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【日本標準産業分類】

財またはサービスの生産と供給において類似した経済活動を統合した産業を分類したもの。実際上は、同種の経済活動を営む事業所の総合体と定義される。営利事業と非営利事業がともに含まれるが、家計における主に自家消費のための財またはサービスの生産と供給は産業には含まれない。

原則として、企業単位ではなく、事業所単位であること、事業所をどの産業に当てはめるかを格付けと言い慣わすなど、通常の経済・金融とも用法・用語が異なっていたりと独特の発展を遂げているが、日本標準産業分類(JSIC)、国際標準産業分類(ISIC)、北米産業分類システム(NAICS)とのズレを少なくするように設計したりと、マニアな世界でも国際標準化・国際比較を意識して分類が定義されている。

大規模な改定があると、統計の連続性の観点から苦情が殺到したり、調査表の設計や調査先の負担が増すなど難航するが、産業の栄枯盛衰を感じ取れる趣深さもある。

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