ライブやイベントのご招待(関係者席)のお話

僕がいわゆる放送業界の世界で働くようになってからもう10年以上が経ちますが、その中でありがたい事にライブやイベントのご招待を頂く事がちょくちょくとあります。

ライブやイベントに良く人ならご存知だと思いますが、ある程度以上の大きさの箱なら通常の入場列とは別に『関係者列』みたいに書かれたスペースがあります。大きなライブやイベントだと通常入場列は行列出来ていますが、それを横目に空いている関係者列に入り受付の前に着いたら

「○○(←ここに入る言葉はその時々により様々)の清水です」

と言うと受付の方が、関係者名簿をチェックして確認取れたら「清水様ですね。どうぞ」と中に案内してくれます。

そして、椅子がある箱の場合は関係者席へ、オールスタンディングの箱だと関係者スペースに案内されます。

そして、終わってお客さん達がはけた後に出演者の方々やスタッフの方々や各所関係者の方々が一堂に集まってご挨拶や雑談が…と言うのがあります。

本当に…ご招待頂くのは本当にありがたいです!感謝しています!!ただ、いまだにどこか招待いただく事に申し訳ない…みたいに思う自分がいます。

「頑張ってチケット取って、安くはないお金払って見に行って」

それに対して

「招待頂いて無料で見て、最後に挨拶までさせてもらって」


こう思うのは、僕自身が元々ライブが好きでプライベートで今も昔も見に行ってるからこそ思う事なんだなと思います。

業界で働いている身として「関係者招待は大事。ライブやイベントの制作者側としたら普段お世話になっている方を招待したいと言う気持ちはあるし、招待される側も生で見る事で新たな発見がある。様々な関係者が集まる事で新たな交流生まれたり仕事が生まれたり」と、関係者招待の大切さは理解しています。

ただそれとは別に、ライブ好きな1個人としての僕の頭の中には「特に…チケットが売り切れてるようなものは、関係者入れるスペースがあるならそこを全てお金払ってでも見たい人を入れればいいんだ。関係者いらない!」

と言う気持ちも…頭の中にあったりします。

これは0でも100でもなく、両方の気持ちが混在しています。

ただ1つ言えるのは、関係者招待してもらって「面倒くさいけど、付き合いだしとりあえず見に行くか〜」と言う感じで会場に来て、ろくにステージ見もせずにステージ外に出てタバコ吸って時間潰して…みたいな人がもしもいるなら、そう言う人には招待されても予めお断りして欲しいなと。

そしてその分空いた席が1人でも多く見たい人の手に行き渡ればいいなと…そう思います。

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