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今年初の柿田川水中レポート

暖かくなって、いろいろなことが動き出し始めた。
年度末から新年度に向けて・・と表現した方がいいかもしれない。
私にとっては、3月の第4土曜日、柿田川外来種駆除作業がスタート、
「今年初の柿田川水中レポート」が始まる季節である。
緊急事態宣言解除後の土日とあって、観光客はいつもより多め、
彼らは物珍しそうに、ウェダーを着て作業している私たちに、
「何をしていてるのですか?」と声を掛けてくる。
以前の「気になる一言」でも紹介したが、
「行動」だけで答えると「外来種駆除をしています」
「目的」で答えると「絶滅危惧種のミシマバイカモを護るために、
こういった外来種駆除をしています」
そして「意味」を意識して答えると
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々と、外来種駆除作業をしています」となる。
最近、意識せずに、作業の「意味」を答えられるようになった。
これって「継続」することで、自然と身に付く気がする。
最初は「外来種駆除しています」でもいい。
少しずつ「行動」の説明から「目的」の説明、
そして「行動の意味」へと、意識が変わっていくのだから。
私の現役時代は口癖のように「狙いは?」とスタッフに訊ねたけど、
今は、自分自身に「行動の意味は?」と問えばいい。
不思議なことに「今年初の柿田川水中レポート」の意味も、
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々に向けて、魅力を伝えています」。
「柿田川」に関する活動の全てが、同じ意味かもしれないなぁ。

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