考えること、備えること
両親の老後の計画は決して未熟なモノではなくて、標準的な生活水準を保てるモノだったと思う。
客観的に見ても、親から譲り受けた持ち家で夫婦二人が暮らす為に受ける年金は十分な金額であり、もしもに備える貯金に僅かながら回すことさえ出来ると思われる。
その環境を崩したのは二人同時の入院生活だった。日本の保険制度は高齢者に優しく、介護制度の整備も充実している。求める人に対しては十分なサービスが提供され医療費用も介護費用も1割負担。それでも予定外の出費は家計を削りとることになる。
もちろ