MIXのオンライン授業を閲覧してみた話

Mastering․comという海外のMIX MASTRING エンジニア学校

が無料開放授業をオンラインでたまにやるので見て見ました。
基本的にZoom参加。

4時間X3日の授業で計12時間のウェビナーで、初めてのMIX-ロック編、みたいな授業です。英語なので何を言っているか理解するのを苦戦しました。が、刺激はありました。自作曲をmIXする場合、参考になると思いました。

以下は印象に残ったメモだが、時間にそってじっくり見たり聞かないと身にならない気もするので、また何か今度有ったら見て見ようかな…と思った。

DAY1
・トラック整理。
例では50トラック程度だったが、バストラックはドラム、ベース、ギター、シンセ、ボーカルを用意。キックが一番上。音量の基準になるのがキック、との事。

・まずゲインを揃える
全てのトラックは10db以下の音量にし、トラックの音量とPANだけでバランスをとる。「Gain is the most Powerfull tool」を肝にとの事。コンプEQリミッターなしで調整してみることの大切さを力説していた。

曲の中心はリズム(キックスネア)とボーカル(メロディ)だ

バランスが取れたら、ひとまず完成とする。
そしてリファレンスと比べてみる。3秒ぐらいづつ交互に聞いていた。
そして何が問題かをメモに書き出していた。ギターの300kが澱み。

DAY2
リファレンスと比べる頻度も増えて来る。ここで各トラックにEQが出てくるが、まずはギターのゲインオートメーションを曲の流れに沿って書いていた。コンプ、リミッター、クリッパーの違いを説明していたが、各トラックはEQ、リミッターとトランジェントシェイパー、ディレイで、ゲイン(オートメーション)が多めだった。

DAY3
何故か突然、エンジニアの単価はMIXが$100/H,MASTRINGは$450/Hが相場、と言っていた。かかる時間がMIXの方が多いから、MIXの方が安くなるとの事。

そしてボーカルの、ゲインオートメーションを細かく描く作業、これがほんとに細かい。声の発音一音一音丁寧に書いていた。DE-Essもゲインオートメーション手動でしてた。細かな問題も同時にチェックしていた。(ギターのノイズなど。)そして再び、「Gain is the most Powerfull tool」と言っていた。ここまでにボーカルのコンプはかけていない。ダイナミクスはゲインオートメーションのみ。コメントで散々、WEVESの自動コンプじゃダメなの?と質問されていたが、ニュアンスや感情をくみ取るのは人間、自動では難しい、と言っていた。

最後にボーカルにリミッター、コンプ、WAVEsMV2をかけていた。へー今までの微妙なオートメションが消えないのかな…などと思ったが、感情を汲んだ細かなゲインオートメーションが先、という考えのようだ。

まとめ

トラックの音量とPANだけで取る事で、「Gain is the most Powerfull tool」を実感しようという事、無駄にコンプレッサーをかけて生き生きとしたダイナミクスの流れを消してしまう初心者が陥りがちなワナを避ける事ができるだろうし、そのうえでコンプの効果を確認した方が機能を把握できるだろう、という事のようだ。




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