歳を取るとは、そういうこと
こんにちは、Shimizu_Tです。
今日は、おそらく人生の折返し点を過ぎたであろう自分が、年末年始にこんな事を感じたという話です。
ラジオを聴いていたら、MCの芸人さん(某コントトリオ)が、こんな事を言っていた。
「俺達も、今年で50(歳)だよー」
へぇ~、そうなんだ。テレビで見かけるようになって、もう20年近くになるのかな?
だったら、そんな年齢になってもおかしくないか。
そんな風に思っていたら、メンバーの一人が、こんな事も言っていた。
「最近、酒がめっきり弱くなったんだよね~」
そうか、そのくらいの年齢になると、そう思う人が増えるのか。
実際に、私もその一人である。
10年前と同じ酒量は、飲めなくなった。
さらに、酔いが回るスピードも遅くなって、
飲んでも直ぐには酔わずに、時間が経ってから酔いが回ってくる。
つまり、「まだそんなに酔っていないな」と思って飲み続けると、まず少し前に飲んだ酒がジワジワと効いてきて、飲むのを止めても、後から飲んだ酒のせいで、さらに酔いが回ってくる。
それで、「酒に弱くなったな」と自覚する。
まぁ、少量で酔えるということは、ある意味「コスパが良い」とも言えるのだけれど、若い時ほど無理が効かないとか、体力が落ちたとか、若干の悲しい気持ちにもなる。
しかし、嘆いていても仕方ない。
そこで、何を考えるか?
私の場合、こだわりのある酒を飲もうと考える。
量より質を重視しようという訳である。
例えば、ビール。
大手メーカーの500mlの生ビールより、香りやコクにこだわったクラフトビール300mlを飲むようになる。
別に、大手メーカーの生ビールが美味しくないと言っているわけではなく、特に夏の暑い日に、仕事帰りにクーッと飲む1杯は、それはそれで美味しい。
ただ、クラフトビールは、大手メーカーにはない個性がウリで、香りがふくよかだったり、副原料に珍しい素材を使っていて口に含んだ時に感じる苦味や甘味が独特だったりする。
飲んでみると、未知の扉を開けたような気分になる。
「こんなビールがあったのか」(もちろん、自分の好みに合わない時もあるけど。)
クラフトビールを飲むことで、少量でじっくり味わうことを楽しむようになってきた。
酒を飲むことに限らず、歳を取ることで、そうしたことに気づいて、これまでと違った楽しみ方を見つけることができるのだろうか。
そう考えると、歳を取ることは、衰えを実感することではあるけれど、未知の楽しみをまだまだ見つけられるという意味では、まんざらでもないなと。
酒を飲んでラジオを聴きながら、そんなことを感じた年末年始でした。
ここ迄お読み頂き、ありがとうございます。
いつものように、締めくくりはこの言葉で。
今年も、
「毎日が、心穏やかに過ぎますように」
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