第15回筆談ラジオ

あなたの指と永遠の約束、こんばんは、ヤング嶋仲です。この番組は話し書くラジオ、パソコンで一度書いた文字は消さず直さず、そのまんまでお送りします。8月になりました。なってしまいました。毎夜暑くて、ただでさえ寝苦しいのに、私の家では昨夜エアコンが動かなくなり、蒸し風呂部屋と成り果てて、全身ヘドロの骨抜きゾンビです。あなたの体調はいかがですか?ちゃんと晩御飯、食べていますか?まったくしょうがない蟻んこのきみたちに、私から言葉の栄養補給だ。ぐっと飲んでぱttpお笑えよ。ぱっと。一度しか書かないから、よく聞くんだぞ。「レッツゴー」。そうだ、おれたちは、行くしかないんだ。他に道はない。ただ、いけばいい。行け。たとえ光が見えずとも、ただ行こう。

それでは一曲お聴きください。ベンチャーズで「パラダイス・ア・ゴーゴー」です。

心地よいギターサウンドです。ベンチャーズは昔のインステュr、インストゥルメンタルバンドです。音楽に身体を委ねて、我々も楽園へゴーしましょう。

さて、今月はたくさんお便りが届きました。テーマは「あなたの好きな歌詞」。さっそくご紹介します。
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勘弁小太郎さん、こんばんは。
いつも楽しみに拝聴読しています。

番組特製ボールペン欲しさにお便りいたします。
募集のあった「好きな歌詞」、パッと思いついたのは石原裕次郎の『くちなしの花』だったんですが……単にこれはオリジナルなぞなぞ「一言も喋ることができない花ってな~んだ?」を目にしたからでした。

本当に好きな歌詞もいっぱいあるなか、パッと思いついたのは戸川純の『諦念プシガンガ』です。
タイトルの時点で最高じゃ、あーりませんか。
全編大好きなんですけど、最も好きなのが「我 一塊の肉塊なり」の部分です。
ええ歳ながらもさすがに後追いでしたが、うら若き私も非常に納得したものでした。
あなたも肉塊、わたしも肉塊。

…やっぱ全編大好きなので、スクショを添付しておきます。
スクショとは、スクリーンショットの略です。
磔の刑に処してもらえるとうれしいです。
磔磔とは、京都の老舗ライヴハウスの名前です。

RPN:4949

諦念プシガンガ

4949さん、ありがとうございました。さらりとなぞなぞの答えを書いてくれています。正解です。今、「諦念プシガンガ」を聴きながら書いています。タイトルから、凄いです。戸川純さんの歌詞はどれも独特で、非常に情念の強い、呪いのような、いや祈りのような、言葉たちですね。一度は生でライヴが見たい人のうちの一人です。スクショがなんの略かくらい、私も知っています。ダウロ(ダウンロードの略)して、貼り付けました。京都のたくたく、磔磔は、とっても格好良いライヴハウスです。わたしも実は一度出演して歌を歌ったことがあります。もう15年も前のことです。二階の楽屋がとっても渋くて興奮しました。仕方ないからボールペン差し上げます。

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おはようございます。
なぞなぞが苦手な筆談ラジオの選曲ファンです。瞬くファンにもなりました。ボールペン欲しさに早朝勢いで書いてみます。

灼熱地獄でほにょほにょですか。でも暑い夏も毎年1回っきりです。いつまで元気かわかりません。暴飲暴食、牛乳飲んで熱中症対策、遊びまくるのがいいと思います!

よく転び よく起き よく滑り
よく働き よく食べ  よく寝る
心配事は置いてこい
ここから先は “また明日考えようか!”

高校生の頃、日曜昼のラジオを録音したり、アルバムの発売年月日を暗証番号(9128)にするほどウルフルズが好きだったのに、恥ずかしくて友だちや家族に言えず、夏祭りに出かけるふりをして、ひとりで宇都宮文化会館のライブに行ったのを久しぶりに思い出しました。暗証番号は今も使ってます。
最近はスマホでなんでも、ながら聴きなので、たまにはレコードやCDをかけて聴いてみます。余計暑苦しくなりそうです。
思い出の話になっちゃいました。

ペンネーム
あそぼう

あそぼうさん、ありがとうございます。ウルフルズ!この歌はNHKの「やんちゃくれ」の主題歌ですね。私、小学校のとき、この歌を聞いてから家を出ていたのを思い出します。はじめがドラムと歌で始まるんです。今聴いています。やっぱりめちゃ良いです。ウルフルズの活動休止前のヤッサ!を万博に見に行きました。最近のウルフルズも格好良いですよね。「ロッキン50肩ブギウギックリ腰」とかね。私も好きですよ。でもあなた、暗証番号は書かないほうが良いです。牛乳飲んで夏を乗り切りましょう。ボールペンあげます。

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嶋仲さん、初めましてこんばんは

今まではこっそり読んで楽しませてもらっていましたが今回初めてメールを送らせていただきます。

筆談ラジオは月に一回の楽しみになっていて、特に曲紹介の部分が大好きです。紹介される曲は知らない曲が多いのですが、なぜか泣きそうになるような心にぐっとくる曲が多くいつも最後までしっかり聴いてしまいます。

今回のテーマは好きな歌詞ということですが、私が好きなのはスピッツの「僕はジェット」という曲にある“ボロボロになる前に死にたい”という歌詞です。初めてこの曲を聴いた時「わかる〜〜」と思いました。なんとなくダラダラ長生きするぐらいなら一層のこと元気な間にスパッと消えてしまいたい。そういう思いがこんなにもストレートに表現されていてすごい歌詞だなと思います。軽快なイントロからいきなりこんな歌詞が出てくるというのも好きなポイントです。スピッツの歌には他にも好きな歌詞がたくさんあって草野さんは天才だなと思います。

ペンネーム:もち・もち子

もち・もち子さん、ありがとうございます。素晴らしい名前です。女友達からは「もっちー」と呼ばれ、地元のヤンキーっぽい男友達からは「もちこぉー」って呼ばれるでしょう。この番組を楽しみにしてくれて、うれしいです。スピッツ、そんなに詳しくないんですが、結構歌詞がヘンテコなイメージがあります。曲調はポップなのに、暗かったりエロかったり、しますよね。私もそんな漫才がしたいです。ポップな感じで、どきっとする言葉を言いたい。この歌は知らなくて、今聴いています。初期の歌なんですね。確かに、ボロボロになる前に気持ちよく死にたいものです。ボールペン、気長に待っていてください。

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嶋仲さん、こんにちは。

「好きな歌詞」
私の好きな歌詞の歌は、空きっ腹に酒の「生きるについて」です。ロマンチストの生きる難しさ、苦しみが吐露されているような歌詞で大好きな曲です。
「心開く伝え受け取る ロマンの何が悪いんだ 月が綺麗で それが全てでいい」が特に好きなのですが、歌い出しの歌詞から語感まで全て好きです。イヤホンをして大きめの音で聴くと、楽器それぞれの音が際立って更にかっこ良いです。

8月は東京でのライヴも多く忙しい日々が続くようですので、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください!

ペンネーム エルムンド

エルムンドさん、ありがとうございます。やはり皆それぞれに好きな歌詞があるんですね。エルムンドさんの好きなこの歌も、私は知りませんでした。空きっ腹に酒、というバンドでしょうか。調べてみます。今、聴いています。ギターのカッティングが気持ちよくって格好良いですね。ちなみに音楽はイヤホンやヘッドホンで聴くのが一番です。良いイヤホンなら、より鮮明に聴こえます。私も素人ながらに曲を作ってミックスなどするじゃないですか。パソコンで、ヘッドホンしながら作るんですね。それで、よし良い感じ、と思って、後でそれをスピ^カーで聴くと、全然違うんです。なんというか、しょぼいんです。で、スマホで聴くと、これまた全然違うんです。すかすかなんです。スマホには高音や低音を自動的に抑える機能があるんですね。Youtubeも同じで、ラウドネス制御や音質自動調整というのが入るため、元の音源とは変わってくるんです。そのあたり、プロのエンジニアは分かっていますから、特に現代の音楽とうのは、スマホで聴いて心地良いレベルの音質、というのを初めから想定して作られてるんですね。まあとにかく、音楽を最大限に楽しみたいのならば、イヤホンで、それも出来るだけ大きな音量で聴く、というのが一番の方法です。話がだいぶずれました。歌詞ですね。ロマンの何が悪いんだ。嘘はつきたくない。私もいつもそう思っています。なんせ、ロマンチストですから。新しいロマンをずっと探し求めているんだぜ。

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嶋仲さんこんばんは

今月の「好きな歌詞」は、サニーデイサービス「今日を生きよう」という曲の「何にも知らないフリして今日を生きよう」という歌詞です。仕方ないやなんとか乗りきろうとも思えるし、それが出来れば苦労しないのにと卑屈になったりもする、ふとした時に頭をよぎる歌詞です。曽我部さんのやわらかくてあたたかい歌詞が好きです。

PS.
先日地元の公園で「出張喫茶🐢」と書かれたキッチンカーの中をのぞくと、頬杖をついた嶋仲さんがニコニコと会釈をしてくださり、ワタシも挨拶しようとするのですが、言葉が全く出てこなくて顔中汗でびしょ濡れになるという夢を見ました。遠くまで出張ありがとうございました。次回はちゃんと挨拶させていただきますので、ぜひまたいらしてくださいませ。

ペンネーム VG

VGさん、ありがとうございます。そうですか、あなたの夢にお邪魔しましたか。いつかやりたいですね、出張喫茶。うむ、良いアイデアだ。採用くんを差し上げます。VGさんの地元に出張したら、そのときは珈琲でも飲んでください。サニーデイサービスは何曲かしか知りません。この歌も知りませんでしたが、今、聴いています。とても良い歌ですね。好きな歌にちょっと救われた気持ちになる。それはとても素晴らしいことだし、作った人からしたら感動ものです。私も、もし、あなたの漫才でちょっと救われました、なんて言われたら感極まります。

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私が好きな歌詞は岡村靖幸さんのチャームポイントです。ルールを守らない自由な歌詞なところが好きです。

逃げらんないのかい裸の写真や変態オーナーの事務所が 違うってもっと僕らの取り柄は Hey! girl! そんなことじゃなく 女々しく惨めな夜に歌うこの歌さ

熟年ヌードのムードが僕には Hey! girl! 消化不良すぎる 毛だってもっと隠せよ今でも初恋憶えてるなら 激しく健気な頃の夏を取り戻せ

まだ受験の試験中でテレクラ嬢になってるベルのコールが授業終了のチャイムとデュエット

だけど電気館の向こうで定期ドロボウに会った日 僕がバス賃代渡したら「ありがとう」って受け取ったよ

しょっぱくビリ辛泣かす旅に出るよ 巡り巡り今夜さ今は気付けない君の見所 だからチャームポイント全部調査したい

ペンネーム ハムスケ

ハムスケさん、ありがとうございます。ハムスケは無人島で出会った奴と同じ名前です。あのときのハムスケかな。だとしたら、虫取り網で何度もどついて、ごめんね。ハムスケの好きな歌詞は岡村靖幸か。今聴いてるけど、なんだこの歌。めっちゃ良いな。ハムスケのチャームポイントはなんだい?私には好きな人がいるのですが、その人の可愛いところ、全部網羅したいと、私も思う。ボールペン欲しかったら無人島の住所を教えてね、ハムスケ。

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私は、スピッツの「夢追い虫」(作詞、作曲:草野正宗)の歌詞が好きです。
とても好きな曲なので、どこを切り取ったら良いのか迷ってしまいますが、特に「美人じゃない 魔法もない バカな君が好きさ 途中から 変わっても すべて許してやろう」というところの、「途中から 変わっても すべて許してやろう」という歌詞に込められた愛の表現に心奪われます。受け入れること、受け止められること。

なぞなぞのこたえ クチナシ

ペンネーム おべんとう

おべんとうさん、ありがとうございます。なぞなぞは正解です。ここでスピッツがまた来ました。もっちーもスピッツは好きみたいですよ。夢追い虫、この歌は知っています。今ライヴバージョンを聴いています。草野マサムネは凄いですね。歌上手すぎるし、あの人、全然老けないですよね。で、この歌の歌詞、めちゃくちゃ良いですね。私もあなたもちっぽけな虫ですわ。まあ、少しずつ進みましょう。

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こんばんは。七月も終わりですね。
まだまだ暑いけど楽しいこともたくさん待ってるから八月も楽しみです!

さて今月のお題ですが次の通りです。

「好きな歌詞」

RCサクセション 「君が僕を知ってる」

コーヒーを僕に入れておくれよ
二人のこの部屋の中で
僕らはここに居る灯りを暗くして
君が僕を知ってる

のところがとても好きです。
コーヒーを入れるときにはつい口ずさんでしまいます。

わたしは歌詞に中に「君 僕」が出てくるのが好きです。
この歌も「君 僕」がたくさん出てきて
そして二人はずっと一緒なのが伝わってきて
そこがとても好きなのです。

バンド喫茶の「珈琲を飲みましょう」も好きです。
でもこの歌の二人はもう一緒じゃないから
ちょっと切ない歌なので、好きだけど悲しいなと思っちゃいます。
ただ、歌詞の中にある
「僕はウインナーコーヒー 君はアイスオーレ」 ごっこを
たまに喫茶店でしちゃいます。
機会があれば「僕はプリンアラモード 君はストロベリーサンデー」ごっこもしたいのですが、なかなか二つのメニューが揃う喫茶店が現れないので
できたら報告しますね。

ペンネーム イ・ペコ

最後はペコちゃんからのお便りです。ありがとうございます。RCサクセションは私も大好きです。「君が僕を知ってる」はベスト3に入るくらい好き。とどのつまり、知ってる、分かってくれる、ということが愛なのです。この部分はぐっと来ますね。私、エレファントカシマシも好きで、有名な「悲しみの果て」の途中、「部屋を飾ろう、コーヒーを飲もう、花を飾ってくれよ、いつもの部屋に」という部分、絶対RCのこの歌に影響受けてるやろ、と思っています。で、ついでみたいな感じで私のバンド喫茶の歌のことも褒めてくれています。まあ、ほとんど清志郎のパクリみたいなノリなので、どうしても似てきます。ただ、この歌は悲しい歌ではないんですよ。今は色々あって会えないけれど、また会おうね、そのときは一緒に珈琲飲みましょう、という歌です。ぼくらはもう戻れない、という歌詞があるんですが、それは、はなればなれになってしまった、という意味ではなくて、ぼくらはもうこの先もずっと一緒の運命だよ、という意味の、戻れない、なのです。あくまで前向きなのです。自分で書いた歌詞は、自分で書いたものなので、やっぱり好きなのだと思います。もっとたくさん褒めてください。

これは「新緑の歌亀」というイベントで、私と、とある女性とで歌った秘密のデュエット音源です。勝手に載せたけど、良いかな。良いやろ。だって、めっちゃ素敵やもん。

はい、というわけで、今回はたくさん、ありがとうございました。だいぶ筆談っぽくなってきました。皆さんの好きな歌をBGMに書くの、とても楽しかったです。筆談ラジオではお便りを募集しています。採用された方には番組特製ボールペンをプレゼント。勿論、まだ作っていませんが。宛先はfoolsyoung@gmail.comまで。件名に「筆談ラジオ」、ペンネームも添えて。返信はしません。次回のテーマは「今まで行った一番遠い場所」。まあ気軽に送ってください。

そんじゃもう一曲聴くかい。早川義夫で「天使の遺言」です。目をつむって、どうぞ。

最後にオリジナルなぞなぞをひとつ。
「顔の中で、10秒に一回は出会う織姫と彦星、なーんだ?」

疲れた!おわり!ほなまた。

何もいりません。舞台に来てください。