いつも女のことばかり考えている。敢えて、女、と呼ぼう。おそらく自分は、この世に女が存在していなければ、とっくに自害しているだろう。けれども、女が何を考えて生きているのか、自分は未だにちっとも分からない。この33年間で培った浅はかな知識と薄っぺらい経験の結果、理解不能、という結論が出た。何故泣いているのか、何故笑っているのか、何故怒っているのか、分からない。女は何故かその理由をはっきりとは言わぬ。しかし確固たるものを心には持っているようで、何か考えていることだけは分かる。その考えを、決してこちらには教えてくれない。妙に寂しそうにしたり、したたかに微笑んだりしている。また、女は見掛けによらぬ。愚鈍な女に見えて実は狡猾であったり、聡明な女に見えて実は天然だったりする。女の弱さが、愛おしい。けれども女は、時に強靭で、また凶悪である。可愛い女ほど、自分が可愛いことに気付いていない。嘘を愛する女よりも、嘘を許さぬ女の方が多い気がする。そのくせ、女は化粧で素顔を誤魔化している。よく笑う女が好き。よく寝る女が好き。よく食べる女が好き。愛嬌など無くて良いから、面白い女が一番好き。つまらない女といても、つまらない。乳は小さい方が良い。

何もいりません。舞台に来てください。