昔に自分で書いた文章を読み返して、それで自分は、とりあえず隠居、と思った。近頃の薄暗い街を歩くと虚しくなるばかりで、もう、嫌んなるナァ、おれは寿司を食いたいだけなのに…、という感じであった。

「…」

色々な人が色々なことを言った。これはナルシズムかもしれぬが、自分は、自分が昔書いた言葉に、最もハッとしたのである。そして、来たるべき明るい未来と、死を、想った。

何故かワクワクしてきた自分は、いくつかの新しいインドア・アイデアを実行することにした。何かをやる意味も考えたが、見出せず、やがて迷路へ、やはり自分には、生きている意味すら無かった(これは決して暗い言葉では無い。はは、何の意味もねー、と笑えたほどである)。もしも自分が死んだら、あの子は、悲しい、と言った。それが全てである。これからも、自分や自分の周りの人を、大切にしようと思った。

何もいりません。舞台に来てください。