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UPSIDERにテックリード経験者が続々と集まるワケ

あんた誰やねん

こんにちは、UPSIDERでVPoEをしています清水と申します!
僕が所属しているUPSIDERは今年3月に10億円を調達し、事業も今ものすごい勢いで成長しています。

そういった弊社の近況をご存知いただいている方からすると、弊社に対してきらびやかな印象を持たれるかもしれませんが、実際はというと日々泥臭いことの連続です。
僕自身も創業当初、まだオフィスはおろかソースコードが1行もない時にJOINし、CTOの澤田とともに開発チームをリードし、様々なHard Thingsを乗り越えながら現在のプロダクトを創り上げてきました。

カンヅメ

↑ちなみにこれはそんなカオスな時代に、会議室を借りてカンヅメした時の写真。お酒が転がっているように見えるのは目の錯覚です。

僕の経歴を少しお話しますと、UPSIDERにJOINする前はUZABASEやビズリーチ(現VISIONAL)といったユニコーン級のスタートアップで、非常に優秀な方々に囲まれながら仕事をする機会に恵まれてきました。
そうした企業の「当たり前の基準」に触れてきた経験から、社会に大きなインパクトを与えられるような圧倒的な事業を生み出すためには自律的に開発を推進できる優秀なエンジニアで組織を固め、かつ一人ひとりがモチベーション高く、能力を最大限発揮できることが必要だと肌で感じていました。

実際に、UPSIDERの創業メンバーは「この人とまた一緒に働きたい」という信頼できる人だけを各自が誘い合い、10名ほどの体制でプロダクトリリース・PMFまでを駆け抜けてきました。

テックリード経験者が続々とJOIN

今年3月に資金調達を行ったことを機に本格的に採用に力を入れようということで、CEOの宮城と僕が採用にコミットして全力で一緒にやっていく仲間を探しています。

実際採用活動を始めてまだ1ヶ月強ですが、大変に優秀なエンジニアさんとの出会いが立て続けにあり、しかも連続で弊社にJOINすることを決めてくださいました。その多くが前職でテックリードの経験を持つ、非常にシニアな方々です。
採用にはどうしても波があるのでこれ自体は運も絡んでいると思うのですが、それにしても「なんとかしてこの人と一緒に働きたい」と思わせてくれるような、本当に素晴らしい方々です。実際、誰もが知るような有力スタートアップを含め数十社からスカウトを受けた中で弊社を選んでくださったような方もいます。
もともといるメンバーも含め、CTOやテックリードの経験者がこれだけゴロゴロしている会社はなかなかないのではないでしょうか。

なぜそういった「優秀な」方々が弊社に興味を持ってくれたのかを整理することはそのまま採用における強みや魅力を整理することになります。
なので、今後採用活動をさらに加速していくための覚え書きとして、そして他の企業の採用担当の方や今後弊社に興味を持ってくださった方への参考資料としてこのNoteを残したいと思います。

なお、今回はあくまでも「差別化要因」になっているものをピックアップしているため、「スタートアップならまあ割とどこもそんな感じだよね」みたいな部分はあえて省き、3つのポイントに絞ってお伝えしたいと思います。

1. 社会にインパクトを与え、ユーザーの成長に寄り添える事業

UPSIDERはユーザーの財務や事業上の課題をソフトウェアで解決する「金融SaaS」を提供する会社です。
僕自身が感じているこの事業の魅力は、大きく3点です。
・エンジニアにとっても身近な事業であること
・市場が非常に大きく、社会的に大きなインパクトを与えうる事業である
・ユーザーの成長に寄り添うことができる&そのための行動を取ることが是とされる

まず1点目については、僕らは現在成長企業に向けた法人カードの提供を主力事業にしていますが、決済額の大きな部分をAWSやGCPなどのクラウドベンダーやGitHubやSlackなどのSaaS系事業者への支払いが占めています。
僕らエンジニアが日本にいながらにしてこうした世界中のサービスを利用できているのは、法人カードのような安定した決済インフラが裏側にあるからであり、そう考えると実は僕らのようなエンジニアにとっても非常に身近な存在です。

2点目として、我々は「法人間決済を呼吸感覚にシンプルにしていくこと」を目指しており、そこには途方も無い規模の市場が広がっています。現在のカード事業はその第一歩目です。
もちろんそれを成せるかどうかは僕ら次第なのですが、企業活動そのものを変革しうる可能性がある、壮大な絵図を一緒に描いていけるような事業だと思っています。

そして3点目ですが、僕らの事業はユーザーさんの成長がそのまま自社の成長に直結するようなビジネスモデルになっています。
だからこそ、ユーザーさんと本当の意味でWin-Winの関係を築き上げられるし、ユーザーさんの喜びの声も多く聞くことができ、それが僕自身も大きなやりがいになっています。

2. 権限をガンガン各エンジニアに放り投げる組織体制

UPSIDERはEngineer-Drivenなチームを構築していまして、「どうすればユーザーにより価値を届けられるのか」をエンジニアが自ら考え、可逆な意思決定は各自で行い、良いと思ったものはとりあえず作ってしまうことを推奨している組織です。
たとえば、いつの間にかWebシステムのデザインがNeumorphismをベースに作り直されていたり、頼んでもいないのにDBアクセスを行うRepositoryのUnitテストの仕組みが実装されていたりします。

控えめに言って最高です。

「裁量があるよ」とうたっている会社はたくさんありますが、UPSIDERくらい自分でドンドン意思決定をしていける会社は数少ないのではと思っています。

なぜこれが可能なのかというと、課題を自ら見つけて勝手に解いていく「自律駆動型」のメンバーが揃っているからだと自負しています。
大変幸せなことに、弊社のエンジニアメンバーは全員が僕よりも能力・才能に溢れた人たちだと本気で思っています。彼らを見ていると「あー、自分はなんてへっぽこなんだ」と絶望させられてばかりです。
そんな才能あふれる人たちの中で僕はというと、「この部分、どうやったらあの人に丸投げできるかなー」ということばかり考えており、日々雑にお願い事をして自分はツイッタランドに旅に出たり、色んな人とのカジュアル面談でキャッキャウフフしたりしてます。
人非人ですね。

一応自己フォローしておくと、このように各自の主体性に任せ、権限をどんどん放り投げる組織体制にしているのには明確に理由があります。
冒頭でも触れた「優秀な人達にエキサイティングな仕事の場を提供するため」です。
僕にとってエキサイティングな仕事とは、一日が終わって布団に入った時に「あ、そういえばあれどうやって進めようかな」「これ作ったらめっちゃユーザーさん喜んでくれるんじゃないか?」みたいなことを自然と考えてしまうような、そんなイメージです。(四六時中仕事のことを考えよ、みたいな精神論の話ではありません。念の為)

どんな職種でもそうですが、特にエンジニアは仕事へのモチベーションがパフォーマンスに顕著に直結する人たちの集団だと思っています。
だからこそ、彼らにとってエキサイティングな場を用意してあげることはより良いプロダクトを創り上げること、引いては会社の継続的な成長のための絶対条件です。
そして、我々は権限移譲こそがそのための唯一の道だと信じています。
誰かからの押し付けではなく、自分で考えて、物事を決めて、前に進めていく。
それによって得られた成果を実感することこそが仕事の醍醐味だと思っていますし、優秀な人であればあるほどそのように感じるのではないかというのが僕らの考えです。

過去のツイートを引用します。

なんか小難しいこと言いましたが、単純に「みんな楽しく働いていたほうが絶対ハッピーだしチームの雰囲気もいいに決まってるしそういうところで働きたいよね」という僕自身の願望も入ってたりします。

それと、僕らは創業当初からフルリモート・フルフレックスで開発を行っているのですが、この方式できちんとワークしているのも、自律駆動型の人材が揃っているからこそです。
いつ、どこで、どのくらいの時間働いていたかではなく、最終的にどういう成果が上がっているかにフォーカスを当てる。ある意味ではシビアですが、そんな中でガンガン成果を積み上げていけるメンバーと一緒にやれていることが誇らしいです。

3. 副業から始めてみることを推奨している

些細なことと思われるかもしれませんが、これ、実は候補者の方から選んでいただく中で非常に大きな要因になっていると考えています。
重要なポイントは「副業から始めることもできる」ではなく「副業から始めてみることを推奨している」という点です。
事実、現在弊社で中核メンバーとして働いているエンジニアは2021年5月現在、CTOの澤田や僕を含めて全員副業からのスタートです。
なぜこの方式を推奨しているかというと、それは僕自身の経験に由来しています。

僕はUPSIDERに入社する前にもエンジニア採用をやっていたため、当時を含めて相当な数の方にお会いしてきました。
そうした結果辿り着いたのは、「結局本当にその人がその企業で活躍できるのかどうかは、一緒に働いてみないとわかんないな」という身も蓋もない結論でした。

人というのはデリケートなもので、能力自体は同じでも、その組織で求められる役割・与えられた権限・同僚や上司との相性 etc,etc...によって出せる成果は簡単に変わります。(これは良い方向にも悪い方向にも、です)
人を一人採用するのには工数的にもお金的にも大きなコストがかかるのでこのミスマッチは大きな問題ですが、候補者の方にとっても一生で何度もない転職の機会、活躍できない会社に入ってしまうのは大きなリスクであり損失です。
転職後のミスマッチは、双方が不幸になる、非常に由々しき問題です。

それを防ぐために弊社が何をしているか。もうお分かりでしょうが、「とりあえず副業から一緒に働いてみませんか」と提案させてもらっています。「案ずるより産むが易し」です。

現在はカジュアル面談もしくは一次面接はすべて僕(+場合によっては一緒に働くことになるチームのメンバー)が会わせてもらっているのですが、「この人活躍してくれそう!」と思った人についてはもうカジュアル面談の場で副業でのスタートを提案してしまうこともあります。(あくまで事前情報から一定の能力が担保できている例外ケースで、通常は面接でもう少しお話聞けるまではグッと我慢してます)

この方式、僕らにとっては実際のスキルや一緒に働くメンバーとの相性も含めたカルチャーフィットを現場で確認することができる上、現在転職を考えていない潜在層にアプローチできる可能性もあります。

一方で、候補者さんにとっても大きなメリットがあります。
一つは副業スタートの場合は選考フローを一部省略しているため選考がスピーディに進むこと、もう一つは「その会社が本当に自分の人生の一部を投じる価値がある会社なのか」を実際に転職する前に判断できることです。
候補者の方が「なるべくいい人だと思ってもらいたい」と考えるのと同じ様に、企業側も「なるべくいい会社だと思ってもらいたい」と考えています。それ自体は悪いことではないのですが、不誠実なことに採用の場で実態とかけ離れた美辞麗句を並べていることだってありえます。
面接の場で採用担当者が言っていることが真実なのか確かめられる場所があるというのは大きな安心材料になるのではないでしょうか。

ただし、どうしてもこの方式が難しい方もいらっしゃいます。すでに転職の日取りをある程度決めていて副業での見極めをしている日程的猶予がない場合や、現職が忙しすぎて副業ができる状況にない場合など。
そういった方にも対応できるよう現在は正社員採用のフローも用意していて、その場合はできる限りミスマッチを事前に潰すため、きちんとした選考を行う形になります。
が、前述のとおりやはり限界があるので、弊社では副業でのスタートをオススメさせてもらっています。

まとめ

優秀なエンジニアの方々が弊社へのJOINを決めてくださっている要因として、3つのポイントを挙げさせてもらいました。

・社会にインパクトを与え、ユーザーの成長に寄り添える事業
・自律的に意思決定を行っていける組織体制
・副業からスタートできる

弊社はまだまだ若い会社で、制度面含めて未成熟な部分が山程あります。
逆にいえば、事業・そして会社そのものを創っていくことができる非常に面白いフェーズにあるとも言えます。
そうしたカオスな環境を楽しめる、フロンティア精神を持った方々を今後も探していきたいと思っていますので、興味のある方はぜひカジュアルにお声がけください!

関連Link

採用ポジションやTechスタックについては下記採用ページをご覧ください。

CEOの宮城が10XのYamottyさんの運営するポッドキャスト、ゼロトピックにゲスト出演させていただいた回。


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