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「食レポだけのマガジンを発売してみる」というチャレンジを通して収穫したもの。

「1ヶ月間の飲食(カロリーのあるものに限る)をすべて食レポする」というコンセプトでスタートした「食癖」ですが、昨夜投稿した食レポを持って、無事に完走となりました!

まずは皆さま、私の"食癖"を温かく優しい眼差しで見守り続けてくれて、本当にありがとうございました!!


「食癖」の連載を通して学んだこと、得たものが、沢山あります。

一番の収穫は、

「こんなにも私の食レポを『マジで読みたい』と思ってくれている人が存在した」と知れたこと。

予想の、軽く10倍以上は、いた・・・!

それは同時に、みんなの「美咲ちゃんの食レポが読みたい、書いてほしい!」という言葉の本気度がそのくらいに私の予想を上回っていた、ということでもあったよ・・・!

そういう声は以前からチラホラあったんだけど、「マガジンの中の1企画として読みたい」「他の有益な記事を読むことのついでに読みたい」「無料なら読みたい」「箸休めに読みたい」みたいな意味だろうなって思ってたんだよね。あくまで、それだけに課金するほどではないだろうなって。

だから、こんなにも沢山の人に購読してもらえて、「え、食レポだけに課金するほどの読みたさだったんだ・・・?!!!」と知れたことは、とっても学びでした。この形で発売してみてよかった。みんなの言葉の重みを正確に知れた。っていうか今まで軽く見ていてごめんね、申し訳ない!!!笑

ただ、予想の10倍は売れたけど、自分の軸になっているようなタイプの記事の需要と比べると食レポを読みたい人の分母はやっぱり小さめではあったから、食レポを削り、その分だけ他の記事を増やしてきたことは、定期マガジンの運営としては正しい判断だったな、とも思った。

私は下田美咲を廃盤にしないために、「仕事として何を優先的に書くか」という判断は、シビアにしていく必要があって、食レポをどのくらいの位置付けにするべきか、というのは今回の取り組みによってかなりクリアになった。


食レポを書く、ということが自分にとってどういうことなのかも、「食べたもの全部を書く」と決めて書き始めたことで、かなり見えてきた。

1ヶ月分の食レポを書きながら、常に、「どうすれば、この先もこの企画を続けていけるだろうか?」ということを考えていた。今の定義のままでは難しい、ということが始めて数日目には分かっていたから(発売しちゃったからにはやり切るぞ!という責任感で出血大サービスをすると決めてこの1ヶ月は取り組んでいたけど、この暮らし方を何ヶ月も続けたら、もはや下田美咲が廃業となるほどのダメージをくらってしまうと感じるくらいに、なかなかの無理をしないとやり遂げられなかった。笑)、何をどう変えれば継続可能なラインに落とし込めるだろうか?って常に考えていた。

だけど、考えれば考えるほど「私が食レポにベストを尽くすんだったら、この執筆速度と投稿頻度がベストなんだよなぁ・・・」と思った。

私にとって食レポは、食べた時間から近ければ近いほど書きやすいし、良い描写ができた。本当は書きながら同時に書き出していきたいくらいだし、それが最強の食レポを書き残す方法であるんだけど、さすがにそれだと"家族との食事の時間"が楽しめなくなるからそれは無しとして、なるべく当日中〜翌日中に書くことが、食べながら思ったことや考えたことや感じたことを描写するためには大切だった。何日か経ってから思い出して書くのだとだいぶ別物になってしまう。

物理的な作業の都合でいうと、書くのが遅れるほどに、写真がフォルダの手前から遠ざかってしまうから写真の添付作業にかかる手間が何倍にもなるという問題もあった。私はスマートフォンのスクロールが苦手で(三半規管が辛い)、画像が奥まってしまうとスクロールが増えるのがキツイから、写真がフォルダの手前にあるうちに食レポを書きたくて、そうなると常に食レポに追われてしまい、大変だった。

写真は、「撮ると決めれば撮れるな」と思ったけど、食事のすべてを写真に収めるのはやはりなかなか大変で、かといって「撮れるときは撮って大変なときは撮らない」みたいに緩めるのは逆に難しいようにも思った。そう考えると撮れる時などない。だけど、食レポだけに課金をしてくれるほど食レポを読みたがってくれている購読者さんに対しての食レポを書くなら、私はベストを尽くしたい。なるべく写真も付けたくなる。

・・・そんなこんなで、『定義を変えることができれば継続ができるはずだ』と思って考え続けてきたんだけど、いい塩梅にゆるめられる落とし所が見つけられなくて、「無理がない範囲内で適度に書く」ってことができそうにないから、食レポマガジンは一旦ここで終わりにする。まだパート2は考えていなくて、定期マガジン化もしない。

でもね、またいつか、書きたいな、とは思っている!!

現状だと、本来別の仕事をしていた時間を使って書く状況になってしまっていたから、だけど食レポ自体はビジネスとして考えた時にそんなに最優先に時間と体力を使っていい対象ではなくて、そういう意味で「この生活が続くと破綻する・・・!」と思ったんだけど、

いつかもっと時間に余裕が持てるようになって、読書をしたり、テレビ鑑賞をしたり、漫画を読んだり、っていうことを毎日コンスタントにできるくらいに時間に余裕がある頃が来たら、仕事の時間で書くってよりも趣味の一部としてやれるから、身を削らずに出血大サービスせずに書けるんだと思う。お金が目的ではない趣味の副業、みたいな位置づけであれば成立する。

読みたいと本気で思ってくれている人が沢山いることは分かったし、書くことは苦じゃなく楽しかった。だから、全然また書きたい。いつか。とはいえ定義はちょっと見直した方が良さそうではあるけど(食べたものを全部はさすがにハードすぎたし、かぶってるものは削るなどもうちょっと要領は良くしたいところ)。

意外とすぐに余裕が持てるのか、いい定義を閃いてうまく企画化できるのか、それともだいぶ先のことになるのか、今はまだ私にも分からないけど、

需要がないと思い知った、とか
書くのが楽しくなくてただ大変すぎてウンザリした、とか
そういうことでは全然ないから、

私が思っていたよりもずっと、沢山の人が本気で楽しみにして読んでくれていたし、書くことはとても楽しかったし、食べ甲斐みたいなものすら感じたくらいだったから、

またいつか、時間の余裕が持てた時に!!
定期なのか単発なのか分からないけど、書きたいな!!


さて、ここまでは「この話って、noteで1億円を売り上げる作家・下田美咲のマネジメント力的なものが詰まった文章になってそうだな」と思ったから全体公開としましたが、ここからは購読者様のみに向けて、最後の言葉です!

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