見出し画像

大阪アジアン映画祭にて特別招待作品として上映された「街の上で」を観ました

普段は下北沢にいますが、3月16日に京都でライブイベントを開催する関係で今日まで関西にいました。たまたま関西に来ているタイミングで、大阪で開催中の「大阪アジアン映画祭」にて特別招待作品として「街の上で」が上演、これも何かの縁と思い観てきました。

画像1

大阪初上映となった「街の上で」、私自身は今回で3回目の鑑賞でしたが、今までは関係者・メディア向けの試写会で一般のお客さんが入った状態でみるのは初めてでした。

見始めてすぐ思ったことは、お客さんの反応がとてもよいこと。大阪だからということもあるのかもしれませんが、序盤から笑いのエッセンスが込められたシーンが出てくる毎に笑い声が湧き上がります。なんとなく関係者向けの試写で笑うのは躊躇していましたが、心置きなく笑うことができました。本当に今泉力哉監督の作品は人と人とのズレを描くのが上手い、また、そのズレを主演の若葉竜也さんをはじめとして、役者の皆さんが見事に演じています。

大阪という場所でみる下北沢が舞台の「街の上で」は、なんとなく東京で観た「街の上で」とは違う感覚でした。1週間ほど関西に滞在していて、下北沢から離れていたこともあると思いますが、自分のよく知っているあの街ではなく、知らない街の物語を見ているような気分になりました。この街は下北沢の街の上で繰り広げられる日常を描いた作品ですが、特別に下北沢という街のことに詳しくなくても楽しめる作品だと改めて感じました。もちろん、下北沢という街がもつ特有の空気感がこの作品の大きなポイントであることは事実ですが、下北沢について詳しくない方でもこの街の雰囲気を感じることができる作品だと言えるでしょう。

ABCホールを出ると右手には堂島川と中之島、左手にはABCテレビのキャラクター「エビシー」がいます(このセンスが大阪をより感じさせてくれる)。大阪でも映画「街の上で」が多くの人に好評であったことを知ることができ、本当によかった。僅か4時間程度の大阪滞在でしたが、足を運んだ価値がありました。

画像2

映画「街の上で」公開まで、あと3週間あまり。劇場でたくさんの人にこの作品を観てもらえる日が、とても待ち遠しいです。

しもブロの映画「街の上で」関連記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?