万人を動かします。

男性も女性も20代も50代も買って欲しい、という思いで書いたコピーは誰の心にも届きません。

例えば、20代の女性と50代の男性では、日常的に使う言葉は全く異なりますよね。

同じ21歳の女性でも、バツイチ子持ちのギャルママと、就職活動中の女子大生では全く異なります。

同じ39歳の男性でも、大企業の中間管理職で上からも下からも突き上げられストレスを溜めがちな男性と、起業し従業員を雇い、数億~数百億円を売り上げている経営者とでは、考え方も使う言葉も異なります。

つまり、これらを混同して全ての人に伝えようとすると誰にも伝わらない、完全にスルーされるキャッチコピーになってしまうのです。

そこで、ターゲットを絞り込む方法ですが、以前にこちらで詳しく解説します。ているのでご参照ください。

↓ ↓ ↓

・究極の人物設定メソッド

LPでもレターでもメールでも、コピーを書く時には『たった一人の人物(像)に向けて書きましょう』と言われますよね。で、その為にやることがターゲット設定やペルソナ設定みたいな感じだと思います。

ターゲット設定とペルソナ設定の違いもお伝えしておきます。

マーケティング情報サイトの「ferret」によると、違いは人物設定の項目数とのこと。

ターゲット設定は、20代、都内の会社に務める男性、独身といった浅い感じ。年齢層、性別、属性くらいの感じですね。

ペルソナ設定は、職業、性別、勤務先、役職、学歴、年齢、家族構成、趣味まで設定します。

リアルな人物像をイメージできるくらいまで設定する感じですね。大きい会社のマーケティングで関わる人数の多い場合の意思統一には良いと思います。

ただセールス力を最強にするためにはもう一歩踏み込んでいく必要があり、これでもまだ浅いんです。もっと、もーーっと深掘りする究極のメソッドをシェアします。

やることは『物理的な人物像と心理的な人物像を作り、それらをフュージョンさせる』です。

詳しく解説します。

◇ステップ1.物理的人物像を作る

これはいわゆるペルソナ設定です。

ただし、職業、性別、勤務先、役職、学歴、年齢、家族構成、趣味に追加して、居住地、身長、体重、年収まで設定します。

設定する際のポイントはいきなり想像するのではなく、“可能な範囲で複数人から聞いて、平均値を出すこと”です。丸っきりの想像ではないということですね。

◇ステップ2.心理的人物像を作る

これが最も重要なポイントです。

見込み客の一番の悩み、痛み、恐怖、フラストレーション、欲望を聞き出してフュージョンする。

・・・

この2つのステップによって究極の人物像が出来上がります。

聞き方は直接聞ければ最高ですが、アンケートを利用しましょう。特典を付けるなどして根掘り葉掘り聞きだすことです。

心理的人物像を把握すると反応率が桁違いに上がります。セールスレターはもちろん、普段のメルマガやSNS記事など何にでも使えます。

ここまでやって文章を書けば、読者(見込客)は購入ボタンを押さずにはいれません。ぜひ見込み客をビクンビクンさせてあげてください。

・お客様は商品は欲しくない

お客様が欲しいのは効果効能。つまり、あなたの商品・サービスを使った『結果』であって、商品・サービス自体やその機能ではありません。

結果というのは、「悩みを解決してくれる」か「欲望を満たしてくれる」かのどちらかです。

あなたの商品が「悩みを解決してくれる」もしくは「欲望を満たしてくれる」ことが分かれば、お客様は「欲しい!」と感情を動かします。

例を挙げてみます。

「寒いから暖かくなりたい」という欲求があったとします。

お客様は暖かくなりたいのです。この欲求を満たす方法はたくさんありますよね。

・厚着をしたり保温性の高い服に変える
・エアコンをつけたりコタツに入る
・暖かい飲み物や食事をする

他にもいろいろあると思います。

この時に、ダウンジャケットの素材が天然で~とか、新開発のエアコンで消費電力が~などといった話をされても、欲しくなりませんよね?

一言「このジャケット、ポカポカだよー」と言われた方が欲しくなります。

日常での会話を思い浮かべると「何を言われた時に欲しくなるか」のヒントがたくさん転がっています。

・悩みレベルに合わせてコピーを書く

ターゲットの悩みを理解したら、もう一歩、踏み込むべき所が「悩みのレベル」です。悩みには4段階のレベルがあり、難易度が変わります。

レベル1.悩みに気づいていない
難易度=激難

例:自分が肥満だと思っていない

レベル2.悩みを気にしていない
難易度=高、意識を変えるのも一苦労

例:太っていてもいいと思っている

レベル3.悩み始め解決策を迷っている
難易度=狙い目のお客様

例:最近服がきつくなってきた、
ダイエット食品っていっぱいあって迷う

レベル4.今すぐ解決したい!
難易度=ゼロ、超狙い目のお客様

例:とにかく何でもいいから今すぐ痩せたい

レベル1と2は、大企業が狙うレベルです。パイが大きいので、テレビなどのマスメディアをフル活用できるなら良いと思います。

狙うべきは3と4です。キャッチコピーの出来がそこそこでも買ってくれる人たちです。

・1センテンスに言いたいことは一つ

キャッチコピーとは全く知らない人の心を一瞬でつかむもの。そして“そもそも読まれないもの”。

だからこそ短い言葉でターゲットの心に届く表現にする必要があります。あれもこれも詰め込んでは何も伝わりません。二つ以上のことは覚えてもらえないのです。

もしどうしても詰め込んでしまう癖がある場合には、以下を試してみて下さい。

言いたいことを一つに絞る方程式
『1センテンス=ターゲット+ベネフィット+商品』

例)
・残業続きのビジネスマンが自分の時間を楽しめるようになる仕事術
・大人の独身女性がもっと自由に一人旅を楽しめる旅行サイト
・忙しいママが帰宅後10分で作れるレシピサイト

キャッチコピーで伝えきれなかったことは、その後に続くヘッドコピー、ボディコピー、本文で伝えれば大丈夫です。

あれもこれもとだらだらとキャッチコピーを長くしてしまうと、その後の文章を読んでもらえません。

キャッチコピーはその後の文章を読んでもらうためのものです。ハッと振り向いてもらえるようなキャッチコピーを作りましょう!

・同じジャンルだけがライバルではない

ライバルは同業他社とは限りません。本当のライバルは“ターゲットがその時間やお金をどこに使っていたか”を考えると見えてきます。

今までそこに行く代わりに、何にお金と時間を使っていたか?今までお客様はどこで悩みを解消し、欲望を満たしていたか?

例えば、30代独身女性向けの居酒屋があったとします。

この場合、ライバルは占いであったり、テレビドラマであったり、残業、スターバックス、デパ地下など他の業種にたくさんいることが想像できます。

これらのライバルが見えてくるとそのライバルには言えないことがわかり、つまりそれがあなたの強みになります。同じ商品・サービスを行っている直接的なライバルとは異なる、斬新な切り口が見つかります。

それでは実際にキャッチコピーをステップバイステップで作っていきましょう。

初心者でもとっつきやすいキャッチコピーの作り方を2つご紹介します。

↓ ↓ ↓

・キャッチコピーの作り方-その1

ステップ1.スタイルを決める
ステップ2.フォーミュラに当てはめる
ステップ3.整理してまとめる

それぞれを詳しく解説しますね。

※例文は伝わりやすくするための作文で、実際にある物事や出来事ではありません。

◎ステップ1.スタイルを決める

まずスタイルは8種類あります。

1.ニュース性…「○○を公開」とか「発表」といった感じで真新しさを表現できます。イメージとしては新聞です。新しい物が好きという人間の習性を刺激できます。

例)
・世界経済を裏で操るフリーメイソンが2020年7月にデフォルトさせる国を告白
・スイスで母乳を超える粉ミルクが発表されました

2.発見…偶然出会った、見つけたといった希少性を表現できます。

例)
・ブラジル、アマゾンの秘境で見かけた原住民が新月に行う神秘の出産儀式
・スウェーデンの物理学者が実験に失敗した結果生まれたガン撲滅遺伝子

3.確実・証明…確実に結果が出ますよ、証明されていますよという表現。お金儲け系に多いので馴染みがあると思います。

例)
・毎月百万円入金され、億り人確定です
・ボストン大学で発見され、脳科学で証明された成功哲学

4.性的

ターゲットにマッチしないと嫌悪感を抱かれるだけになってしまうので注意が必要ですが、インパクトは強烈です。

恋愛系の商材で使われるのは当たり前で、他の市場で使った方がよりインパクトが上がります。

5.健康

人は健康でいたい、長生きしたい、美しくいたい、若々しくいたいといった願望をつくスタイルです。逆に不健康な表現もありです。

例)
・癌に侵されました
・アバラが出るほどやせ細りました

6.自動

片手間で出来ます、自動で出来ます、オートマチック等、努力が不要で上手くいくという表現です。

7.痛み恐怖

ターゲットが抱えている恐怖を煽って、それを避ける唯一の道がこの方法ですというスタイルです。

例)
・末期ガンを全滅させる最後の治療術
・南海トラフ地震も放射能汚染も笑顔で乗り越えられるサバイバル術

8.無料

このスタイルはLPに特に多い手法です。無料とか無償といったワードで惹きつけます。

・・・

これらを1~2個混ぜて使うのがベストです(1つでもOKです)。ただ、3つ以上混ぜてしまうと訳が分からなくなるので2個までにしましょう。

これらの中からあなたのターゲット、商品との兼ね合いからどれを使うか選びましょう。

◎ステップ2.フォーミュラに当てはめる

ステップ1で選んだスタイルを以下に紹介する4つのフォーミュラに当てはめていきます。

1.非論理的な痛み・恐怖・フラストレーションにフォーカス…「何らかの痛みを解決する方法を公開します」という感じです。

例)
・奥さんの浮気を防ぐ3つの作戦
・借金を60日でチャラにする方法

2.何らかのベネフィットをリスク無しで得られる…一番ベーシックな方法です。

例)
・4週間で15号の服が9号にサイズダウンしました
・1日3タップで毎月8万円の副収入を得られる

3.「もし・・・、ならば・・・」フォーマット…使い古された感があるけれど、効果は未だにかなり高いです。

例)
・もし3つの約束を守れるなら、社員が悲鳴を上げて倒れるほど儲かるzoomセールス法をあなただけに告白しますが...
・もし1日5分の通勤時間があるなら...
・もしあなたが足し算ができるなら...

4.非現実的…非現実的な事が実際に起こるよ、奇跡が起きますよ、魔法がありますといった、ありえないことが起こり得ると伝える方法です。

例)
・1日3食、大盛りご飯を食べながら痩せるダイエット術
・布団に横になったまま成功する方法
・宝くじ投資術

・・・

◎ステップ3.整理してまとめる

商品・サービスは一言で響かなければ、どれだけ語っても売れません。一言で売れるように言葉を削ってまとめましょう。

・キャッチコピーの作り方-その2

『真実味と感情を崩す方法』は、続きを読まずにはいられなくする強烈なキャッチコピーの作り方です。

具体的には、

・みんながやっている事
・みんなが正しいと思っている事
・みんなが当たり前だと思っている事

を探し、覆す文章を作るという事です。

例文を書いてみます。

・・・

ダイエットに何度も失敗している挫折者が、毎朝わずか3回の腕立て伏せを行うだけで1ヶ月で最低でも5キロ以上減量でき、数年前の服でも着れるようになった方法を無料でシェアします。

・・・

商材を買い漁っていたコレクターが、土日のどちらか1時間の作業を行うだけで毎月8万円の安定収入を確保した方法を、10回の無料メール講座でシェアします。

・・・

どちらも、常識を覆していますよね。

以上がキャッチコピーの作り方です。

なお、キャッチコピーは一発で最高のモノが出来上がることはありません。いくつも書いてみて、ブラッシュアップしていきましょう。

●2.4.6.8.10.申込みボタン

一般的にリスト獲りの場合、名前とメールアドレスを記入するタイプとメールアドレスのみのタイプがあります。

項目が少ないほど登録されやすいので、特に明確な理由が無ければメールアドレスのみのタイプをお勧めします。

なお、繰り返し掲載する理由はお客様が登録したいと思った時にボタンを探させないためです。

行動しやすくするために繰り返します。

●3.お客さまの声

購入を迷っている見込客の背中をそっと押してくれるお客様の声や体験談ですが、実は貰い方にコツがあります。

まず役に立たないのは“感謝状のようなお礼だけ”のもの。これ、貰う方は非常に嬉しいんですが、背中を押してはくれません。

「素晴らしい商品です!ありがとうございました!」では、見込客はピクリとも反応してくれません。せっかく書いてくれたのに効果がゼロでは悲しいですよね。

ということで、本当に効果の有るお客様の声の貰い方をシェアします。ここで考えるべきは見込客の心理です。

お客様の声を読む時は購入するかどうか検討している時です。その時に何を考えているかというと、『購入した結果、自分がどうなれるのか?』です。

つまりは、見込客と関連性の有るストーリーを第三者の意見として見せることができれば購入ボタンをクリックするということです。

では、どうしたらそんな関連性の有るストーリーにできるのか?それは次の4つの質問に答えてもらえば自動的に完成します。

【質問テンプレート】

1.<商品名>に出会う前の状況は?
2.どうやって<商品名>を知りましたか?
3.この<商品名>で何を得ましたか?
4.どういう結果が出ましたか?

コツとしては具体的に数字など目に見えるように答えてもらうことです。これだけでストーリーが出来上がります。

少し解説を加えておくと、

1.<商品名>に出会う前の状況は? → 現在の見込客の状況

2.どうやって<商品名>を知りましたか? → 同じ境遇で怪しさを解消

3.この<商品名>で何を得ましたか? → メリットデメリットを理解

4.どういう結果が出ましたか? → 私もこうなれる!

という心理的変化を促す作りになっています。

ですので、ここまで書いてもらった後に、感謝の言葉を書いてほしいのです。

これが本当に売上げに直結するお客様の声の貰い方です。

なお、レターやLPに掲載する時には質問と答えをそのまま掲載するのではなく、1つに繋げた方がストーリーに見えますので、声を書いてもらう時には編集する旨と掲載する許可も同時に貰っておきましょう。

もしまだお客様がいない場合には、無料モニターなどを集って書いてもらいましょう。

また、お客様の声の執筆を依頼する時のコツは、プレゼントをつけることです。ノウハウPDFとかセミナーに招待、20分間無料コンサルといった感じでプレゼントを用意すると執筆してくれる確立がかなりアップします。

●5.得られる内容

5~10個位のベネフィット(得られるモノ)を数字を交えながら具体的に示します。

・人は商品が欲しいわけではない

あなたもお客様も、何かを購入する時に求めているのは、手に入れた結果どうなれるかですよね。

例えば、ダイエットしたい女性がいるとします。

この女性はライザップに入会したいのでしょうか?
それともダイエットサプリが欲しいのでしょうか?

どちらも違いますよね。

この女性が欲しいのは、「痩せた身体」という結果です。

痩せた身体という結果さえ手に入れば、ツライ運動やガマンの食事制限などしたくは無いのです。

人がお金を払う時は、

・悩みや精神的・肉体的痛みを解決したい
・不安や不満を解消したい
・変身願望を満たしたい、過去を払拭したい
・欲望を満たしたい

といった「結果的に得られること」を求めているのであって、商品自体を求めているのではありません。

つまりは、「こういう結果が得られますよ」といった『機能的・精神的な効果効能』を求めているのです。

・ベネフィットとは

ベネフィットとは、その商品・サービスを手に入れた結果として“得られる物事”のことです。

言い換えると、その商品・サービスを手に入れたことで、『どんな未来が手に入るのか』ということです。

メリットとは異なるので注意してくださいね。

メリットは、特徴やウリのことで、自動車で言うなら、T社の燃費は15km/Lですが、当社は17km/Lです。(2㎞多い)とか、N社の車内の広さは幅1800ミリですが、当社は1850ミリです。(50ミリ広い)といった感じです。

つまり、メリットはスペックや性能を表示しているのと同じで、アピールしても「欲しい!」と背中を押すスイッチにはなりません。

スイッチはベネフィットにあります。

少し例を挙げてみます。

例えば、iPhone。

大人気商品なので使っている方も多いと思いますが、iPhoneを購入する時に性能や特徴で買った人はいないと思います。

・iPhoneは4色構成だから欲しい!
・画面が4.7インチだから欲しい!
・防水で1200万画素だから欲しい!

とは、ならないですよね。

普通は、「iPhoneというだけでブランドになり、所有欲が満たされる、見栄がはれる、オシャレ感があるから」といった感じだと思います。

例えば、ダイソンの掃除機。

これがヒットした理由は、

・製品重量が2.58kgだから欲しい!
・充電時間が3.5時間だから欲しい!
・モーターが毎分12500回転だから欲しい!

ではなく、「吸引力が変わらないから」ですよね。

最近ではブランディングできてしまっているので、ダイソンというだけで購入する人も多いと思いますが、、、実は、国民生活センターがテストを行い、ダイソンの吸引力自体は国産掃除機より低く、騒音も大きく、手入れに手間がかかるなどのレポートを出しています。

唯一、優れている点が、吸引力の変化が少ない事だけ。

でも売れている。

そう、ここで注目してほしいのは、『スペックや性能は購入する理由ではない』ということです。

つまり、スペックや性能をいくら声高に宣伝しても売れないのです。

・ベネフィットを作るステップ

ステップはたったの5つです。

ステップ1.ターゲット像を明確にする
ステップ2.特徴を書き出す
ステップ3.効果・効能を書き出す
ステップ4.ベネフィットを書き出す

それぞれを詳しく解説します。

ステップ1.ターゲット像を明確にする

ここはキャッチコピーを作った時のターゲット像そのままで大丈夫です。

ステップ2.特徴を書き出す

あなたの商品・サービスの特徴、メリットやライバルより優れている点(ライバルと同等な点もOKです)を洗い出してみましょう。

5個以上出せるように頑張ってみてください。

具体例を挙げてみます。

例1)デジタルカメラ
・光学手ブレ補正付き
・1,000万画素
・超軽量

例2)自動車(ミニバン)
・8人乗り
・電気とガソリンのハイブリッド
・5ナンバーサイズ

ステップ3.効果・効能を書き出す

ステップ2で出した特徴に対して、「なので?」と質問するのがポイントです。その特徴によってどんな効果があるのかということです。

例1)デジタルカメラ

・光学手ブレ補正付きなので → 簡単に撮影できます
・1,000万画素なので → キレイに撮れます
・超軽量なので → お年寄りや女性でも使いやすいです

例2)自動車(ミニバン)

・8人乗りなので → たくさん乗れます
・電気とガソリンのハイブリッドなので → 燃費が良いです
・5ナンバーサイズなので → 取り回しが楽です

ステップ4.ベネフィットを書き出す

ここで出てくるのが『ベネフィット』です。ステップ3で洗い出したことを言い換えてみましょう。

コツは
「だから?」
「つまりどういうこと?」
「するとどうなる?」
などと質問してみることです。

そして、その答えを小学生でもわかるような言葉で表現すると、“誰にでも伝わりやすい”ベネフィットが生まれます。

ポイントは、ステップ1で取り組んだターゲットがイメージしやすい言葉を意識する事です。

ターゲットが普段使っている言葉や知っている言葉でないと、どんなに良いベネフィットを訴えてもスルーされてしまいます。

●7.特典

登録(購読)特典の有る無しで登録率は大きく変わりますので、必ず特典を付けましょう。

ポイントは、メール講座を補うような物にすることです。これもあった方がより理解が深まるよなとか、これがあるとより結果を出しやすいなといった物がベストです。

逆に、メール講座とは関係性が薄い物は相手にされませんし、「30万円で販売していた教材一式!」といった豪華すぎる特典はそれだけが目当てで全く読まれなかったり、すぐ購読解除されたりします。

興味性と役立ち度合いの高い物が喜ばれます。

●9.プロフィール

人間なら誰しも、LPから無料講座やメルマガへ登録する前に、相手のことを知っておきたいと思いますよね。

そこで顔も名前も出していない、何をしている人かもわからない、略歴も無い状態だったら、どんなに質の高い無料講座だったとしても怪しくて登録をためらいます。

その心理的ハードルを下げるためのものが、プロフィールです。

プロフィールは履歴書に書くような自分年表ではありません。「マイナスだった状態から、○○をきっかけにプラスの人生を歩み始めた」といった感じで、人生の浮き沈みを書くと共感されます。

「読者と同じ状態から好転して、今は○○な状態にある」という事が伝わると、読者も自分の事のように捉えて共感してくれます。

・あなたの魅力を引き出すストーリーテリング

桃太郎やサルカニ合戦を覚えていますか?舌切雀や花咲じじい、かちかち山はどうでしょう?

細かいディテールは覚えていなくても大まかな内容は記憶に残っていると思います。

これがストーリーの持つ力です。

聞き手をその世界に引き込ませたり、「きびだんごっておいしいのかな」などと想像を膨らませたり、「意地悪おじいさんは近所のあのおじいさんそっくりだな」などと勝手に共感したりすることで、鮮明に記憶に焼き付ける力があります。

このストーリーテリングは、アメリカの神話学者であるジョーゼフ・キャンベルによって法則化され、ビジネスに用いられるようになりました。

その代表的な物がスターウォーズやタイタニック、ハリーポッター、ターミネーター、ダイ・ハードなどの大ヒット映画です。

他にもゲームや漫画、スティーブ・ジョブズのプレゼンや大統領のスピーチ、キング牧師の演説などにも取り入れられています。

その法則とは、

第1段階.未熟な主人公の登場
第2段階.何らかの出来事に巻き込まれる
第3段階.限界点に突き当たり、導く人と出会う
第4段階.試練を乗り越える
第5段階.問題を解決する

という段階で内容・ストーリーを構築する事です。

これをビジネスに活用する事で、読み手の共感を得て、結果としてあなたの商品・サービスが売れていくことになります。

・・・

ストーリー型プロフィールは順に質問に答えていくことで勝手にストーリーが完成される仕組みになっています。

ポイントは、ダメだった時の事もさらけ出すことです。

カッコ悪いので出したくないと思われるかもしれませんが、『ダメだった時=今のお客様の状態』で、これを出す事で「私と同じくらい苦しかったんだ」と共感してくれます。

もしこのダメだった時を出さないのであれば、プロフィールを書かないのとさほど変わりません。

それと人に弱みを見せられるという事は、尊敬されます。あざ笑うような人はお客にはなりませんので、質の高いクライアントのみが獲得できるようになります。

あとは媒体に合わせて長くなりすぎないように文字量を調整しましょう。

●ストーリー型プロフィール作成QandA

次の質問への答えをテンプレートに当てはめると完成します。

1.現在、どのような仕事をしていますか?

2.その仕事を開始した時期はいつですか?

3.その仕事を始めたきっかけは何ですか?

4.初めてのお客様は誰ですか?

5.今までに、お客様に教えられたことは

6.お客様に言われて嬉しかったことは

7.今だから言える、お客様に
「申し訳ない」と思っている事は

8.今までに、仕事で悩んだり迷ったり
したことはどんなことですか

9.それは、いつ頃でしたか

10.その時の状況は

11.何が起きたんですか?

12.それはいつ頃克服しましたか?

13.克服したきっかけや兆し

14.その経験が今の仕事にどう
活かされていますか?

15.自分が変わったと思う事

16.今、当時の自分に声を掛ける
としたら何と声を掛けますか?

17.同じような境遇の方に
何ができるでしょう?

18.あなたのお客様が増えると
世の中はどう変わりますか?

●プロフィールテンプレート

今から○年前(質問9)、○○が起きました(質問11)。ちょうど○○の時期で(質問10)こんなことに悩みました(質問8)。しかし、○○で克服しました(質問13)。その経験が、今の仕事にこのように活かされています(質問14)。今では、お客様にこんな言葉を言われて喜ばれています(質問6)。今の仕事(質問1)で世の中をこのように変えていきたい(質問18)です。

●失敗体験が無い方へ

意外と多いのが「失敗した事・悩んだ事が無い」という方です。

忘れているだけの場合も多いですし、苦労した事でもOKですので、じっくりと思い出してみて下さい。

また、自分では当たり前の事と思っていても、他人からすれば大変な事もあります。じっくりと振り返ってみる事がカギです。

●起業前の場合

まだ起業していない場合には、起業しようと思った動機でも大丈夫です。

起業に踏み切るのは精神的にも肉体的にも大変です。それでも踏み切ろうとしているからには、何かしら思う所があるはずです。

その思いを伝えて下さい。

●11.プライバシーポリシー(リンク)

これは、個人情報保護方針です。

メールアドレスを記載してもらう際に必ず掲載しなければならない項目ですが、わざわざオリジナル性を出す必要はありません。

検索して適当なサイトを参考にして下さい。

4章|Web化する

ここはネットで見れるようにすればいいだけなので、特別なノウハウはありません。すでにペライチなどで作っている人は、それを修正すればいいし、まだ持っていない人は作成しましょう。

なお、ペライチなどの外部サービスは、そのサイトで詳細な作成マニュアルが動画などで見れますので、ここでは割愛します。

ご参考程度に、私のデザインの考え方と外注利用時のポイントをシェアしておきます。

●デザインしない方が売れる

結論から言うと、デザインしない方が売れます。チラシやネットショップには該当しません。あくまでセールスレターの話です。

「はあ?何言ってんの?」

と思われるかもしれませんが、デザインしない方が売れるのです。

・見栄えの良いサイトなら多くの人が見てくれる
・素敵なデザインならたくさん売れる
・デザイン性の高いサイトは成約率が高い

というのは、まやかしです。

デザイン性が低くても売れているサイトや広告はたくさんあります。

理由は、『デザイン=売り込み』だからです。

・ギラギラに装飾したヘッドコピー
・ドヤ顔で腕組みしている販売者
・目障りなカウントダウンタイマー
・閉じようとすると邪魔するポップアップ…

あなたも見たことがあると思います。

ああいうの、不快じゃないですか?

売込み、売込み、売込み・・・「来た客は絶対に逃がさないぃぃぃ」と、斜に構えたクールな画像とは正反対に、血走らせた目でパソコンを睨みながら必死に待ち構えているのが目に浮かぶようです。

はっきり言ってしまうと、マイナスの影響しかないと思います。

「じゃあ一切デザインしない方がいいんですか?」と思われるかもしれませんが、2つだけやった方が良い事があります。

それは、

・読みやすさを重視したコピーを際立たせるデザイン
・売込み感の無い、広告宣伝に見えないデザイン

です。

例えば、伝えたいイメージを文章より明確に伝えられるような画像であったり、読みやすさが増す体裁の整え方であったり。

人間は売り込まれることに拒否反応を示します。

つまり、売込み臭がすると読まれなくなる確立が高まるのです。

売込み臭のしないデザインが最高です。

●外注に依頼する際のポイント諸々

もしあなたがデザイン、HTML、CSSのスキル持っていない場合には、基本的には業者に外注した方が良いです。

長年web制作をやってきて様々なお客様と接して思う事は、『本業ではない事』に時間と労力を費やすのは無駄という事です。

最近は制作単価が下がっていますので、勉強しながら作る時間と出来栄えを考えると外注してしまった方が安いです。

とは言え、なるべく経費を掛けたくないというお考えもあると思いますので、無料で作れるサービスも紹介しておきます。

ペライチ
https://peraichi.com

Wix
https://ja.wix.com

Jimdo
https://www.jimdo.com/jp/

●依頼から納品までの流れ

業者側から見た一般的な制作の流れです。

要望を伺う

見積り書作成

発注書・発注受け書の取り交わし

サイトの目的やイメージなどの詳細をヒアリング

制作に必要な画像や文章データを頂く

制作開始

一時納品(デザインや文言のチェック)

訂正依頼があれば対応し再納品

完了

●依頼時の注意点

デザイン面での要望が多い程、金額は高めになる傾向があります。また、要望は矛盾が無いようにまとめておきましょう。

例えば、「ターゲットは女性なので優しい感じでかつ、清潔感、信頼感を出しつつ、格闘技が好きなのでマッチョ感を」とか。

意味が解りませんよね。実はこれ、私がクライアントに言われたことのある要望なのです…。

「○○な感じ」というのが似ているモノ同士にしましょう。

それと、修正対応は何回まで可能か確認しましょう。

安さを売りにしている所などは、1回までなどと決まっている場合があります。後から見つけても対応を断られる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

●依頼する際に必要となるもの

サイトで使用する写真や文章は依頼する側が全て用意します。

もし手持ちの写真以外が必要な場合にはピクスタやフォトリアなどの販売サイトから購入するか、撮影する必要があります。

また、顔写真などはある程度綺麗に加工できますが、元となる画像次第です。

例えば、背景に台所が映り込んでいたり、散らかった部屋が入ってしまっていたりするとどうにもなりません。

それと、自宅の中で撮影した場合、100%暗いです。

やはり、フォトスタジオなどでお金をかけて撮影してもらう事を強くお勧めします。びっくりするほど綺麗に、かっこよく撮影してくれます。

●外注業者のお薦めサイト

ランサーズ
http://lancers.jp

クラウドワークス
https://crowdworks.jp

ココナラ
https://coconala.com/


5章|テストして最強LPに仕上げる

最強LPにするコツは
・答えは客に聞く
・テストを繰り返す
の2つです。

この一連のツイートのようにノウハウを公開していると「LPを添削してください」「キャッチコピーを作ったんですがどうでしょうか?」といった質問をよく受けます。

私がターゲット像に合致しているならいいですが、そうでない場合、もしかするとピント外れな答えになってしまうかもしれません。

つまり、正解を持っているのはあなたの見込客です。私は持っていません。登録率の反応が良ければ正解ですし、低ければ不正解というわけです。

世間に公開するのが最も手っ取り早く答えを手に入れる方法です。なので、いちいちためらわずにさっさと公開しましょう。

答えを持っていない人がいくら頭の中だけで空想を巡らせてもそれは時間の無駄です。

続いて、テストの仕方を。

変更するのはキャッチコピーのみです。

キャッチコピー作成のところで複数パターンできあがったと思います。それらを試していく感じです。

A/Bテストなどと言いますが、2パターンに限る必要はありません。

複数個ある中から最も反応率の高いものを残していけば、自動的に最強のLPが完成します。


6章|最後に

こんな長い文章を最後までご覧頂きありがとうございます。

わかりにくい所や不明点などがありましたら、また、あなたが困っている事や解決したい問題がありましたら、お気軽にDMをお送りください。

それでは、強力なLPを構築してあなたのビジネスが発展する事を祈っております。

テディ(@shimofuripc

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