チャリ

雨降りの日も多いけど、今は結構涼しくて気持ちが良い。こんな季節は自転車に乗ってふらふらとどこか遠くの街へ行きたい。大阪市内に住んでいると、大抵どこへ行くにもチャリ移動が主となる。私も毎日のように乗っていて、ライヴでもデートでもまずは自転車に跨がるところから始まる。なまくら人間唯一の運動といっても良いだろう。

私の自転車は、もう何台目になるだろうか。子供の頃から数えると10は超えていると思う。昔はマウンテンバイク的な変速付きのやつに乗ったりもしたが、ここ数年はママチャリばかりだ。買い物に行くため、籠付きでないといけない。それにママチャリならば荷台があるので、誰かを後ろに乗せることも出来る。

大阪は泥棒が多いから鍵無しで路駐しているとすぐに盗まれる。ちょっとコンビニ寄って目を離した隙に持っていかれる。鍵をかけても壊されるし、タイヤは針でパンクさせられる。どうしてそんなことをするのだろう。今まで何度も盗まれた。盗難届を出しても見つかることは無く、その度に自転車を買い替える破目になる。

後は、自転車撤去である。天下りのおっさん作業員たちが不定期で放置自転車を探索しているから、運悪く見つかると持っていかれてしまう。そうなると辺鄙な保管場所まで取りに行かねばならぬ。おまけに保管場所使用料として2000円ほど請求される。邪悪なヒルのような仕事だと思う。

今乗っている自転車は「よもぎ号」といって新品のよもぎ色のやつ、いつも安価の中古を買っていたのだが、ちょっとたまにはと思い、13000円くらい出して去年に買った。盗まれないように、ぶたのシールを貼っている。もうだいぶ汚れてきているが、乗り心地は良い。大切にしたい。

何もいりません。舞台に来てください。