「証明」の話

密着動画の新作が公開になりました。
敢えて語弊のある言い方をすると「一番見てほしくない回」です。
しかし、結果は結果。
見てもらって供養したいと思います。
動画を見て、改めて自分の感情と向き合いました。

石巻市地域おこし協力隊として移住後、二拠点で活動していました。
毎月三週間宮城県で過ごし、一週間東京で活動。
野望というか、絶対に達成したいことがありました。
ネタのクオリティを落とさないこと。
宮城県は東京よりお笑いライブが少ないです。
移住したことでライブが減ってネタのクオリティが落ちる。
これは絶対に避けたかった。
移住しても変わらずお笑いができることを証明したかったんです。
自分の選択は間違いではないと。
移住を、地方での活動をハンデにしたくないという思いがありました。
願わくは宮城県で作ったネタで東京で良い結果を残す。
それを目標に宮城県でお笑いライブを主催し、ネタを鍛えられる環境を作ろうとしました。
今回のR-1のネタは正にそんな思いが詰まったネタでした。
だから例年よりずっと悔しかったんです。

僕は今回のR-1で証明できませんでした。
ただ、唯一の救いは大学お笑いサークルの団体戦「NOROSHI」で東北大学お笑いサークルGYUTANのチーム「くろーばー」が予選9日目の1位通過で準決勝に勝ち上がったこと。
ずっと僕の主催ライブに出てくれていた子たちが東北の大学のお笑いサークルとしては快挙を成し遂げてくれました。
証明、できたかな。
願わくは自分で証明したかったな。
まだ、できるだろうか。
やるしかないか。

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