ネイルサロンに行き続け、やはりオタクこそ最強なのだと思いました
■爪が伸びると思いだす
体験レポートを書き始めてから早数ヶ月。
1回きりの体験が多い中で、毎月続けていることが1つだけあります。
ネイルです。
毎回違うネイルサロンを訪れ、それぞれの店舗の違いについて知ることも増えてきたため、ここで一度、ネイルサロンについてまとめます。
■途方もない選択肢
ネイルサロンは全国に何店舗もあります。
「ネイルサロン 東京」で調べたらホットペッパービューティーで3,134件ヒットしました。
新宿だけに絞っても228店舗。
この中から自店舗を選んでもらう…
先日noteでPPC広告について考察した際に、「結局競合に勝っている点が何かが大切だ」という結論になったわけですが、ネイルサロンの場合だとこれは何に該当するのでしょう?
特に、1回来てもらうだけでなく、2回目以降も来てもらう、ファンになってもらう、そのきっかけのために何をすべきか…
答えは1つではないですが、この答えのうちの1つを出したネイルサロンと出会うことができました。
■理由はしょせんこんなもん
毎回違うネイルサロンに行っているのですが、初めて「次もまたここに来よう」と思ったネイルサロン。
その理由が、
「何回来てもオフは無料ですよ」
と言われたこと。
※オフ:新しいネイルをする前に、今のネイルを爪から剥がすこと
多くのネイルサロンが、「初回オフ無料」にしていて、2回目以降はオフ代で1,000円くらいかかります。
これはもちろん、「まずは1回来てもらう」ことを目的としたサービスです。
私を含め、これを見て予約を決める人も多いと思うので、その意味ではネイルサロンの思惑通りです。
しかしこのサービス、もはや当たり前になってしまっている。
デザインがかわいい、金額もお手頃、駅から近い、というネイルサロンはいくらでもあり、正直ネイルサロンに「大ハズレ」って滅多にないと思うんですよね。
(まぁ、私が最初のころに行ったネイルサロンでやってもらったネイルは、2週間後には8割剥がれてしまったりはしていたけれども…あれはたぶん私の扱いが悪かったんだと思います…)
そしてその多くが初回オフ無料を採用しているとなると、
「まずは1回来てもらう」は本当に「まずは1回来てもらう」で終わりになってしまう可能性が高いです。
ここで考えなければいけないのは、「2回目にどうやって来てもらうか」
「どうやってファンになってもらうか」ということ。
■理由を知っているのは「顧客」だけか?
では、2回目以降も来てもらうためには何をすべきか。
ここには顧客のニーズが紐づいてきます。
例えば私みたいに、「オフ代払うのやだなぁ」と思っている人に対しては、2回目以降のオフ代を無料にした方が再訪の可能性は高くなります。
そして、私は自分でネイルのデザイン考えたり持ち込んだりは絶対にしないので、「お店側から提示された複数のデザインの中から1つを選ぶ」という定額プランで予約しているのですが、今回訪問したネイルサロンは過去最高に選べるデザインの量が多かったんです。
え、まさかとは思いますけどこれもこれも選べるんですか??
という感じ。
これは、純粋に「選択の楽しさ」を増やしていることにもなり、
「次はこのデザインにしよう!」って思ってもらえる確率も上がる。
(「次はこれにしよう!」って思っても、次に来た時にはまた別のデザインに惹かれて全然違うデザインのネイルしちゃうんですけどね~という話を、施術を担当してくれたネイリストの方がおっしゃっていて、それはもう本当に沼だなとも思いました)
結局は市場を知ることが大事ということ…?
■やっぱりオタクが一番強い
今まで、エンドユーザーを知ることが大事だ、お客さんから情報を引き出すことが大事だ、という結論で締めていたのですが、今回私が思ったのは、
自分が提供するサービスを、誰よりも自分が好きであることが大事
ということです。
今回であったネイリストの方は、今まで私の爪をおしゃれにしてくれた歴代の担当者の皆さんの中で、おそらく一番ネイルが好きだった。
自分が好きだからこそ極めようと思うし、
自分が好きだからこそ来ている人の思っていることもわかる。
私は今まで、「お客さんとかかわること」で提供するサービスの質を上げようと努力してきました。
しかし直近はどちらかというと、広告を研究する、運用能力を上げたり知識を増やしたりするという方に注力しています。
私にとって人とかかわることは、「その場しのぎ」になりがちです。
これも一つ、私が「エセ」と言われる要因なのでしょう。
今、新ためて広告について考え、勉強する中で、「結局私、PPC広告が好きなんだな…」と思うことが増えてきました。
ネイル大好きな人にネイルしてもらった方がうれしいし満足度も高いのと同じで、広告も、広告が大好きな人にやってもらった方がうれしいはず。
直近で、PPCを研究するグループに2つ入ることが決まったので、「どこよりもPPCを追求する」ことを目標に、研究を続けます。