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ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている

今年(2021)、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さん。
地球温暖化理論の事実上の提唱者であり、
温暖化対策の礎を築いた功績が認められた、ことになる。
彼は「研究は好奇心から始めるべきだ。
私が約60年にわたって研究を続けてこられた原動力だ」と語り、
私も「好奇心が研究の原動力」とメモをした。
しかし、もっと私のアンテナに引っかかったのは、
若手研究者が自由に自分のアイデアを深めることができる、
そんな環境を作ることが必要だ」と訴えていたこと。
また「日本では」と一括りにし、
「ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている」とし、
「これでは、新しい分野を切り開くことはできない」と
厳しく指摘していたことである。
若者の好奇心を大切にして、自由に動ける環境を整える、
わかっているけれど、なかなかできないのが現実だし、
今の日本では、後継者の育成すらままならない。
アメリカと日本って、こんなところにも違いがあるから、
日本に戻りたくない・・って思う若者が多いんだなぁ。

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