10.好きなしめちゃんの振付

アイドルの振付をアイドルが考えたら最強じゃない?てゆーか無敵?(CV:能登麻美子)
実際しめちゃんが作った振付はどれもかっこよくてダイナミックでセクシーさもあって最強である。見ていてわくわくドキドキする振付を編み出してくれる。
アイドルは振付師さんが作ってくださった振付を覚えてステージで踊ってファンに披露する流れが通常。しかしトラジャに至っては、全員が振付を作ることができる。アイドルの仕事に振付業務が加わってしまうなんて…忙しすぎる。しかしファンとしてはありがたい。アイドルが頭で考えて体を使って表現する「かっこいい」の具現化を受け取れるなんて幸せだ。トラジャはアイドルの中でも群を抜いてダンススキルが非常に高い上、振付までできてしまう。これはTV番組のダンス企画や渡米してダンス大会へ出場した経験の賜物で、他のグループにはないトラジャの大きな魅力だ。
現在の7人メンバーになってから、振付を作る側のメンバーは元々3人だった。ちゃかしずしめが振付を考えてコンサートや少クラで披露していた。
まさかアイドルが振付を作れるなんて全然知らなかった私は、正直疑った。ファンになりたての頃にインスタを遡っていたら見つけた投稿。

これは何の曲…?めちゃくちゃかっこいいんだけど何の曲!?トラジャのオリ曲を検索しても見つからない。見たことのない振付だった。
コメント欄を覗くと「Entertainment」という曲でしめちゃんが振付したということを知った。え?しめちゃんが作った?ほ〜サビのところだけかな〜?なんて思っていたら丸々1曲作ったということも後に知る。何度も言うがあのかわいいしめちゃんが、こんなかっこいいものを?という戸惑いが初期は多発していた。しめちゃん=かわいいという概念を華麗に覆してくるご本人。しめちゃんでコーティングされた七五三掛龍也の中身は掘れば掘るほどかっこいいが詰まっている。そのギャップが病みつきになりずぶずぶに嵌まっていった。
のえさんがTV番組で七五三掛龍也のことを「話してみたらちゃんとしてる人だった」と話していて、深く肯いた。かわいくて天然なだけじゃない、プロ意識やダンスへの情熱や努力や感謝もきちんと持ち合わせている素敵な人。しめちゃんのことを一言で表すならかわいいで間違いないけれど、かっこいいもかわいいに匹敵するくらい持っている。

EntertainmentはHey!Say!JUMPの曲で、どうやら「ENTER 1234567」というトラジャの単独コンサートでカバーした曲らしい。エンターコンは円盤化されておらず私は未視聴。セトリを漁るとめちゃくちゃ良い。いやいやいや選曲良すぎる。なぜ円盤化してないの!?超見たかった…。
少クラで披露された方のEntertainmentを見た。やっっっっっっっばめっっっっっっっっちゃ良い。そもそもこの曲自体が好き。生で聞いて見たくなる曲。
サビの一部は香水ダンスと呼ばれているそうで、手首を顔へ近付ける振付がある。そう、そこがセクシーで良いのだよ。振付考えた人天才。七五三掛龍也は天才。
私は少クラ版しか見たことがないのだが、Aメロ終わりの「Don't stop」を歌う龍也さん、その後の舌打ち?の箇所で右手の甲をこちらへ向けてこめかみに合わせて離すところ、恍惚な表情から一瞬微笑むところ、全部が最高なんだよ。エンターテイナーなのよしめちゃんは。人を惹きつけて楽しませる才能に溢れている。ファンから見れば七五三掛龍也はアイドルが天職だと思う。

「かっこいい」と感じても「好き」に繋がるとは限らない。七五三掛龍也のことは好きだけれど、彼の作るものも好きと思えるのか?Entertainmentのカバーを見たときにその疑問は解消された。嬉しかった。彼の感性を信頼できる。彼がかっこいいと思うものを私もかっこいいと思える。アイドルと価値観が重なる部分があると気付けた喜び。振付の中の「しめっぽい(by中村海人)」部分にときめく。その個性の強さこそ七五三掛龍也の醍醐味。個性を生かして、アイドルの可能性を拡げていく七五三掛龍也さんが眩しい。

Entertainmentは私が最初に出会ったしめちゃんの振付なので特別に好き。引きで全編見たことなくてダンスの全容を知らないけれど、テレビで見ても十分にかっこよさが伝わってきた。トラジャをかっこよく見せることができる自信がある、と雑誌で話してくれていたしめちゃん。本当にその通り。
アイドルをしながら振付を作る気力と体力があることもすごい。留学中には+81チャンネルのchoreographerを務め、WODの大会でも振付を作り、AGTのステージで披露する曲の振付も作り、どう考えても忙しすぎる。AGTの振付に関してはほぼ徹夜で考えた日もあったという。それもそうだ、語学学校へ行きながら、アイドルとしての仕事をしながら、さらに振付を考えるとなると時間が足りないはずだ。プライベートな時間を削って振付を作っていることが多いだろう。仕事とはいえ、七五三掛龍也だからこそなせる技、のように感じる。無茶なスケジュールで追い込まれても、やっつけ仕事にならずクオリティの高いものを作ってしまう七五三掛龍也さん、シンプルにすごくて尊敬する。しかもビジュアルのキープにも余念がない。彼は怠るということを知らないのかもしれない。
忙しい毎日を送りながら振付を作ることを、七五三掛龍也は楽しめているだろうか。苦しいときもあるだろうし肉体的にしんどい日というのもきっとあったと思う。色々乗り越えたことで、さらに自信を持って振付を作り続けてくれたらファンとして嬉しい。どうか無理をせず、しめちゃんのペースで楽しみながら健やかに活動していって欲しい。本気で休みの日は休んでいてほしい。近頃はカモミールティーがしめちゃんの心と体を癒しているようなので、ちょっと安心している。
七五三掛龍也が刺激を受けたことを振付に昇華してくれる。彼の世界は今どうなっているのか、振付から読み取れる面白さ。その世界を知ることで楽しさ、嬉しさ、そして幸せで満たされる。素晴らしい体験をさせてもらっている。しめちゃんありがとう。直近でデビューコンサートでの choreographer:Shime の曲を見つけてその世界に飲み込まれたい。楽しみだ。




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