見出し画像

41.ふと見せる素顔

七五三掛龍也は表情管理が得意なアイドルである。ステージ上では「アイドル 七五三掛龍也」として完璧な振る舞いをする。中村海人風に言えば「かわいこぶる」と呼べるものかもしれない。アイドルのかわいさをアピールしつつ、かっこよくしなやかにパフォーマンスする。そのかわいさとかっこよさのギャップが七五三掛龍也の醍醐味でもある。
中村海人が自分を偽らない等身大のアイドル(※本人談)だとしたら、七五三掛龍也は真逆の存在となる。私にはそう見えている。(正直に言えば等身大のアイドルの方が異質であり少数派に思われる。)アイドルは人間だけれど、アイドルという立場にいる人間は「アイドル」という特別な生き物なのである。アイドルは甘いコーティングを施し綺麗にラッピングされたピカピカでキラキラの眩しい存在、偶像だ。ファンはアイドルから与えられた嘘を大変おいしくいただくのである。私も毎日その甘い嘘に支えられている1人だ。

いつだってアイドルらしさを意識する七五三掛龍也が、ふと見せる素顔もある。隙のある彼を見かける度にときめいてしまう。
主に、メンバーといるときの七五三掛龍也はとてもゆるい。人前に立ちカメラを意識して画面の向こうに話しかけているときとは当然ながら違う表情だ。メンバーと一緒にいて他愛のない話をしたりする場面では、柔らかい表情だったり厳しい表情だったり実に多様。緊張感が消えてユニークな発言も増える。メンバーの言動に対しての気持ちが表情に出るとき、今の顔は七五三掛龍也の本音かもしれないな〜と感じることがある。そういう七五三掛龍也を見て、この人好きだな〜!と胸がギュッと掴まれるのである。
また、モニターチェックをしているときの表情は誰だって素の状態になると思っている。真剣に画面を見つめているときのアイドルは隙だらけである。自分の映り方を集中して見つめている顔は、それはもうかっこいい。好き。


6月、七五三掛龍也は誕生日に初めてのソロインスタライブを開催した。
1時間近くファンと向き合ってくれた大変贅沢な時間だった。このインスタライブ、個人的にすごい時間だったなと思う。七五三掛龍也って人格がいくつあるんだろう?という気持ちにもなったし、アイドルのスイッチがオンになったときの言動はあざとくて強い。後半の、松倉海斗が捌けてからの本領発揮みたいな畳み掛けてくるアイドルムーヴ。これは本人は無意識のうちに、アイドルとしての振る舞いやフレーズがさらさらと出てくるんだと感じた。それはきっとアイドル七五三掛龍也としての本心と、28歳になった七五三掛龍也という人間の本心がリンクしている部分でもあるのかなと思う。だからこそ台本を読んでいるかのように、濁りのない言葉が自然と出てきたのかもしれない。仲間やファンに感謝している気持ちはきっと1ミリも嘘じゃない、とも思わせてくれる。便宜的な言葉ではない、と信じさせてくれる。それが七五三掛龍也の魅力でもある。ガチガチのアイドルを続けてくれているのに、たまに素顔も見せてくれる。数年前はかっこつけまくっていたのに…かわいこぶっていたのに…最近は自信を持ってアイドルというお仕事を、七五三掛龍也らしく楽しんでくれている気がする。そんな彼を見てずっと応援したくなるし、ファンとして龍也のことを想う毎日が楽しい。


以下、近況を含めた日記のようなもの。

七五三掛龍也の好きなところ60個、予定では誕生日の6月23日までのカウントダウンとして毎日更新し続けようと自分で決めたものだった。しかし更新中の5月辺りから喘息によって体調を崩してしまい、毎日noteが書けないくらい弱ってしまったせいで残念なことに更新が途絶えてしまった。毎日続けるのは難しいことだと痛感した。七五三掛龍也はボイトレを毎日しているというのに、私の貧弱さめ…と自分自身を卑下してしまいかけた。そんなとき、毎日続けるためにはまず健康な身体を作り出さねばならない、というめちゃくちゃ根本的なことに気付いた。そもそもアイドルを続けられる人間は、まず身体が丈夫である。ハードスケジュールをこなしても笑顔で舞台に立つ精神力まで持ち合わせている。健全な肉体に健全な魂が宿るということだ。その教えを信じて、アイドルを追うために自分も元気を取り戻さねばならないと思った。数ヶ月間自分の体調と向き合い、健康について本気を出して取り組んでみた。栄養バランスを重視した献立や日頃の運動量、他人との付き合い方、自分の時間の作り方、家族への感謝の伝え方、今の自分の年齢に合うものと合わないものを考えて変えていった。そのおかげなのか今年の冬は大きい不調に悩むことがなく、今のところ元気に過ごせている。毎年6月と11月が鬼門なのだが、今年の11月は平穏に暮らすことができた。今年の11月は暖かかったからいつもと条件が違ったのかもしれない。師走も用心せねば。
龍也を応援しているおかげで、自分を大切にすることの重要さに何度も気付かされる。自己肯定感がこんなにも体調と人生の方向を左右するのか、という衝撃を味わっている。低気圧には勝てないが、心の健康が身体を守ってくれることもあるのだ。つらい日や苦しい日は避けられないが、長生きが面白いことを知った。
時間を作ってnoteを更新したいと思うまで体調が回復できたことが嬉しい。何よりも龍也への感謝の気持ちを込めて、龍也の魅力を言語化したいから毎日じゃなくてもコツコツ書きたいなと思った。ただの自己満足の極み。
七五三掛龍也を応援することで、私は着実に寿命を延ばしている。間違いなく健康を手に入れた。時代は健康。健康であれば何でもできる。
このまま健康を維持して、ツアーに毎年参加できるファンでありたい。それは私にとってもアイドルにとっても嬉しい状況であると思うから。1月4日のコンサートまで守り抜くぞ、健康。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?